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30歳前後でリーダークラスの等級も。自己判断で昇格申請できる、HENNGEの給与制度

こんにちは、HENNGE人事部の脇屋です!

今回の記事では、候補者の方々からご質問をいただくことも多いHENNGEの給与制度と昇給の仕組みについて、詳しくご紹介します。

HENNGEでは、能力やスキルに応じてメンバーの等級が分かれており、等級ごとに給与レンジが定められています。等級は「ベルト」と呼ばれ、Goldベルト、Blackベルトなど、色を使って表します。

昇給には二つの種類があり、一つは年間の通期査定によって昇給するパターンで、等級ごとの給与レンジ内で給与が上がります。もう一つは、より上位の等級に昇格し、給与レンジが変わることで昇給になるパターンです。

後者については、メンバーは自身の判断で一つ上のベルトランクに申請することができ、「昇段審査会」という審議の場を経て、通過すれば次のベルトに上がる=昇段することができます。

昇段については、制度面の説明だけだと具体的なイメージが持ちにくいので、本日は若くして上位のベルトに上がった現場メンバー2名に体験談を聞きながら、昇段の仕組みを徹底解剖していきます!


脇屋 貴司(わきや たかし)<写真左>

People Division, People Success Section manager
前職から人事としてのキャリアをスタートし、2018年にHENNGEに入社。人事・労務領域の業務に従事した後、2021年からは人材育成・研修領域を担当。2022年にはその領域を主管するPeople Success Sectionを立ち上げ、マネージャーに就任。


圓 一樹(えん かずき)<写真中央>

Product Planning & Research Division, Business Development Section Manager
データ連携ミドルウェアを扱うソフトウェアメーカーから2018年、30歳手前でHENNGEに入社。HENNGE Oneのハイタッチセールス、パートナーセールスに従事した後、名古屋オフィスの営業マネージャーに就任。中部エリアを中心としたHENNGE Oneの提案とパートナー企業とのアライアンスを担当。2022年からは営業企画チームの立ち上げに従事。


徐 聖翔(じょ せいしょう)<写真右>

Product Planning & Research Division, Product Marketing Manager
台湾の工科大学を卒業後、2017年にHENNGE入社。クラウドセキュリティ事業のCS(カスタマーサクセス)導入ガイドとして国内外の重要案件を数多く担当。その後は同事業の教育機関やスタートアップ向けの新プランの立ち上げ、新規IoTサービスのCSを経て、現在はメールでは送れない大容量のファイルを転送するサービス「HENNGE Secure Transfer」のプロダクト企画に従事。

新卒・中途問わず、30歳前後でリーダークラスのベルトに昇段

脇屋:まずはお二人それぞれ、自己紹介をお願いします。

徐:私は2017年に新卒でHENNGEに入社し、主力事業であるHENNGE OneのCS部門で国内外のお客様のオンボーディングを担当しつつ、HENNGE Oneの教育機関向けの新プランの立ち上げや、新事業であるIoT事業のCSなどにも携わってきました。

現在はHENNGE Oneに含まれているサービスの一つである「HENNGE Secure Transfer」のプロダクト企画を担当しています。昇段は入社1年目、2年目、5年目のタイミングで計3回経験し、現在の等級はBlackベルトです。

圓:私は2018年、30歳手前でソフトウェアメーカーからHENNGEに転職しました。入社後はハイタッチセールス、パートナーセールスに従事した後、名古屋オフィスのマネージャーを2年間つとめ、2022年10月からは本社に戻って営業企画チームの立ち上げに従事しています。

私はGreenベルトとして中途入社し、入社2年目と4年目のタイミングで計2回昇段をしました。現在の等級は徐さんと同じくBlackベルトです。

初めての昇段は、上司に促されて

脇屋:HENNGEでは昇段の申請を自己判断で行えますよね。ただ、ベルトごとの能力要件の抽象度が高く、要件を満たせているかどうかの判断が難しいため、どのタイミングで申請するかが悩ましいポイントだと思います。お二人は、どんな経緯で最初の昇段申請に至りましたか?

※昇段申請は年中可能で、申請月に応じて給与改定のタイミングが定められています(年に4回)。
※新卒入社すると能力要件のないWhiteベルトからのスタートになります。


徐:私の場合は、当時の上長から「昇段してみないか」と打診されたことが申請のきっかけです。打診されたのは新卒2年目に差しかかったタイミングで、社会人として経験も浅かったため、個人的にはまだそんなに昇段を意識してはいなかったのですが、背中を押してもらい、Greenベルトへの昇段にチャレンジすることにしました。

脇屋:そうだったんですね。昇段申請にあたっては、申請するベルト要件を自らが満たしていることを説明する資料を提出し、審査会でプレゼンする必要がありますが、その資料はどのように準備したんでしょう。

徐:上長に相談しながら準備を進めました。具体的には、私は当時CS部門でオンボーディング業務を担当していたので、案件を何件導入し、それが会社の利益にいくら貢献して、導入の結果お客様からどんなフィードバックをもらったか、どれくらい満足いただけたのかといったデータを集め、資料に盛り込んでいましたね。

※昇段申請時には「自らの目指すキャリアと会社への貢献」というテーマの文章も必要になります。



脇屋:審査会当日の所感や手応えはいかがでしたか?

