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社運を背負って新天地で支社設立!プロダクト開発の柱を担う凄腕エンジニアの"今"

山田裕太郎 / 研究開発本部 プロダクト開発部 部長

福井県出身。新卒でシマノに入社し、電動変速機のファームウェア開発を担当。退職後は自作センサの開発等に取り組み、2021年2月よりフツパーに参画。フツパーでは主にwebエンジニアとしてアプリケーション開発を担当する傍ら、AIモデル構築も経験。2022年8月に設立された関東支社に初期メンバーとして転属。

関東支社では、どんなお仕事をされているんですか?

実は大阪にいた頃と、仕事内容はそんなに変わっていないんですよ。僕は大阪にいる時から、弊社が提供しているAIの運用を管理する専用アプリケーション「Hutzper Insight」の開発など、web系の開発業務を担当していたんですが、関東支社でも引き続き、そういった仕事を担当しています。


Hutzper Insightについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
エンジニアが語る特許出願中AIサービス開発の裏側【対談企画 Vol.2】 | Product Development
今回は対談企画第2弾! AIの運用を管理する専用アプリケーション「Hutzper Insight」について、特徴や開発経緯など、詳しく深堀していきます!~対談者紹介~大西洋 / 代表取締役兼CE...
https://www.wantedly.com/companies/hutzper/post_articles/430045


関東に移ってから取り組むようになったのは、大阪本社で蓄積されているノウハウを関東支社に連携することですね。大阪から関東に移ったエンジニアは僕1人だけなので、関東支社で採用されたエンジニアが、必要資料の保存場所やプロジェクト全体の進め方など、大阪本社で蓄積されている様々なノウハウを知らないという場合も結構あるんです。そういった場合には、僕がフォローを入れたりしています。


どのような経緯で、山田さんが関東支社の初期メンバーとして東京に移ることになったんですか?

希望すれば誰が行ってもOKという感じだったので、自分から手を挙げました。僕は大学時代から7年半くらい大阪に住んでいて、今まで関東で仕事をした経験が無かったので、この機会に関東で仕事をしてみるのも楽しそうだなと思ったんです。

社内でも「関東支社は、今後どうなるか分からない部分もあるし、いろいろ出来る人が行った方が良い」という話があって。

普通のweb系の会社で働いているエンジニアと比べると、フツパ―のエンジニアってすごく仕事の幅が広いんですよ。ソフト面では機械学習の知識だけじゃなくて、AWSの知識とかも必要になってくるし、ハード面ではカメラを選定したり、治具を作ったりもするので。そんな社内事情もあり、僕は今まで器用貧乏に幅広く仕事をしていたので、関東支社に行けることになりました。


最終的には、営業の萩原さんと山田さんのお2人が関東支社に移ることに決まったんでしたよね。

支社設立当初、お2人はどのような感じで仕事を進めていったんですか?

もともと関東の企業様からのお引き合いは少しずつ増えてきていたので、完全にリードが0の状態からスタートしたわけではなかったです。なので、今まで大阪本社から遠すぎてフォローが難しかった企業様を中心に、萩原さんが商談を進めていきました。

そこから案件が確定するまでの間、僕自身は引き続き大阪本社で行っていたweb系の開発業務に取り組んでいました。


案件が増えるにつれて、関東支社の人員も拡大していきましたか?

早い段階で、優秀なマネージャー層をビジネスサイド・エンジニアサイドの両方で採用できていたこともあり、実は案件が増える前から採用を拡大していたんです。展示会に出展し始めた頃からは無事に案件も増えてきて、営業が上手く回るようになってきました。それに伴ってエンジニアサイドの仕事ももちろん増えましたが、今はまだ「死ぬほど忙しい」という感じではないですね。そのおかげで、新しく採用したメンバーの教育やフォローなどに十分時間を取れているので、状況的には悪くないなと感じています。

部署全体としては、まだ余裕を持ってお仕事されているんですね。

山田さんご自身の忙しさはどうですか?

