なにをやっているのか
国連UNHCR協会は、UNHCR(ユーエヌエイチシーアール/国連難民高等弁務官事務所)の日本における公式支援窓口として2000年に設立された認定NPO法人です。
紛争、迫害のみならず、気候変動による干ばつや豪雨等の自然災害、食料難等、さまざまな人道危機によって多くの人々が故郷を追われている中、今ほど支援が必要とされる時代はありません。UNHCRは、この状況に対し、世界各地で難民・避難民の援助活動を行っています。
一方で、2025年は各国政府からの援助は大幅に削減される現状があり、止まらない人道危機に、救える命が救えなくなる危機が目の前にあります。
「すべての難民が難民でなくなるその日まで」国連UNHCR協会は個人、企業・団体、自治体、教育機関等、幅広く日本社会に対して「コミュニケーション活動 Communications」と「資金調達活動(寄付活動) Fundraising」を行い、寄付を募っています。
なぜやるのか
紛争や迫害で家を追われた人の数は、1億2,000 万人以上―。日本に暮らす私たちがほぼ一人残らず家を追われてしまう、それほどの規模で、今この瞬間も増え続けています。あまりにも大きな数字の中にいるのは、家族を大切に思い、ささやかな幸せを願う、私たちと何ら変わらない一人ひとりです。ある日突然「難民」と呼ばれるようになった人たちにも、かけがえのない人生があることを知ってほしい。日本各地に支援の輪を広げたい。それが私たち国連UNHCR協会の想いです。
利潤を追求する営利企業とは異なり、「国際的な人道支援」という大きな目的に意義を感じ、自分のスキルを役立てる集団です。しかし、私たちは無償ボランティアではありません。プロフェッショナルとして責任を持ち、報酬を得ながら仕事に取り組むことで、この大規模な支援活動をより高度に、そして長く続けることができると考えています。このミッションを共に担える方を求めています。
そのために、
◎民族、宗教、思想、性別、国籍等の違いにかかわらず、人間の命と尊厳を大切にします。
◎常に新しい支援の形や参加機会を創出し、成長と挑戦を続けます。
◎寄せられたすべてのご支援に対して責任をもち、誠実に説明責任を果たします。
これらを行動原則としています。
こうした活動を通じて、より多くの人が「自分にできる形」で支援に参加できる社会をつくり、難民支援の輪を広げていきたいと考えています。
「国連難民サポーター」として月々一定額のご寄付を続けていただくことで、緊急時に備えて物資を蓄えておくことができるだけでなく、水・食料の供給や学校教育、自立支援など長期的な支援を安定して継続的に行うことが可能になります。
どうやっているのか
日本の市民社会に対して、ファンドレイジングプロジェクトを通じて、紛争や迫害により故郷を追われた難民、国内避難民等を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけることを目的としたUNHCRの活動に貢献しています。ひとりでも多くの方に世界の難民の厳しい状況をご理解いただき、難民援助活動に支援いただいています。
ファンドレイジングプロジェクトには様々なアプローチがあります。個人、企業・団体、自治体、教育機関等に対して、街頭でのファンドレイジング活動を始めとして、DM、テレマーケティング、オンラインで寄付を募っています。
中でも、国連難民支援キャンペーンは、公共の場(街頭、商業施設、イベント会場等)で、街ゆく一人ひとりに声をかけ、UNHCRの活動を知っていただき、なぜ支援を必要としているか説明し、毎月の継続支援「国連難民サポーター」への参加を呼びかけ、理解・賛同を得られる方と申込手続きを受付しています。日本ではあまり身近に捉えられていない難民問題を、対面でコミュニケーションをとることにより、日本から届ける難民支援の重要性を地道に根気強く訴えかける大切な役割を担っています。
◇一歩ずつ、世界を変えるためのやりがいを味わえる!
難民の命を守るためには、資金集めが何よりも重要となってきます。「命を救うお金」とも言える支援金を募るのが今回あなたにお任せしたい役割です。
1円でも多くの寄付が、飢えをしのぐ食糧となり、寒さを防ぐ毛布やテントとなり、衛生を維持する手洗い場となります。こうした支援が、結果としてあなたのやりがいにつながるでしょう。