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金融×営業から医療IT×人事へキャリアチェンジ!その中で確立した「自分の軸」とは—ハート・オーガナイゼーション人事・冨島元雅インタビュー

こんにちは。広報の木村です!当社は事業とともに組織も拡大フェーズにあり、2022年は15名の採用を目標に活動しています。今後の採用を成功させるため、今年1月より人事担当者を配置することになり、そこに配属されたのが冨島元雅さんです。

冨島さんは過去にさまざまな会社を経験し、その中で人事へキャリアチェンジをしています。そこで見えた自分らしい働き方と、なぜ医療ITスタートアップを選んで働いているのかを語ってもらいました。みなさんも面接で一度は会うであろう冨島さんの人生ストーリーをぜひご一読ください!
※この記事は2022/05/30に投稿しました。

冨島 元雅(とみしま・もとまさ)

立命館大学法学部を卒業後、銀行に新卒で入社。融資、法人営業をメインに幅広く活躍。その後複数社で人材にかかわる仕事に7年従事。その中で、業務の効率化におけるITの力に関心を抱く。2022年1月、ハート・オーガナイゼーションにて初の人事担当として入社。中途の採用活動をはじめ、オンボーディング(新入社員研修等)制度の改善、人事評価制度の改善に尽力中。

転職を通して見えた軸。それは「自立」「成長」「IT」「働きやすさ」

新卒で入社したのは地元の銀行です。半沢直樹のような熱意のあるバンカーになりたい、というわけではありませんでしたが、当時銀行はまだまだ人気業界の一つであり、地元の優良企業と言われていた銀行から運よく内定をいただけたので、迷いなくこの会社に決めました。入社してからの4年間は営業として幅広く業務を経験することができ、とても充実感がありました。
そんな中、人材系会社から突然電話がかかってきてスカウトの話をいただいたのです。実際に会って仕事内容を聞いてみると興味が湧いてきました。特に「会社の知名度がない中で、他人の人生を預けてもらえる相談役として話を聞かなければならないということは、それに見合うだけの知識やスキルを身につけないといけない」という話は僕の胸に深く刺さりました。当時大手企業に所属している自分に会社の看板がなくなったとしたら、自分は通用するのかと考えたとき、正直自分にはまだその力はないと思ったのです。会社の看板に頼る営業ではなく、自分の力で成果を出してみたいと思い転職を決意しました。一方で銀行を辞めるという決断に対し、周囲は猛反対しました。でも僕としては、自分の人生の舵は自分で切りたい、小さい船でもいいので自分で漕いでいきたいと思いチャレンジすることにしたのです。

次のスカウト会社では、クライアント企業と転職者の両方をサポートする、いわゆる両手型の営業を経験しました。これまでも金融業界ではあったものの、同じ法人営業だったので過去の経験を活かすことができました。この会社には本当に優秀でパワフルな方が多く、特にトップ営業担当者の行動力は目を見張るものがありました。僕は瞬発力がある方だったので単月でトップの成績を取ったことはありました。しかし、通年で成績を上げ続けることができるかというと、そうではありませんでした。僕はどちらかというと、腰を据えてじっくり考える仕事が好きだったこともあり、自分の生きる道は別に作ったほうがいいと感じ始めたのです。
そんなとき、担当先の社長さんから直々にスカウトのお誘いをいただきました。そのポジションが人事です。これまでの人材スカウトの経験を活かすことができてじっくり考える仕事ができそうだと感じたし、上場目前フェーズの会社ということもあり、そこから得られる経験も大きそうだと考え、キャリアチェンジを決めました。

