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3年前は「内製化反対」だった星野リゾート代表の変⼼。強い内製チーム造成に⼒を注ぐワケ

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◆数年でエンジニアの⼈数を拡⼤。システム開発内製化に注力

注力した理由の1つはスピードです。あらゆる活動にシステムが密接に関わるようになり、それも改善・開発がオンゴーイング(現在進⾏形)で進むことが求められるようになりました。常にシステムの改修、改善、開発のニーズがあって、素早い対応が求められています。ですから外注するよりも社内で内製した⽅がいいという判断です。


もう1つはシステム設計の全体最適を考えられるようにするためです。現在、システムは巨大化かつ多様化しており、1つのことをやるとほかのシステムに影響を与えてしまうような状態です。全体像をきちんと理解し⼀貫性のあるポリシーの下にIT戦略を進めないと厳しい。外注するとどうしても部分最適になりがちです。社内にシステム開発のチームを持つと、システム全体や会社としての⽅向性を踏まえて正しい判断を下せるようになります。

◆実際に内製化したところ、すごく良かった

一言でいうと「とてもいい」です。皆が全体を⾒えているからこそ、ここは影響が⼤きいから作業をやめておこうとか、ここはメリットが⼤きいからすぐに取り組もうとか、正しい判断がよりできるようになったと思います。


それにエンジニアの⼈たちの意⾒は⾯⽩いなと。私たちは(宿泊施設)運営のプロとして「こういうシステムがほしい」と開発チームに依頼するじゃないですか。当然、外注であれば⾔われた通りにやってくれるけど、社内のエンジニアだとそうはいかない。運営側の要望について、エンジニア視点でどんどん意見をいってくださり、経営層に気づきを与えてくれます。また、エンジニアの⼈たちの意⾒を聞いていると発想が(宿泊施設のスタッフと)違っているところがいいですね。ああいうのは外部ではなかなかできず、内部に持ったからこそかと。


◆もともとシステム開発内製化には反対だった

⾃分たちはあくまで(宿泊施設)運営会社であり、エンジニアを社内で抱えるイメージはありませんでした。ただ社内ではシステム開発できる⼒を持つべきだという意⾒が以前からありました。


私にとって最初は納得感のない話に聞こえていましたが、しばらくそういう議論が社内で続き、時代に即したIT戦略のあり⽅や当社の課題など細かい説明を受ければ受けるほど、彼ら彼⼥たちの⾔っていることの正しさを私も理解できました。


ですので私は漠然と「強いITチームをつくりたい」という思いはありましたが、内製化を指⽰したのではなく、久本グループディレクターをはじめとした情報システムチームが提案してくれた格好です。


◆ITチームの半分が中途⼊社のエンジニア。もう半分はもともと現場で働いていたスタッフの異動組という編成

いろいろなバックグラウンドを持った⼈たちが1つのチームになってこそ、正しい判断ができると思っています。ITに詳しい⼈が⾒たシステムと、運営の経験を持ってチームに異動した⼈たちから⾒たシステムというのはやっぱり違いがあるんですよね。



◆「旅は魔法」というコンセプトをテクノロジーで加速

テクノロジーを知っているからこそ発想できる、ホテルオペレーションの未来のようなものを創り出してもらいたい。こういう技術があるんだから、顧客にこういう体験を提供できるよねというような。

テクノロジー側から⾒たオペレーションの変⾰は(従来のホテル業務の改⾰とは)また違って⾒えるはずです。そういう提案を、社内でどんどんしてもらいたい。現場から情報システムグループに異動した⼈も同じです。現場もシステムも知っているからこそできるものみたいな。


依頼された内容を単にシステム化するような役割にはなってほしくない。現場をテクノロジーでどう変⾰できるかを考えてもらいたい。そこに期待しています。

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