代表の原田が品川女子学院で高校生に講演を行いました | 株式会社グラフ
こんにちは。グラフインターンの栗田です。 先日、グラフ代表の原田が、「IT業界の潮流と起業の思い」をテーマに、品川女子学院での講演会に登壇する機会があり、私もグラフについての理解を深めるために同...
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会社の「価値観」を選んで表現できるというWANTEDLYさんの新しい機能、皆さんはお使いになっていますか?
グラフではこの機能をきっかけにある実験をしてみました。今週はそれについてお話できたらと思います。
そもそも会社の価値観を社員一人ひとりが即答できるものでしょうか。本来であれば、代表だけでなく、役員、マネージャー、一般社員にいたるまで、きちんと理解されているということが理想だと思います。
もちろん、バリューやクレドを明文化している企業さんでは、企業としての考え方に関する浸透度も高いことでしょう。
ところが、今回リリースされた機能では、フリーワード登録ではなく、予めWANTEDLYさんが用意してくれた項目から選択するというもの。明文化されている企業さんでも、完全一致する項目がなければ、判断に迷う場面もあるのではないでしょうか。
ましてや、ようやくメンバ―数が二桁となるグラフでは、まだ共通した価値観はあってないようなものです。
そこで、これをきっかけにメンバーが会社に対してどのような印象を抱いているのか、グラフの価値観とは何なのか考える機会とすることにしました。
今回WANTEDLYの価値観を埋めるためにやったことは以下の二つ。
①現状把握:メンバーへ「価値観」に関するアンケートの実施
②代表方針の確認:代表へのヒアリング
まず行ったのは、「価値観」にある項目をgoogleフォームのアンケートにして、全社員に向けて発信。
一つひとつの項目に対して、グラフに当てはまるかどうかの5段階評価を行ってもらいます。最後に、グラフの価値観を6つ選ぶとしたらどれをあげるか、という項目も設けました。
これによって、メンバーが現在のグラフに対して、どのような印象を持っているのか確認作業を行います。
それと同時に欠かせないのが、代表の意思を確認すること。
代表の原田は組織に対する想いも強く、会社の価値観つまり組織として在り方は代表の方針をヒアリングしたうえで、明らかにしていくことが必要不可欠です。こちらはシンプルに、項目の中から「グラフが大切にしていくべきこと」を6つ選択してもらいました。
▼原田の起業に対する想いは下記のブログにも書かれています!
アンケート実施は、WANTEDLYのコンテンツを埋めることだけが目的ではありません。
お陰様でグラフでは、昨年末からメンバー数が二倍に増えました。それに伴い、クライアントに新しいメンバーを紹介することも多くなったのですが、その際によくいただくコメントが「ああ、グラフさんっぽい方ですね」というもの。
メンバーはそれぞれ多様なバックグラウンドを持っているので、こうした社外からの感想は印象的でした。もちろん採用面談はグラフの社員と代表が担当しているので、ある程度価値観に共通点があった人が集まるのは当然と言えば当然のことですが。
とにかくその曖昧な「グラフっぽさ」とは一体何なのか、その謎を紐解くために、「価値観」機能を活用しようと考えたわけです。
また、会社のバリューはその多くがトップダウンで出されるものです。グラフではまだ人数が少ない利点を生かして、個々人が自分事として認識してもらうきっかけとしても利用したいと考えました。
アンケートの結果、メンバーが選んだ「当てはまる」項目の平均数値が高かったものTOP5をランクにしました。それが下記の表です。
色がついている項目が、代表の原田が選んだもの。6項目のうち4つが5位以内にランクインしていました。
今回は、【チームワーク】・【ワークスタイル】・【成長】・【意思決定】・【エンジニアリング】という5つのジャンル内に各項目が設置されているわけですが、グラフではまだ入社間もないメンバーが多いにも関わらず、【チームワーク】・【成長】のジャンルからランクインした項目が多かったことは印象的でした。プロジェクトごとにチームワークが必要とされるグラフだからこそ、入社数カ月以内のメンバーでも社内の雰囲気を感じ取りやすかったのではないかと思われます。
このランキングから読み取れる現在のグラフを簡単に言ってみると、社員間でオープンにコミュニケーションが行われるフラットな組織で、若手でも成長しやすい環境がある、といったところでしょうか。
実際、メンバーから集まったコメントには、
・「組織としてまだ小さく、全員で協力して会社を成長させていくイメージ」
・「スタートアップ特有の責任範囲の広さと、先端の事業領域にいることから、成長や技術レベルの向上を感じられる。 また、メンバーとのフラットな関係から、コミュニケーションも忌憚なく行える。」
・ 「一般的な企業では経験できない実務経験が積める」
・「実際に優秀なメンバーが多いと思う。」
など、メンバーに関することや自身の成長に関する言及が多くみられました。
また、代表の原田が選んだ項目は、下記の通り。
「【意思決定】チーム最優先」と「【成長】個人>会社」はTOP5(上記の表)に入っていなかったものの、TOP10にはランクインしており、代表とメンバー間でおおよその方向性は一致しているように見えます。(項目が多くなってしまうので画像は割愛)
そこには、2018年度のキックオフでも原田が話していた通り、意思決定は最終的にチームで行いつつも、和合するだけでなく、会社での経験を生かし個人としても成長してほしいという想いがあるのではないでしょうか。
さて、無事項目を選び終えたとはいえ、これで終わりではありません。選んだ項目は、まだ一般的な概念でしかありません。これをグラフという組織にどう落とし込んでいくか、言葉を使ってどうオリジナリティを出していくかが、今後の重要な作業となります。
また、今回の結果は社内で共有していくことも大切です。そのため、この記事は社外にグラフという組織をより知っていただくためのものでもありますが、社内広報的な意味合いも持たせています。せっかく「グラフらしさ」を明文化しても、根付かなくては意味がないですからね。
今回たまたまWANTEDLYさんの新機能がリリースされたことで、組織の価値観をテキスト化する良い機会となりました。これで完成ではありませんが、一つの指針となったことは確かです。スタートアップなどまだバリューが明文化されていない企業こそ、利用してみる価値のある機能だと思いました。
……と、なんだかWANTEDLYさんの回し者のようなまとめになってしまいましたが、今後もグラフのバリューについてはどこかでお伝えできればと思います。
▼データサイエンティスト
▼プロジェクトマネージャー