徐:審査員の方々5人が会議室に並んでいて、すごく緊張しました(笑)。少し手を震わせながらプレゼンしたのを覚えています。ただ、準備段階から上司に「きっと大丈夫だろう」と声をかけてもらっていたため、ある程度の自信はありました。

支援制度を活用し、昇段最後の壁「英語力」を突破

脇屋:なるほど。続いて圓さんも、初めての昇段申請に至った経緯を教えてください。

圓:私の所属していたチームでは当時、個人の通期査定の目標設定を、各自の一つ上のベルトの水準に紐づけて行っていました。そのため、「自分の目標に向けて日々取り組むなかで、目標が達成できたらそこが昇段タイミングだよね」という雰囲気がありましたね。最終的には「そろそろじゃない?」と上司に促してもらい、申請に踏み切りました。

脇屋:メンバー全員に対し毎年行われる通期査定は、昇段とはまた別の仕組みですが、ベルトに応じて目標設定の適切な難易度も変わってくるので、目標設定や査定のタイミングでベルトを意識することも多いですよね。圓さんの場合、ベルト要件に紐づけた目標とは、具体的にどんなものだったんでしょう。

圓:一つ上のベルトはシニアメンバー的な立ち回りが求められるBrownベルトだったので、目標は大きく分けて「受注数字」「後輩の指導」「新しい業務改善」「英語」の4領域で立てていました。受注数字は営業なので当然意識しますが、新たな業務改善については自ら意識をして、他の部も巻き込んで進めていったり、後輩の指導については新入社員のメンターをする機会を上司からもらったりしていましたね。

脇屋:初めての昇段審査会はいかがでしたか?

圓:正直、自信はありました。というのも、私は入社してから昇段申請をするのが他の人よりも遅かったんです。入社当初は英語が苦手で、英語の要件だけがどうしても満たせず…上長からは「他の要件はクリアしているから、とにかく英語をやれ」と言われていました(苦笑)。そのため、審査会の当日はそんなに緊張せずに臨めたと思います。

脇屋:英語を使わない環境からHENNGEに転職してくると、求められる英語レベルまでキャッチアップするのは大変ですよね。私もHENNGEに来てから英語学習の時間が増えました…(笑)。 

圓さんは、社内の支援制度を活用して継続的に英語学習に取り組んでいましたよね。

圓:そうですね。HENNGEでは学習アプリやオンライン英会話、TOEICの団体受験に対する費用補助など幅広い支援を提供してくれているので、助かりました。

脇屋:圓さんが挙げてくれた費用補助のほか、HENNGEではグローバルメンバーも交えてのランチ会や部活動など、社内で英語でコミュニケーションを取ることを促すような施策も多く実施しています。最近は自主的な英語学習コミュニティも生まれ、メンバー同士で刺激し合いながら英語力を高める環境もできあがってきた印象を受けるので、非常に嬉しいですね。



圓:私のように入社時点では英語力に自信がなくても、やる気さえあれば支援してくれる体制は整っていますし、同僚の中には入社して1年足らずでスコアを400点近く伸ばした方もいるので、英語学習の刺激になっています。


評価を得るには、主体的な働きかけも大事

脇屋:話をお二人の昇段エピソードに戻すのですが、その後、お二人は若くしてリーダークラスのベルトであるBlackベルトに昇段されましたよね。

HENNGEでは社内で各メンバーのベルトが公開されており、「Blackベルト=リーダークラスの人間」として、周囲の見る目がより厳しくなる印象があります。審査会でもBlackベルトへの昇段は特に厳しく見られている印象がありますが、お二人の時はいかがでしたか?

圓:実は私は一度、Blackベルトの昇段審査に落ちているんです。自分では要件を満たせていると考えて審査に臨んだのですが、審査員の方々にはそう認めてもらうことができませんでした。

今思えば、当時の自分には「自分の努力を、他の人たちもきっと理解してくれているだろう」という甘えがあったなと思います。実際には、評価を得るためには待っているだけではなく、自分の努力や実績を理解してもらえるよう周囲に働きかけることも大切です。自分はこれまでそうしたコミュニケーションを軽視していたんだと気づけたのが、昇段審査に落ちての一番の学びでしたね。

脇屋:そうだったんですね…!再度Blackベルトの昇段審査を受ける際には、どんな点を意識して臨んだのでしょうか。

圓:新たに実績をつくるというより、申請までの過程を意識しました。例えば、自分の取り組みや成果を自分なりに整理したうえで、いろいろなメンバーに「私は自分の実績についてこう思っているけど、あなたから見てどう思う?」とヒアリングし、自己評価と他者からの評価をすり合わせながら、自分の行動を都度見直すようにしていましたね。

脇屋:そうして周りのメンバーにも広く努力や実績を認めてもらえたことが、昇段につながったんですね。昇段審査会で、印象に残っていることはありますか?

