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新たなチャレンジをするためコワーキング業界へ。コンサルタント経験を活かしてお客様の可能性を広げる営業を行う

古谷 ナナ(ふるや なな)
エンジニアとしてキャリアを積んだ後、ITソリューション営業、ITコンサルなどへと仕事の幅を広げる。経営企画や新規事業の立上げへと業務範囲を拡大を行い、新規事業立上げの専門家として約3年前に独立。現在複数のクライアントを抱えながら、新規事業立上げの専門家としての業務を行いつつ、自身の会社も経営する。「いいオフィス」では営業として新規店舗開拓や他社との協業、提携などを担当。

コンサルタントの経験を活かし、営業としてお客様に親身に寄り添う

ー「いいオフィス」での業務内容を教えてください。

営業として新規店舗開拓や、他社との協業や提携に関する商談を担当しています。

コワーキング業界未経験のため、「いいオフィス」提携有無に関わらず、色々な種類のコワーキングスペースやシェアオフィスを積極的に利用して現地で仕事をしたり、コワーキングスペースのオーナーさんと対話したり、業界知識を積み重ねることに力を入れています。

ー協業や提携に関する商談というのは具体的にどのようなことをされているのでしょうか。

目標や数字を追いかける一般的な営業とは違い、より大きな視点やビジョンを意識した営業提案をしています。場合により新規事業のコンサルティングのような要素もあるかもしれません。

まだ形も見えておらずこれから何ができるか一緒に考えていくような案件を担当することが多いです。

無限に可能性が残っているようなものについて、お話をする中で糸口を見出して形にしていくようなイメージです。

他の仕事をしながら新しい挑戦ができる「いいオフィス」の働き方に惹かれて参画を決意

ーどのようなきっかけで「いいオフィス」に参画されたのでしょうか。

コロナ禍で人とコミュニケーションをとる時間が急激に減少しました。他愛もない雑談から産まれるアイデア創造の機会がなくなり、自分のもつアイデアが枯渇してしまうことに危機を感じました。そこで人と話すような仕事を新しく始めたいと思ったのがきっかけです。

現在「いいオフィス」を含めて複数のクライアント様を抱えていますが、他の会社では新規事業を進める中でコンサルタント兼現場を動かす事業責任者として参画しています。世の中にない文化を作り出すような新規事業が多いため、月に何百個もアイデアを出す「創造性」が肝となる仕事です。

以前はクライアント先のスタッフや、そのお客様と対面でコミュニケーションを取ることがほとんどでしたが、コロナ禍を機に完全リモート勤務が増え人と接する機会が極端に減りました。

イノベーションを生み出すアイデア創造のためには、雑談を含めたコミュニケーションが重要な要素であったことに気がつき、「Wantedly」で人と関わる仕事を探し始めたのです。

ーWantedlyには「いいオフィス」以外にもさまざまな企業やサービスがあると思いますが、その中で「いいオフィス」を選ばれた理由は何かありますか。

ありがたいことにいくつかコンサルティング案件のご要望もいただいており、そちらを引き受けることも考えましたが、その時は人と話す業務を条件にしていたため営業に特化した仕事を探した結果「いいオフィス」に決めました。

これまで業界問わず新規事業立ち上げを担当してきたため、過去に経験していない業界を探した結果、不動産業とも違うコワーキングスペース業界はまったくの未知であり興味を持ったということもあります。

面談の際にフリーランスとして複数の案件を持っている方や、他の会社を経営しながら参画されている方もいると伺い、働き方のイメージができたのも、「いいオフィス」への参画を決めた理由の一つです。

