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設立1年のスタートアップはコロナで何が変わったのか(社員アンケート結果あり)

どうも、最近シーツの干し方を覚えた広報の林です。

早いもので今年も折り返し地点を過ぎようとしていますが、今年はなんといってもコロナウイルスの流行で社会が大混乱しましたよね。生活はもちろん、コロナを機に働き方がガラリと変化した企業も多いのではないでしょうか。

私たちも例に漏れず、政府による緊急事態宣言が発令される前からリモートワークやオンライン面接など三密対策に力を入れてきました。そこで今回は、リモートワークを実施して感じたことや今後の働き方についてお話したいと思います。

コロナ流行により変化したこと

まずはコロナで何が変わったかについて、働き方や社外とのやり取りにおける変化をまとめてみました。

勤務体制

週5日フル出勤 → 全社員在宅勤務(6/1~は週1出勤)

採用関係

・求めるスキル/人物像 → 変わらず

・採用フロー → 変わらず

・面接の方法 → 対面からオンラインに切り替え

問い合わせ対応

電話+メールフォーム → メールフォームに一本化(6/12~電話対応再開)

社内制度

・交通費実費支給(定期代は支給せずやむを得ず出勤した場合のみ)

・在宅勤務手当を新設(光熱費として1日あたり100円支給)

と、ざっくりこんな感じです。

時差出勤や出勤日数を減らすなど段階的な対策も考えましたが、定時が10時~17時と元々時差出勤と変わらない体制だったので、様々な状況を考慮して一気に在宅勤務へと切り替えました。

社員に聞いたリモートワークの感想(代表以外の従業員6名に匿名アンケート)

リモートワークを実施してみた感想

とてもやりやすかった…2名

やりやすかった…4名

やりにくかった…0名

とてもやりにくかった…0名

その理由を教えてください。

・家だとノーメイクかつメガネで仕事できるので(集中できるかはともかくとして)化粧品代とコンタクト代が浮くのでお財布に優しい。

・外食しないので自炊になるから食費が浮く。洗濯物も減ったし光熱費を考慮しても在宅は家計に優しいと思う。

・1週間単位で見た場合は疲労を調整しやすい。でもずっとリモートワークだとそれも大変だなと感じてます。週1、2くらいリモートワークが個人的にはベスト!

・移動がない分、身体の疲労が少ないため。

テレワークを実施してみて、自身の生産性が上がったと思いますか?

上がった…2名

変わらない…2名

下がった…2名

上がったと答えた理由

・普段は残業できないが、ギリギリまで時間を使える。

・仕事に費やせる時間を増やせるから。同時間で比較するならオフィスの方が効率はいいと思います。

変わらないと答えた理由

・どうしても出社しないと出来ないことがあるため。

・その日にやっている業務にもよるが、対面の方が聞きやすいことがあるから。

下がったと答えた理由

・集中が切れやすい。

・椅子が長時間対応ではないのでお尻が痛くなる。誰にも見られていないという安心感から気を抜くとついついぼーっとしてしまう時間が増える。コロナ前が100%だとしたら70%くらいの作業効率になったと感じる。

チーム内でのコミュニケーション量はどうなりましたか?

とても増えた…0名

増えた…0名

変わらない…1名

減った…4名

とても減った…1名

元々オフィスで雑談しながら作業することが多かったので、普段と比較するとコミュニケーションの機会はかなり減りました。バーチャルオフィスRemoを導入しましたが、必要な時だけコンタクトを取りそれ以外はもくもくと作業、という感じなので「これどう思う?」といった気軽な会話がなくなり、チームでの一体感は以前より少なくなったように感じます。

コミュニケーションの取り方で工夫したことがあれば教えてください。

・バーチャルオフィス(Remo)で常にオンライン状態にして話しかけやすい状態を作っておく

・相手の状況が見えないので音声会議難しそうならチャットで声掛けメモを残すなど

バーチャルオフィスRemoを導入しましたが、導入しただけで満足してしまっており、顔が見えない相手への気遣いの部分ではあまり工夫が感じられないという結果になりました。「話しかけないで」「離席中」「オンライン」とステータスを設定できますが、集中モードに設定することで自分は作業に集中できるけど他の社員からすれば話しかけにくい、オンラインなのに話しかけても応答がない、などの問題点もありました。

コロナ終焉後もリモートワークを継続したいと思いますか?

頻繁に実施したい…1名

ときどき実施したい…5名

あまり実施したくない…0名

実施したくない…0名

やはり通勤しなくていいのは社員にとってメリットが大きく、リモートワークを前向きに捉えている社員が多いことがわかりました。ただ「ときどき実施したい」の票数が多かったことから見ても、出社とリモートそれぞれにメリット・デメリットがあり、上手く使い分けるのが最善策だと感じました。

リモートワークについてのアイディアや要望はありますか?

