IT業界に詳しくない人からすると、「C#はC言語やC++と同じようなものでしょ？」と思いがちです。プログラミングの勉強をし始めた頃は、あなたも似たような勘違いをしたことがあるかもしれません。

しかしC#はC言語、C++といったプログラミング言語とは大きく異なる存在で、応用できる範囲にも差が出てきます。エンジニアからは根強い人気を集める言語の1つですが、「C#でどのくらい稼げるの？」「転職に有利になる？」と気になる方は多いかもしれません。

そこで今回は、Githubのプルリクエスト比率で第9位を占めるC#の、特徴や年収について取り上げていきます。

C#とは

C#は「しーしゃーぷ」と読みます。#は半角のハッシュ記号ですので、厳密には「しーはっしゅ」などと読むべきではないかと思われるかもしれませんが、業界では「しーしゃーぷ」の呼び名が一般的になっています。

2000年にマイクロソフト社の手によって生み出されたプログラミング言語で、「マルチパラダイムプログラミング言語」という種類に分類されます。複数のスタイルを持ち合わせている一方で、クラス・インスタンスで構成されるオブジェクト指向を主とする言語となっています。

C言語やC++と混合されがちな言語ですが、実はこれらの言語と比べると、内容は大きく異なります。C言語やC++と比較して、C#は非常に幅広いニーズに応えてくれる言語になっており、さまざまなアプリ開発に応用できる点が強みです。

ただし文法そのものはC言語やC++に共通する部分があるため、すでにC言語を習得している人にとっては、学びやすい言語となるでしょう。

C#を使ったスマホアプリやWebアプリ、PC向けのソフトウェアは数多く存在し、さまざま分野で活躍できるポテンシャルを秘めています。マイクロソフト社の手によって生み出されたという背景から、MacやLinuxでは開発しづらいという欠点もあるので注意が必要です。

マイクロソフト社のWindowsや、同社の配布するIDE（統合開発環境）であるVisual Studioとは非常に相性が良く、これらを組み合わせて開発に取り組むことで、効率性がぐんと高まることでしょう。

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