ー営業でさまざまな方とコミュニケーションをとる中で、古谷さん自身の「創造性」に何か影響はありましたか。

「いいオフィス」で営業を始めて半年ほど経ちましたが、初対面の方とお話しする機会が増え、創造性を育む上で大きな刺激になっていると感じています。

コンサルティングは基本的に同じクライアントさんと対話を重ねていきます。

「いいオフィス」は月に20人弱のオーナー様とWebを介すなどしてお話ししており、初対面の方とコミュニケーションをとる機会が増えました。

ただお話しするだけでなく、業界未経験で足りない分はコンサルティングで培った「話を引き出す力」で補い、段々と知識をつけて引き出しを増やしていくなどしています。

実際「いいオフィス」で働く前と比較して、コンサルティングにも活きる「話を引き出す力」もより高められたと感じています。

心配性な性格だからこそ鍛えられたプレッシャーに打ち勝つ力


ー「いいオフィス」の一員として働く中で印象に残っている出来事は何かありますか。

「いいオフィス」に参画した当初、営業責任者の方の商談に同席させていただく機会があり、そこで高い営業スキルを目の当たりにしたことです。

「いいオフィス」に参画する前は必要に応じて兼任という形で営業責任者をしていたことはありましたが、営業に特化していたことは一度もありませんでした。

商談に同席させていただいた際に、事前のリサーチや話の運び、相手に余計なことを考える余地を与えない点など自分にはできない営業スタイルだと感じました。同時に、日々このような提案を何十件と行っている「いいオフィス」メンバーは営業力が高いんだろうなと感じました。

他のメンバーの良い部分を貪欲に学んで、自分なりの営業をしていきたいと思っています。

ー「いいオフィス」に参画してから辛かったことはありますか。

基本的に仕事は99%が辛いことでできており、残り1%のやりがいや達成感で私は続けられています。

自分自身が豆腐メンタルなため気持ちの切り替えが苦手で、嫌なことがあると落ち込んだまま仕事をして自然と気持ちが回復してくるということの繰り返しです。

落ち込みやすいというのはマイナスな意味ではなく、それだけすべての仕事に全力を出し切って臨んでいるためその結果に気持ちが左右されやすいのかもしれません。常に本気で取り組み続けているからこそ、辛いと感じることの方が多くなるのかもしれないと個人的には考えています。

多くの人がイメージする「落ち込む」というのは仕事が手につかないような状態だと思いますが、落ち込んでいるからといってご飯が喉を通らなくなったり、仕事で手を抜いたりしたことは一度もありません。モチベーションを切り替えなくても、辛い状態でも仕事ができる状態を作り上げてきたのかもしれないです。

ー「いいオフィス」以外のお仕事も含めて気持ちが上がるのはどんな時でしょうか。

かなり慎重な性格で常に二手、三手先のことを考えているため、プレッシャーには強いかもしれません。ピンチの時になんとか目標を達成できたときは一時的にふわっと浮上します。しかしすぐにその先を見据えるため、今後どのように展開していくかで頭が一杯になりまた落ち込みモードになることが多いです。

あとはお子さんがいる経営者の方から「古谷さんと話して見通しがたったので、週末は子供と安心して遊べます。」と言っていただけるととても達成感があります。

そういう時は残り1%の達成感ややりがいを感じられる瞬間です。

フリーランスの集まりだからこそ鍛えられる「セルフコントロール力」


ー古谷さんから見た「いいオフィス」のいいところや直した方がいいと思うところは何かありますか。

いいところは会社に寄りかからず自立している方が多く、それぞれ課されたミッションを抱えて忙しくしているところです。

いいところの裏返しですが、常に報酬に見合った成果が出せているかセルフコントロールする必要があることは、働く側にとっては難易度が高い点だと思います。

一般的な会社員の方は、その月に成果があげられなくてもすぐにクビになることは滅多にありません。しかし業務委託は保証がなく、常に成果を出し続けてスキルで戦っていく必要があります。

必ず成果を出さなければいけないからと既定の時間を超えてガムシャラに働き続けたとしても長くは続かず、体を壊す前にセーブしてくれる上司のような存在もいません。その辺りを個々が上手くコントロールしなければいけないのはもちろん、会社としてもメンバーを失いかねないことに繋がってしまうため、どのように管理していくかは難しい課題だと感じています。

働きすぎてしまう人やサボってしまう人も含め、会社に勤めながらセルフコントロールができている方は少ないと思います。「いいオフィス」メンバーがチャレンジしている働き方はそれだけ難しいことなので、自信を持っていいと私自身は思っています。

