こんにちは!GOOPASSコーポレート部の小菅です。
今回は、ロジスティクスチームのマネージャーを務める網代さんにインタビューしました。
普段は別部署ですが、広報の仕事などで連携する機会があります。網代さんは、生成AIなどの新しいツールも積極的に取り入れながら、自ら改善を形にしていく人。相談にもフラットに乗ってくれますし、撮影をお願いしたときには、写真の技術だけでなく、現場全体のスムーズな進行も印象的でした。
そんな網代さんは、Amazonで物流オペレーションやカイゼンを学び、エリアマネージャーも経験した方です。
ではなぜ、完成された仕組みを持つ大企業を離れ、GOOPASSを選んだのでしょうか。
これまでのキャリアや転職の理由、現在の仕事について聞いていくと見えてきたのは、「良い仕事は、良い仕組みから」という仕事への向き合い方でした。
考古学から映像、YouTubeへ。「好きなこと」から始まったキャリア
-これまでのキャリアについて教えてください。
大学では主に縄文考古学のゼミに所属し、多摩ニュータウン付近の粘土採掘坑跡を調査して、土器などの製造に使われる粘土の流通経路を研究していました。
一方で、学生時代からテレビCM制作のアルバイトもしていました。もともと映像や広告が好きだったんです。
卒業後は学芸員や歴史の先生という道もありましたが、やっぱり映像をやりたいと思って、広告映像制作会社に入社しました。
化粧品ブランドなどのテレビCM制作に携わっていました。とはいえ、当時はまだ駆け出しだったので、撮影現場で「出演者の方、入られます!」と大声で呼びかけたり、撮影が終わったら花束を渡したり(笑)。そんなところからキャリアが始まりました。
-そこからUUUMへ転職したんですね。
映像の仕事自体は好きだったんですが、当時の働き方もあって、「これはずっと続けるのは難しいかもしれない」と思うようになりました。
ちょうどその頃、YouTuberが世の中に出始めた時期だったんです。「好きなことで、生きていく」というテレビCMが流れていて、「YouTuberって楽しそうだな」と。
調べてみたら、YouTuberをマネジメントしているUUUMという会社がある。ちょうど募集もしていたので、「飛び込んでみよう」と応募しました。
最初は、YouTuberの動画案件を獲ってくる営業チームに配属になりました。その後、社長室に異動して、社長直轄のプロジェクトを担当するようになりました。
印象に残っているのは、大手出版社と一緒に、子供向けのYouTubeチャンネルの運営に携わったことですね。チャンネル運営や動画制作だけでなく、自分も出演して、子ども向けの企画をやったりしていました(笑)。
動画からグッズ、そして物流へ。経験を重ねる中で見つけた「自分の専門」
-UUUMでは、映像以外の仕事にも携わったんですね。
イベント制作やグッズ制作、販売、在庫管理など、本当にいろいろ経験しました。
その中で、一番自分に合っていると感じたのが、グッズ制作や販売、在庫管理といった商品に関わる仕事だったんです。最終的にはそこが一番長いキャリアになりました。
ECや在庫管理の仕事が面白くて、「これを自分の専門として伸ばしていきたい」と思うようになりました。
そんな中でコロナ禍になり、イベントが次々となくなってしまって。イベントで販売するグッズを扱っていたので、仕事にも大きく影響しました。
社内で別の部署へ移る選択肢もありましたが、僕は商品販売やEC、在庫管理の仕事を続けたかった。それなら、この分野をもっと専門的に経験できる環境へ行こうと転職を決めました。
そこで見つけたのがAmazonでした。
-Amazonでは、どんな経験をされたのでしょうか?
物流オペレーションの現場に入り、入荷工程や出荷工程を管理するエリアマネージャーまで経験しています。
Amazonには、大規模な物流を安定して動かすための仕組みが本当にたくさんあります。現場を数字で把握し、問題が起きたら原因を探して改善する。そうした仕事を経験する中で、物流や在庫管理を自分の専門にしていきたいという思いが、よりはっきりしてきました。
「この仕組みに乗り続けるのか」。Amazonで学んだからこそ芽生えた次の挑戦
-Amazonでキャリアを積む中で、なぜ次の環境へ移ろうと思ったのでしょうか?