次の会社で初めて人事というポジションに就きました。ここでは採用活動と労務改善をメインに行っていました。上場を見据えていたこともあり、労務管理など上場審査基準をクリアできる状態にもっていく必要があったのですが、一番の課題は長時間残業でした。それを2年かけて残業をクリーンな状態にし、上場審査に通る状態まで持っていくことができました。そして上場手続きを進めていく中で、いかに社内IT化が進んでいないかがよく分かったのです。
当時は人事労務改善のためさまざまなロボット(RPA)やAI、クラウドシステムを導入してDXを推進する企業が多く出てきている中、僕が所属していた会社では諸事情があり導入できませんでした。社員の働き方を改善する上で今後ますますITの力は必須になるのに、それが理解されずもどかしい気持ちでいました。今後のキャリアを考えてもITスキルやITを使った業務改善の経験を積みたかったので、そのような環境に身を投じた方がいいんじゃないかと考えはじめました。転職を考えたもう一つのきっかけは年間休日です。平均年間休日数は116日(令和2年厚生労働省)なのですが、当時の僕の年間休日は80日程度。もちろんそれを分かった上で入社し、人事として改善しようと思ったのですが、僕がこうしたいというだけでは話が進みませんでした。表面的に長時間残業は減りましたが、根本的な会社の働き方を変えるのは難しいのだなと、当時は大きな壁を感じたのです。そして家族ができてプライベートの時間を意識するようになったとき、環境を変えた方が今の自分にとってはいいのかなと考えました。自分の中で、「IT」「働きやすさ」という2軸が明確になり転職活動を開始したのです。

ハート・オーガナイゼーションで見出した「裁量権」と「社会的意義」

そこで巡り合ったのがハート・オーガナイゼーションです。
転職活動をする上で「ITリテラシーが身につきそう」「自分の時間を大切にできる労働環境」というベースをクリアした上で、入社の決め手となったポイントは、仕事のコントロール権(裁量権)と社会的意義です。

仕事のコントロール権(裁量権)
ハート・オーガナイゼーションには元々人事専任の方がいなかったこともあり、現状人事はどこの部署にも属しておらず代表直轄のポジションです。ですので普段は代表・菅原俊子さんと仕事をすることになります。面接で菅原さんと話をしたとき、人柄はもちろん意見をきちんと聞いてもらえる雰囲気がありとても魅力に感じました。また、20年経営をされてきている安心感や、既にビジネスモデルが確立してきていること、医療×ITの将来性を考えると、今後も成長しそうな会社だと直感的に感じました。
そして拡大フェーズに向かっているということで、会社の方針と大きく逸れてなければ仕事を任せてもらえ、自分が求めている仕事の裁量権を得られるチャンスが大いにあると思いました。人事・採用のエキスパートとして自分の経験を存分に発揮して仕事ができそうだというのが一番大きかったです。

社会的意義
ハート・オーガナイゼーションは「医師をつなぎ 医療格差をなくす」をミッションに事業を展開しています。ライブ配信サービスでは医師同士の知見をつなげて技術を高めてもらうよう支援し、遠隔医療アプリでは専門医不在地域の救急体制の改善にお使いいただいています。このようなサービスは誰が見ても分かりやすく社会に貢献しています。やっぱり仕事をするなら自分が誇れる会社で仕事がしたいって思ったんです。医療業界は初めてですが、今までやってきた人事の仕事と本質は同じです。自分の経験に対して自信を持って取り組めば、時間はかかるかもしれないけどキャッチアップできる!と思い、ここに入社を決めました。

当社は従業員自らが意見を言える風土

いろんな会社を経験して思うのは、ハート・オーガナイゼーションは従業員自らが意見を言える風土の会社であるということです。世の中には自由に意見を言えない雰囲気の会社だってあります。また大企業のような仕組みが整い切った組織だと、提案しても全然聞いてもらえない現実もあります。でも当社は提案すること自体は自由です。提案することを制限されてないし、提案が通る確率も高いと感じます。組織が小さいというのもあるかもしれませんが、会社の方針としてそこを大切にしようという思いがあります。もちろん何でも受け入れられるのではなく、会社にとって有益性があり、しっかりロジックが通っているかどうかといった判断基準で承認されたら「じゃあそれやろうよ!」となります。やり方については提案したあなたに任せるから考えてね、と。ここでもまた裁量権を与えてもらえます。
僕自身入社してみて想像以上に裁量権があることに驚きました。もちろん裁量権を得るために一定の責任が発生するのは会社組織においては必然です。その責任を負いたくないのであれば自由が制限されますしね。当社の場合どちらかというと裁量権や自由が重んじられていて、個々で責任をもって業務を遂行する集団のように感じます。