・何か画面を立ち上げたら、もしくはアプリを触って、仕事を始めた時間、終わった時間を、出勤時のタイムレコードのように、各自で入力できると管理しやすい

・体調不良や災害等、事情によってはリモートワークもありだと思う

・週1回程度ならありがたいですが、team viewer入れたり、毎日の定例MTG、日報での進捗報告はしたほうがいいと思います。

・やむを得ない理由で出社が難しい場合はありかも。このまま段階的に増やして、コロナ第二波が来ない限りは基本的には無くていいかと。

リモートワークを実施した結果、課題点もいくつか見つかりました。制度として今後も継続するのであれば、ガイドラインを定めて全員で共有する必要があると感じました。

リモートワークは会社にとってどんなメリットがあると思いますか?

・経費が浮き、感染症などのリスクが大幅下がる(従業員を守れる)こと。

・様々な働き方が可能なので、幅広い人材雇用が可能になる

・非常事態の場合にリスクを分散できる

・交通費やオフィスを縮小するなら家賃が浮くので経費を節約できる。

・遠方のお客さんとの打ち合わせがオンラインで出来れば交通費、出張費、時間を削減できる。

コロナのような不測の事態が起きた時にいつでもリモートワークに切り替えができる状態にしておけば業務継続ができるというメリットがあると感じました。また、今後ライフステージの変化で出産・介護などを経験する社員が出てきた場合にも柔軟に対応できるようにしておけば、人材の流出を防げるので採用コストの削減にも繋がると考えています。

リモートワークは会社にとってどんなデメリットがあると思いますか?

・コミュニケーションの希薄

・みえにくい業務は評価しにくくなる。性善説に基づいているかなぁと思う。

・周囲の状況の把握が難しくなる

・経営者は社員の進捗を把握してマネジメントするのが大変だと想像できる。社員にメリットは多いけど上の立場の人にとってはデメリットの方が多いんじゃないでしょうか。

・相手の顔が見えないので声をかける時に若干気を遣う。顔を合わせているほうがその点打合せがやりやすい。

業務効率化のためのコミュニケーション、評価(特にバックオフィスなど成果がわかりにくい職種)などが課題として挙げられました。今回は普段の仕事ぶりをお互いに把握しているメンバーでの在宅勤務でしたが、今後社員が増えた場合に社歴が浅い状態でのマネジメントや、人事評価の基準など課題も多く見つかりました。

リモートワークにより心や体に影響はありましたか?

はい…5名

いいえ…1名

「はい」と答えた方はどのような影響がありましたか?

・通勤しなくて良いことでストレスが減り、身体の負担が減ったため。

・時間に追われるストレスがなくなった。ただ、自宅での作業は画面が小さいので時々身体を動かさないと肩こりや頭痛がひどくなる。

・体が疲れないので疲労感が少ない。が、不眠症や運動不足が気になる。また他の社員の状況がすぐに確認できないので気を遣う。

・家の中で仕事とプライベートの切り分けが出来なくなった。家から出ないので精神的に落ちた。単純に体を動かさなさ過ぎて、不健康になりそう。

通勤による疲労感がない反面、体を動かす機会が減ったという意見が多かったです。デスクワークがメインなので、精神面も含む社員のヘルスケアに関してはウェアラブルデバイスやアプリの活用、定期的なストレスチェック、定例ラジオ体操などを取り入れることでリスクヘッジできると考えます。

アフターコロナ、働き方は変わる?

コロナ流行を機に全社員リモートワークを実施中の弊社ですが、率直な感想としては「社員には」メリットの多い制度だなということ。朝の満員電車は苦痛でしかないですし、それがなくなるなら精神的にも体力的にも楽になるので最高ですよね。

でも主語が会社になった途端、懸念点が増えることも無視できません。

実際、アンケート結果では3分の1の社員が「作業効率が下がったのにリモートワークがやりやすい」と感じているわけです。こういう矛盾した部分に具体的な対策をしていかないと、机上の空論になってしまいます。

現時点で弊社は感染者の推移を見ながら、段階的に平常運転に戻していく予定です。ただ、コロナ終焉後も打合せや会議など状況に応じてオンライン活用は継続し、デメリットを補完する対策が見つかれば部分的に在宅勤務を導入する可能性もあります。

自粛が解除されたとはいえまだまだ予断を許さない状況が続きますが、コロナ第2波や不測の事態に備えていつでも在宅勤務に切り替えできるよう、会社も社員もハッピーになる方法を探っていこうと思います。

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