web開発のボリュームがかなり増えているので、僕自身は今めちゃくちゃ忙しいですね。

僕は現場案件に関わるAIエンジニアリング部ではなく、新規サービスの開発や既存サービスの改善を行うプロダクト開発部にいることもあり、現場案件に関わる機会は最近減ってきているんですけど、かなりHutzper Insightの開発をしないとAIが導入できないというような案件は僕が担当する場合もあります。時々、中部地方など、少し離れた地域に出張に行くこともありますね。

普段、出社とリモートワークの比率はどれくらいでお仕事されていますか?

僕は出社とリモートが半々くらいですね。出社が3,リモートが2くらいの比率になる時もあります。

ずっと家にこもって画面を見ていると結構どんよりとしちゃうので、週の半分くらいは出社するようにしています。人と喋らないと頭が回らなくなるような気がして…。Web会議で喋るのも何か違って、やっぱり対面で話したくなるんですよね。フツパ―の社員は、そういう人が多い気がします。AIエンジニアリング部はオフィスにある機材で実験することも多いので、プロダクト開発部よりも出社する頻度は高いですが、やろうと思えば週2回くらいはリモートワークできると思うんです。でも、フツパ―のエンジニアのほとんどが出社して仕事してるので、やっぱりみんな、対面で話す方が好きなんじゃないかなと思います。

この度、関東支社のオフィスが移転されましたが、新しいオフィスはいかがですか?

前のオフィスと比べて、3~4倍は広くなりましたね。めちゃくちゃ仕事しやすいです。

前のオフィスでは実験機材などを置くスペースが十分に取れなくて苦労していましたが、やっと機材も広い机に置けるようになりましたし、治具などの備品もストックがたくさん出来るようになりました。あと、前のオフィスより今のオフィスの方がアクセスが良いので、オフィスに通いやすくなった社員も多いですね。

それは何よりです!

ちなみに、いま関東支社でプロダクト開発を担当しているのは山田さんおひとりですが、何か大変なことはありますか?

やはり、コミュニケーションは取りづらくなりました。対面で会って話す方が、情報共有のスピードも速いですし。なので、大阪にいるプロダクト開発部のメンバーとは、こまめに情報共有の機会を設けるようにしています。週1の定例では、部内での周知事項を連絡したり、社内から上がった要望をもとにHutzper Insightの仕様変更について相談したりします。あと、2週に1回くらいの間隔で「振り返り会」というミーティングも行っています。これは、直近2週間の自分の仕事を振り返って、良かった点や悪かった点を話す会です。具体的な例を挙げると、「最近ちょっと不具合が多い」という意見が振り返りの中で挙がった際には、今後不具合に対してどのように対処していくか、という点についてメンバーといろいろ話し合いました。ちなみにその定例では「テストを強化する」「お互いにレビューする」といった改善案が出ていましたね。あとは「最近Hutzper Insightを社内でどんどん活用してもらえてて嬉しいね」とか「やっぱり部内の人手が足りないような気がするね」とか、ちょっとした懸念や軽めの雑談のような会話も大事にしています。


プロダクト開発部には、どんな人が加わって欲しいですか?

やはり選考においては、スキル面が重視されるんでしょうか。

そりゃもちろん、スキルが高くて優秀な方に入社して頂けたら嬉しいですけど、やる気とスキルのどっちが大事かと言われたら、やる気の方が大事かなと思っています。技術に関しては教えれば何とかなると思っているんですが、やる気とか仕事に対する姿勢とか、熱意の部分まで社内教育で身に着けさせるのは難しいので。

IT業界が未経験の状態からプロダクト開発部で活躍できるようになるのは難しいかもしれないですが、例えばHutzper Insightの開発で用いるフレームワークの使用経験がある方などは、やる気があれば、あとは何とかなるんじゃないかなと思います。

あと、これは個人的な意見なんですけど、エンジニアは「技術力」よりも「お客様と話をする力」の方が大事だと思っています。お客様に対して延々と技術の話をしても、弊社の製品やサービスでは何の技術が使われているかなんて、多くのお客様にとってはどうでもいいことなので。だから、難しい技術の話が出来るという点よりは、お客様の視点に立って話が出来るという点の方が重要だと感じますね。

なるほど。丁寧にご回答いただき、ありがとうございます。

では、フツパ―のプロダクト開発部の強みは何だと思われますか?