圓:Blackベルトの場合、やはり審査の目はより厳しくなっていると感じました。

一つ下のBrownベルトの審査会では、周りの環境に育ててもらいながら残した実績もある程度評価される感覚がありましたが、Blackベルトでは「あなたが生み出したバリューは何ですか?」という点を強く意識して聞かれたように思います。「他の人でもできたこと」「人の力を借りてやったこと」ではなく、一つ次元を上げた成果を期待されているように感じましたね。



組織の急拡大にあわせ、マネージャーへの支援も拡充

脇屋:徐さんはどんなタイミングで、Blackベルトに昇段申請をしたのでしょうか。

徐:上長から「半年後にマネージャーになってほしい」という話があり、そのタイミングでBlackベルトへの昇段を打診されました。Blackベルトはリーダーやマネージャーを担うメンバーの等級なので、マネージャーを任されるにあたって、必然的にBlackベルトへの昇段にチャレンジすることになりましたね。

脇屋:実際、徐さんはBlackベルトに昇段した1か月後にチームのマネージャーを任されたそうですが、任されてみていかがでしたか?

徐:正直、とても苦戦しました。「現場とマネジメントは国語と算数くらい違う」という話を聞いたことがありますが、本当にその通りだと思いましたね。

脇屋:確かに、個人で成果を上げることと、メンバーに対してリーダーシップを発揮してチームとして成果を上げることとの間には求められるスキルに大きな違いがあり、ギアチェンジが必要になりますよね。

HENNGEでは近年の組織の急拡大に伴い、マネージャー層が相対的に不足しており、徐さんのように若くしてマネージャーに任命されるケースも増えてきているので、人事部としてもマネージャーのサポートに力を入れ始めています。

徐:私がマネージャーになった頃にはまだなかった実践的なプログラムなども、最近導入されていましたよね。

脇屋:そうですね。現在は社外コーチによるコーチング機会を提供しているほか、今後はHENNGEとしてマネージャーの役割を体系的に定義したうえで、実践的なトレーニングを実施していく予定です。

徐:これからマネージャーロールに挑戦したい方は私の失敗談にとらわれず、ぜひこうした機会を活用して恐れずに挑戦してほしいですね。

私もせっかく貴重な経験をさせてもらったので、同じ経験をした人間として力になりたいです。入社後マネジメントに関する悩みができたら、気軽に声をかけてもらえたら相談に乗ります!

※注釈:Blackベルトのメンバーが、全員必ずマネージャーになるわけではありません。また、Brownベルトでマネージャーに任命されるメンバーもいます。



チームで一体となって、高い成果を目指す

脇屋:最後に、お二人から候補者の方々にメッセージをお願いします。

圓:HENNGEはメンバーの能力に応じて給与が決まる仕組みを取り入れていますが、社内には外資系企業によく見られる「個人主義」「数字がすべて」といった雰囲気はなく、むしろチーム主義のカルチャーがあります。

実際、私の所属する営業部門の昇段要件のなかで個人の力だけで達成できるものは売上数字と英語力だけで、「オペレーションの改善」や「後輩の教育」など、その他の要件は周りとの協力があってこそ達成できるものになっています。

さらに個人の売上数字に関しても、HENNGEの営業はいわゆるThe Model型の分業制なので、様々なメンバーとの協力が必須です。そういう意味で、チームワークを重視できる方が活躍できる環境だと思います。

徐:私がBlackベルトに昇段したときも、CS、セールス、マーケティングなど、様々な部門のメンバーと積極的にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進められるか?という点を重視されたように思います。

HENNGEでは、「コミュニケーションから新たな発見やイノベーションが生まれる」という考えや、「全員で一丸となって会社を成功させよう」というスタンスが大切にされています。そうしたカルチャーに共感してくれる方にぜひ、仲間に加わってもらえたら嬉しいですね。

脇屋:お二人とも、ありがとうございます!

中途入社の方の場合、入社後のベルトは面接時の評価で決まります。候補者の方にも、入社前からベルト制度についてある程度ご理解いただけると、入社後の適応がスムーズになると思うので、不明な点があれば選考段階でもリクルーターにお気軽にご質問ください。

圓&徐:ありがとうございました!


***


以上、若くして上位のベルトに上がった現場メンバー2名へのインタビューをお送りしました。

今回のインタビューは引き受けて下さった2名とも男性でしたが、HENNGEでは男女ともに活躍できる環境を目指しています。3児のママさんとして育児と仕事を両立されているメンバーもいますので、ライフステージに関係なく、チャレンジされたい方のご応募をお待ちしています!


▼参考記事▼
3人の育児とセールスを両立する社員に聞く!HENNGEの働きやすさ、どうですか?

edit by:高野優海
photo by:Hiroshi Toyosaki, Yuki Kainuma

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