Amazonでは、世界規模の物流を支えるカイゼンの考え方や、オペレーションの管理方法、システムなど、本当に多くのことを学びました。
一方で、大きな会社なので、すでに巨大な仕組みが出来上がっているんですよね。業務の標準化もしっかりされています。
もちろん、それがAmazonの強さでもあると思います。ただ、自分としては、ある程度完成された仕組みの上で業務をしているように感じる部分もあって。
せっかく身につけたノウハウを、今度は自分で仕組みをつくるところから試してみたいと思うようになったんです。
自分が学んできたことは、Amazonという環境だからできるものなのか。それとも、別の環境でも実践して、成果につなげられるのか。
それを確かめてみたかった。
だから次は、比較的小規模・中規模の会社で、自分の知識や経験をもっと直接生かせる環境に行きたいと思っていました。
-その中でGOOPASSを選んだ理由を教えてください。
物流や在庫管理の経験を生かせることに加えて、僕自身、もともと映像からキャリアを始めていますし、カメラも好きなんです。
「物流の経験」と「カメラへの興味」の両方を生かせる仕事はないかな、と探していたときにGOOPASSを知りました。
自分の経験を生かしながら、カメラに囲まれて仕事ができる。自分にはかなり合っているんじゃないかなと思って、入社を決めました。
「良い仕事は、良い仕組みから」。カイゼンを一人の仕事で終わらせない
-現在はどんな仕事を担当していますか?
ロジスティクスチームのマネージャーとして、ロジスティクスオペレーション全体を管理しています。
ロジスティクスの使命は、お客様と約束した時間、場所に、しっかり商品を届けることです。
そのために品質や生産性などのKPIを数値で確認して、基準内でオペレーションできているかを見る。問題があれば原因を探して改善し、社員やアルバイトのメンバーと一緒に現場を良くしていきます。
-「身につけたノウハウを1から試したい」という転職時の思いは、GOOPASSで実現できていますか?
まさに今、それをやっていると思います。
入社してから特に力を入れてきたのが、カイゼンが継続的に行われる仕組みづくりです。
GOOPASSでも、もともと現場の改善は行われていました。ただ、誰かが気づいたときに改善するという形で、少し散発的だったんですね。
僕一人が改善することもできます。でも、それでは僕一人が考えた改善しか生まれない。
それよりも、社員やアルバイトを含めて、みんなが自然に改善できる仕組みをつくったほうが、チームとして大きな力になると思いました。
そこで改善報告書をつくったり、勉強会を開いたり、良い取り組みを表彰したりして、一人ひとりが改善策を出し、実行できる仕組みをつくっていきました。
僕は、「良い仕事は、良い仕組みから」だと思っています。
-最初はどんなところから始めたのでしょう?
最初に自分で手をつけたのは、備品倉庫の整理整頓です。
当時はダンボールが積み重なっていて、何がどこにあるのか分かりにくい状態でした。
そこで棚やコンテナを用意して備品を分類し、何が入っているのか、何個になったら発注するのかまで表示しました。
まず自分で「こういうふうに改善するんだ」という実例を見せて、改善報告書のフォーマットもつくる。そのうえで勉強会を開いて、チームに広げていきました。
誰か一人が頑張るのではなく、改善が継続的に生まれる状態をつくりたかったんです。
「ここ、変えていいですか?」。メンバー自身から改善が生まれるチームへ
-仕組みをつくったことで、チームにはどんな変化がありましたか?