そうですね…。それこそやっぱり、お客様の視点に立って話が出来る、優秀なエンジニアが揃っていることですかね。弊社でプロダクト開発に関わっているエンジニアの中には、フリーランスを経験しているエンジニアも多くて、高い技術力を持っているにも関わらず、難しい技術の話を全くせずに、お客様に対してプロダクトの話が出来るんですよ。そこは、めちゃくちゃ強いと思いますね!

そもそもフツパ―のエンジニアは他社のエンジニアよりも、お客様と会話する機会が多いんです。僕自身、前職で働いていた時は、一度もお客様と名刺交換をしたことが無かったほどで、お客様と接する機会は皆無でした。それに対して、フツパ―ではお客様の現場に頻繁に足を運んで、お客様の要望をヒアリングしています。というのも、AIプロジェクトにおいては、お客様ご自身がどういうAIが欲しいのか明確にイメージ出来ていない場合も多くて、そういった要件定義をある程度こちらで行っていく必要があるんです。そんな風に、弊社のエンジニアは営業のような役回りをこなす時もあるので、お客様と話をするスキルに関しては、他社と比べても全体的に非常に高い水準なんじゃないかと思っています。


今後、プロダクト開発部として取り組んでいきたいことは何ですか?

「メキキバイト」というメインのプロダクトの案件が増えるのに伴って、Hutzper Insightの機能追加に対する、お客様や社内からの要望がどんどん具体的になってきているんです。なので、まずはそういった要望を1つ1つ実現していこうと思っています。

あとは、AIエンジニアリング部の担当領域だけでは実現できないようなニーズにも取り組んでいく必要があると考えています。例えば、多品種・多量生産の案件では、AIをたくさん作らなくてはいけないんですが、AIエンジニアの人件費に見合わないので、案件が取れないという場合も結構あるんです。そういった課題を、プロダクト開発部がHutzper Insightを改善して解決できれば、取れる案件の幅が広がりますよね。なので、Hutzper Insightの付加価値をどんどん上げて、フツパ―のサービスで実現できることを増やしていきたいと思っています。

山田さんの、1日のスケジュールを教えてください!

朝起きたら、まずSlackに返信するようにしています。朝イチでSlackを確認すると、仕事のスイッチが入るんですよ。その後のスケジュールはこんな感じです。

9:00 Slackに返信

10:00 お客様と打合せ

11:00 設計・プログラミング

13:00 出社、昼食

14:00 社内打合せ(Hutzper Insightの仕様や、部内での仕事の割り振りを相談)

15:00 開発業務

20:00 退社

僕の場合、出社する時間は日によってバラバラですね。朝から出社する時もありますし、午後から出社する時もあります。オフィスから自転車で10分くらいの所に住んでいるので、出社する時はクロスバイクに乗って通勤しています。

今後の目標は何ですか?

今後の目標は、お客様から「フツパ―のAIを導入して本当に良かった!」というお声をたくさん頂けるように、プロダクト開発に取り組んでいくことです。

フツパ―のビジネスの流れでは、プロダクトが出来上がるのは一番最後なんですよ。まず営業がアプローチするところから始まって、お客様のご要望を伺いながら、それぞれの現場に合ったAIを作っていくのが、フツパ―のやり方なので。でもベンチャーって、最初のうちはやっぱりお客様から良い反響を頂けないことも多いんです。なので、たくさんのお客様に「導入して良かった」と心から思って頂ける、より良いプロダクトを作れるように、これからも頑張っていこうと思っています。

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