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開発マネージャーのこれまでと今「会社に足りていないことを見つけて実装していく、そうしたら組織のための"なんでも屋"になれた」

こんにちは!grooves With編集部です。


グルーヴスでは、全国の人材紹介会社と求人企業を結ぶプラットフォームの「Crowd Agent(クラウドエージェント)」、エンジニアに特化した、スキルアップ・キャリアアップ支援プラットフォームの「Forkwell(フォークウェル)」を通じて、“はたらくヒトと、未来を拓く。” をビジョンに、WorkTech の領域で事業を展開しています。


今回は、その2つのプロダクト開発や社内IT統括など、グルーヴスのシステム関連を熟知している開発マネージャー・吉永 聰志に、入社のきっかけや心がけているスタンスについて話を聞きました。


吉永 聰志(Satoshi Yoshinaga)

東京大学卒、東京大学大学院修了。エンジニアとしてキャリアをスタートし、アイリッジの創業期に参画しマザーズ上場経験を経て、2019月2月にグルーヴスに入社。エンジニアリングマネージャー、Forkwell 開発チームのスクラムマスター、社内情報システム / 情報セキュリティ委員会に関わる仕事に従事。好きなものは銭湯・サウナ。ホーム銭湯は武蔵小山 清水湯。



業務内容は何でも屋です

ーー現在行っている業務について教えてください。

エンジニアメンバーのマネジメントを中心に、全社の情報システムやセキュリティも統括しています。
グルーヴスの開発組織は、Crowd Agent、Forkwell、クラウド推進室3つに分かれており、その各チームのマネージャーを担っています。また、社内IT統括として、Google ワークスペースの整備などを人事と協力して進めています。他にも情報セキュリティ事務局も担当しており、全社的な啓蒙や脆弱性診断などのセキュリティ対策も行っています。

一言で言えば「何でも屋」みたいなポジションです。
オープンポジションで入社を決めたため、当初は具体的なミッションがない状態でした。そのため、今会社に足りていないことを見つけ実装していくことを最初の役割に定めました。開発者がプロダクト開発に専念できるよう役割や組織を設計したり、社内のIT窓口を自身が担ったりと進めた結果、今の形に落ち着いています。

これまでのキャリアはパズルから始まった

ーー「何でも屋」と表現されたように、色々な業務をやってらっしゃるんですね。では、グルーヴス に入社するまでの、これまでの経歴を教えてください。

大学院を卒業するタイミングで最初の仕事を探していたのですが、たまたま学食の食堂で数学のパズルを見つけまして。それを解いて応募するとパソコンがもらえるよ、という新卒向けの募集要項があったんですね。

そこで興味を持って会社説明を受けて、Windows のアプリケーションを開発するソフトウェア会社に組み込みエンジニアとして入社しました。

ーーパズルを解いて応募するとパソコンがもらえる、そんなエントリー募集があったんですね(笑)

その時はパソコンやインターネットの世界が好きぐらいの感覚でしたが、プログラマーやエンジニアという職業も、自分のキャリアの方向性には含まれていたので、まあいいかなと。


とはいえ僕はプログラミングの経験があったわけではなかったので、研修や自己学習を積み重ねながら徐々にスキルを身に付けていきました。

4年弱が経った頃、少し前にその会社を退職した後輩から「東京の小さいスタートアップの会社で働いてます。吉永さんもどうですか」というお誘いをいただきました。

会社の方針や働き方に違和感を感じる部分も少しありましたし、何より誘ってくれた後輩とはすごく仲が良かったので、スタートアップの立ち上げに関われる機会もなかなか無いだろうと27、8歳の時に決断し、Web系のエンジニアになりました。

ーーその会社ではまた違う分野のエンジニアになったんですね。

はい。Web の知識も全然持ってなくて「Webフレームワークって何ですか」くらいの状態で入ったので、必死に色々と勉強して実際の業務で技術を使いながら身に付けていきました。

最初はバリバリコードを書くエンジニアだったんですが、ありがたいことに会社も順調に成長してきて、エンジニア組織全体を見る、いわゆるエンジニアリングマネージャーとしての仕事の割合が増えてきました。

その時に、良いエンジニアを採用するとか、メンバーをいかに成長させるかということをすごくやりがいに感じました。プログラミングって基本的に書いた通りに動くんですが、開発組織やエンジニアの育成は自分の想定を超えるような成長をしてくれることがあって、自分にとってすごく面白いなと思えたんですよね。

そこでシステムをマネジメントする以上に、人や組織をマネジメントすることに興味を持ちました。



グルーヴスに惚れ込んでダイレクトアタック

ーー冒頭で具体的な役割が決まっていない中での入社だったと伺いましたが、どういった経緯で グルーヴスに入社が決まったんですか?