自分が心から「いいな」と思える事業・サービスで働きたい人、大歓迎!

僕は現在、①採用、②オンボーディング(新入社員研修等)、③人事評価の3つの仕事に取り組んでいます。当社としては、まずは採用を成功させたいので、直近のフェーズは①の採用活動をメインに行っています。採用が充足してくれば、②や③の活動にウェイトを移していきます。

僕は、働いている人たちに満足してもらえる会社にしたいと常々思っていて、オンボーディングの仕組みを整えたり、長く働く上では人事評価制度をしっかり運用していくことも重要だと思っています。自分がやったことをきちんと会社から評価されればモチベーションにつながり離職率も下がります。制度はあってもしっかり運用されているという感覚を従業員の方が感じないと意味がないので、ここをしっかり浸透させていきたいと思っています。そうすれば会社としてもどんどん良くなっていくはずですし、採用面でも自然と応募者が集まる会社になるはずです。そういう会社づくりをしたいと人事目線で考えています。

当社で働くなら、「成長性」「自律性」「ピュア」のキーワードに当てはまる人が合っているのではないかと思います。やはり成長フェーズの会社で仕事をするのと、成長してないフェーズの会社で仕事をするのとでは、個人の成長スピードは全然違うと思うんですよね。乗っている船が成長していて、自分の成長したい気持ちも掛け合わされれば、おのずと成長も加速する可能性が高まるので。成長したい人にとってはすごくいい環境だと思います。

自律性とは、自分で考え、自分で自分を管理して仕事を進めることです。結局自由であるためには、責任感を持って自分でしっかりと考えて行動できるということが求められます。こういった人はうちの組織ではすごく活躍してもらえそうだし、その方にとってもいい環境になるのではないでしょうか。

ピュアに働けるというのは、自分の本心に偽りなく働けるということです。例えば、プロダクト開発部・原裕貴さんのインタビューのように、過去の受託開発会社では指示書のある内容で本当にユーザーにとっていいものなのかと思いながらも、その通りにやらないといけなかった。でも当社のように自社開発であれば、こっちの方がいいんじゃない?と思ったら、それを自由に提案できるし、もし意見が採用されたら改善することができる。当社だったらジレンマも少なく、ピュアに働けるんじゃないかなと思ったんです。

僕の場合は採用担当者として自分の会社がいい会社だと言って誘う立場になります。もちろんいいところと悪いところもお伝えするのですが、「悪いところは〇〇ですが、将来に向けてこの部分を会社として改善していっています」という言い方をしています。でも過去に所属していた会社では、心の底では疑問に思うことがありジレンマを抱えたことがありました。でも当社は、働きやすさなどの環境面、サービスの社会貢献性など、自分の本心から魅力を伝えられる会社なんですよね。これは入社して5ヶ月経った今でも変わりません。

会社の方針と自分の本心との間にギャップがなく、ピュアな心を大切にして仕事をしたいと思っている方もいらっしゃると思います。そんな方にはぜひ当社を選んでもらえたら、ミッション・ビジョン・バリューにも共感でき、もしかしたらご自身のやりたいことが実現できるかもしれません。

当社は現在、組織の基盤を社員みんなで作っていく段階にあるので、そこに面白味を感じて且つピュアな心で一緒に働ける人をお待ちしております。人事としても働きやすい会社づくりをしていますので、ぜひ僕たちと楽しみながら働きましょう!

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