今では、メンバーのほうから改善案を相談してくれるようになりました。
「ちょっと時間いいですか。ここを直したいんですけど、どう思いますか?」みたいに。
毎週のように提案してくれるメンバーもいますし、新しく入った人からも意見が出てきます。
「気になったことは言っていい」「自分たちで変えていい」という感覚が、少しずつ根づいてきたのかなと思います。
例えば、外部修理に出していたカメラのメンテナンスを内製化するために、メンバー自身が手順をつくってくれたこともありました。
ほかにも、検品時に撮影した写真をAIで判定して、同梱品の不足を知らせる仕組みをつくったメンバーもいます。
僕が全部改善するのではなく、仕組みがあることで、それぞれの得意なことが改善につながるようになってきました。
-網代さん自身も、AIをかなり活用していますよね。
そうですね。例えば、改善の効果を見える化するダッシュボードや、オペレーションの進捗をリアルタイムで確認できる管理アプリなどをつくっています。
AIエージェントやGoogle Apps Scriptなども活用しながら、現場で使いやすい仕組みを考えています。
ただ、仕組みって、つくるだけでは意味がないと思っていて。
複雑すぎると誰も使わなくなってしまうので、できるだけシンプルにすること。それから、改善案を出してくれたら、きちんとフィードバックすることも大切にしています。
「出したけど、どうなったか分からない」という状態にはしたくないんです。
それぞれのメンバーには、いいところがたくさんあります。
仕組みを整えることで、みんなが持っている良さを生かして、どんどんアイデアを出せるようにする。それが自分の役割なのかなと思っています。
カメラの知識より、「もっと良くしたい」と思える人と働きたい
-これから、どんな方と一緒に働きたいですか?
カメラの知識や撮影技術が最初からあることよりも、自分たちの働く環境を良くしたいと思える人と一緒に働きたいですね。
「ここはもっと良くできるんじゃないか」と気づいて、自分から提案できる人。
それは働く側だけではなく、お客様にとっても同じだと思っています。
GOOPASSで機材を借りた方に、「借りてよかった」「気持ちよく使えた」と思ってもらえる。そのために、自分たちの仕事をどう良くできるかを考えることに喜びを感じられる人だと、すごく合うんじゃないかなと思います。
今のロジスティクスチームも、社員だけではなくアルバイトのメンバーからどんどん改善案が出ています。
役職や立場に関係なく、「もっと良くしたい」と思ったことを形にしていける。そういうチームを、一緒につくっていける方と働きたいですね。
最近、人生が彩られた瞬間
仕事でもカメラに囲まれている網代さんですが、休日にもカメラは欠かせないそうです。
現在愛用しているのは、SONY α7 V。休日はカメラを持って出かけ、カフェで小説を読む時間を楽しんでいます。
好きな作家は、村上春樹さん、川上未映子さん、村田沙耶香さん、遠藤周作さん。なかでも村上春樹さんの作品は、専用の本棚を設けるほど集めているそうです。
また、ブライダルや家族写真などの撮影にも携わり、フォトグラファーとしても活動しています。
学生時代に映像の世界へ入り、その後はECや物流へと専門領域を広げてきた網代さん。
仕事の領域は変わっても、カメラへの興味はずっと変わらない。そんな網代さんの日常にも、「好きなこと」を大切にする姿がありました。
インタビューを終えて。「自分でやってみる」から、周りが動き出す
今回あらためて話を聞いて印象に残ったのは、網代さんが「カイゼン」を特別なこととして捉えていないことでした。
気になることがあれば、まず自分で試してみる。うまくいけば仕組みにして、周りにも広げていく。
備品倉庫の整理整頓から始まった取り組みは、改善報告の仕組みづくりやAIを活用した業務効率化へと広がり、今ではメンバー自身からアイデアが生まれるチームづくりにつながっています。
私自身、普段の広報業務で網代さんと連携する中でも、物事をスムーズに進める姿が印象に残っています。
今回のインタビューを通して、網代さんがGOOPASSに持ち込んだのは、Amazonで学んだノウハウだけではなく、「もっと良くできる」と考える習慣そのものなのかもしれないと感じました。
完成された仕組みの中で学んだからこそ、次は自分でつくってみたい。
そんな思いでGOOPASSを選んだ網代さんが、今度はチームのみんなと一緒に、GOOPASSらしいカイゼンをつくっています。
網代さんのこれまでのキャリア
大学では考古学を専攻する一方、テレビCM制作のアルバイトを経験。卒業後は映像制作会社に入社し、広告映像制作に携わる。その後UUUMへ転職し、動画制作や企業YouTubeチャンネルの運営を経験。イベントやグッズ制作、EC、在庫管理へと担当領域を広げる中で、物流を自身の専門領域として意識するようになる。Amazonでは物流オペレーションやカイゼンを学び、エリアマネージャーを経験。2025年7月にGOOPASSへ入社し、現在はロジスティクスチームのマネージャーとして、オペレーション管理やカイゼンの仕組みづくりに取り組んでいる。