前職で力を入れてエンジニアの採用活動をしていたんですが、その中でも1番採用体験が良かったのが グルーヴスの自社サービスであるForkwell だったんです。Forkwell が主催していた勉強会に登壇したこともあって、Forkwell グループのゼネラルマネージャーの赤川さんのことも知っていました。

ちょうどその時、会社も大きな転換期を迎えていて。もちろん会社に残り続ける選択も全然ありました。

しかし、エンジニアの採用に関わるということは新しいキャリアとして魅力的だなと思いましたし、Forkwell を提供する立場になれば、私のように、エンジニア組織をうまくマネジメントして会社の成長に貢献する人たちにも価値提供できる、と考えたら面白そうだなと思えてきて。

その思いが抑えきれなくなり、赤川さんにダイレクトアタックしたって感じです(笑)。

ーーそのタイミングで新しいキャリアの方向へ舵を切ったんですね。

はい。Facebook で赤川さんに直接つながり申請をして、私に合うポジションありそうですか、というところから始まりました。

結果、2社目に入って9年くらい経った頃にグルーヴスに転職しました。


「ほったらかしにしない」というスタンス

ーー1社目もスタートアップもあまり知識の無い状態から始めたとのお話がありました。そのご経験を踏まえて、仕事をする中でのアドバイスをいただけますか。

何かよくわからない状態をほったらかしにしない、理由を突き詰めていく、ということにこだわることです。

エンジニアの身に付けるべき技術的スキルというのは本当に広いし深いので、わからないことがよく出てきます。
そういうわからないものに対して別にへっちゃらですというスタンスだと、知識やスキルは狭くて浅いものに留まってしまいます。そうなると市場価値も上がらず、自分のキャリアの選択ができる範囲が狭くなってしまって人生面白くないですよね。

一方で、わからないことをわかるようにしていくことをストレスなくできると、できる範囲が当然広くなりますし、選択肢も増えていくと思います。

ーーわからない時って何をしたらいいかすら、よくわからないことがあるんですよね。

現状に対して課題感を持った時に、取りうるアプローチが複数あるという状態を、スキルを獲得することで作れると思っています。

選択に幅ができるというのは自分の人生を豊かにする上でとても大事なことなので、「できることを増やしていく。そのために、わからないことがあったらほったらかしにしない。」というスタンスが大事かなと最近よく思いますね。

ーー何かわからないことがあっても、自分で調べたり人に聞いたりいろんなアプローチをとって解消していくスタンスが大事なんですね 。

どういったアプローチを取るかというのは疑問点の内容次第かなと思います。わかる人を見つけるとか、自分の興味がある範囲であればより深堀りしてわかる範囲を増やしていくというアプローチも当然ありだと思います。

自分の知っていることと知らないこと、できることとできないことを正しく客観的に把握しておくことが大事だと思います。

生まれた瞬間は何も知らないのが当たり前なので、知らないことは決して悪いことではないですよね。私も年齢を重ねていますが、知らないことはたくさんあるものなんです。それを受け入れた上で、自分のキャリアを築くときに必要なスキルや興味が出てきた分野っていうのは、貪欲に吸収していく姿勢がいいんじゃないかなと思います。


ーーなるほど、ありがとうございます。
話は変わりますが、ビジネスサイドと開発サイド、お互いのコミュニケーションの取り方でもっと改善できるのではと感じる部分があったら教えていただきたいです。

グルーヴスはリモートで働くメンバーが多く、特に開発組織はフルリモートのため、現状のコミュニケーション方法は相当限られています。基本的には皆さん Slack に顔を出していますが、業務上関わりがある人であれば話すこともある一方、そうでない人はほぼ接点がない状況です。

もちろんリモートで話をしたときの雑談が大事だという話もあるんですが、僕が大事にしたいなと考えているのは、業務上のコミュニケーションです。

専門性を持ったプロフェッショナルとしてこの会社に在籍して価値を出すのが本分だと思っています。そのためには、事前に業務内容やステークホルダーの設計を行いその中で適切な業務上のコミュニケーションをとるべき人を考えています。こういうことを一個一個丁寧にやっていくことが必要ですし、それができた上で雑談とかも設計できると尚いいのかなって思います。


知られざるプライベートの話

ーーありがとうございます。続いて、せっかくですので仕事以外のプライベートについても聞けたらいいなって思っているんですが、吉永さんは普段休みの日って何をされているんですか?

基本インドアな生活ですね(笑)家でできることをしています。

一番多いのは自分の子供と接する時間ですね。子供を公園に連れて行ったり、一緒におもちゃで遊んだり、平仮名や数字の勉強をしたり、なるべく子供との接点を作って家族との時間を大切にするというのが一番大きいです。

子供はちょうど4歳になったくらいなんですが、子供ってめちゃくちゃ成長するんですよ。歩けなかった子が立ち上がって歩くようになり走り出し、今では自転車にチャレンジしています。

ーー4歳で自転車ですか!早いですね。

子供の成長スピードやべえなって思いますね(笑)どんどん追いつき追い越されていっちゃうのはちょっと寂しいので、親としても何か変化し続ける存在でありたいなと思います。そういう意味で刺激を受けることもできて非常にいいですね。

あとは、サッカー観戦が趣味なので土日は基本的に DAZN で観たりとかしてます。それと自分は銭湯とサウナが好きなので、銭湯に行って体と心を休めることは意識的にやっていますね。

自分の仕事の役割はマネージャーなんですが、その役割を全うする上で自分が心おだやかでいることはすごく大事なんです。例えば私がイライラしてあまりまともではない状態でメンバーと接しても、良いコミュニケーションって絶対できないなと思うんですよね。まあそういう実体験があるんですけど(笑)そういう意味で自分をコントロールする手段として銭湯とかサウナを活用しているんですよ。

ーー心をリセットできるというか、すごく落ち着きますよね。もし今度ご一緒できる機会があればぜひ行きたいです。

そうですね、会社の近くに清水湯というところもあるので、ぜひ行きましょう。取締役の大畑さんもきっと乗り気で来るので(笑)

ーーぜひお願いします!
それではインタビューはこれで以上となります。ありがとうございました!

記事作成:22卒内定者インターン 満田 健彰、下岡 優希


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