「どこでもいい世界」を実現するために社会的価値を磨き、世の中から必要とされる人材に

ー「いいオフィス」では「どこでもいい世界」という理念を掲げていますが、実現するためにどのようなミッションを掲げていきますか。

「どこでもいい世界」は言い換えると「必ずしもあなたでなくていい世界」と言い換えることもでき、常に自分自身の社会的価値を磨き続けていくことをミッションとしたいです。

大学時代に国際関係の学部にいたこともあり、「どこでもいい世界」と似たようなことを15年ほど前から考えていました。当時「グローバル化」と呼んでいましたが、グローバル化が実現されると日本に住む自分たちにとってはシビアな世界になるのではと感じていました。

たとえば日本の会社から案件をいただく時、日本語が話せることや日本に住んでいることが有利に働き、まったく同じスキルを持っている海外在住の方がいたとしてもそちらにクライアントが依頼されることはほぼないと思います。

しかし「どこでもいい世界」が実現すると、住んでいる場所や言語が関係なくなり、いかに優秀な人材を採用するかが鍵になるでしょう。貧しい国に生まれても同一職種・同一賃金ということになると、これまで会社に寄りかかってゆるく働いていた人などは特に社会的価値を磨いていかなければ生き残れない世の中になります。

「いいオフィス」メンバーを含め究極の社会的価値を持っている人にとっては「どこでもいい世界」がすでに始まっているとも感じています。我々内部の人間にとって「どこでもいい世界」は目標でもあり戒めでもあるため、そこを常に意識しながら仕事をしていけるという意味ではとてもいい理念だと思います。

飼い犬と一緒に昼寝をしながら暮らしたい。犬を飼っていた経験から学んだ生活の中に余白をつくる大切さ

ー古谷さんが自身が叶えたい夢は何かありますか。

いきなりスケールが小さくなるのですが、飼い犬と一緒に昼寝だけをして暮らすことです。

小学生から大学生まで「たくや」というイケメンの犬を実家で飼っており、ずっと一緒に過ごしていましたが、高校に進学したあたりから部活や習い事で忙しくなりあまり側にいられませんでした。

大学生になってたくやが亡くなりそうだと連絡をもらい、ゼミを1週間休んで実家に帰省してたくやの側にいたとき、もっと早くこういう時間を作れば良かったと後悔しました。

忙しく働くことが悪いことだとは思いませんが、意識的に昼寝だけして過ごすような時間を持つことも大切にしたいです。

そもそもいま犬を飼っていないですし、住んでいる家はペットを飼えないため引っ越す必要があり、犬を飼うことは簡単なようでなかなか道のりが遠いなと感じています。

ー仕事面で叶えたい夢や解決したい課題などはありますか。

さらにスケールが小さくなるのですが、今使用しているパソコンのカメラ位置をどうにかしたいと思っています。

最先端のパソコンでカメラがキーボードのF6あたりに収納できる形でついているため、Web会議の時に下から映されて全然盛れないのが最近のストレスです。

「いいオフィス」の他のメンバーからWeb会議の際に、「鼻の穴見えているよ」と指摘されたことがあり、そこから顎を引いて商談するようになりました。

移動が減ったら家の作業環境を整えたりもできますが、今の生活では難しいためいずれ解決したいです。

「いいオフィス」のメンバーは「ちびまる子ちゃん」のような愉快な仲間たち


ー今後「いいオフィス」に入ってくる人にメッセージをお願いします。

「いいオフィス」のメンバーはアニメ「ちびまる子ちゃん」の登場人物のような仲間だと思っています。

明るい人や物静かな人、ちょっと意地悪な人や強面の人もいるけど誰も人を心底傷つけないのが「ちびまる子ちゃん」の世界観だと思っているため、「いいオフィス」のメンバーの雰囲気に近いと感じました。

基本的には愉快ですが、主人公が泣いたり落ち込んだりするように「いいオフィス」でも楽しいことばかりではありません。しかし基本的に人を傷つける人がいないため、前向きに取り組める方は積極的に参画していただければと思います。

撮影場所

いいオフィス 恵比寿 by enJIN
東京都渋谷区恵比寿1丁目10-6 清園ビル5F
JR山手線 恵比寿駅 徒歩10秒
[Googleマップで開く]
店舗ページ:https://e-office.space/ebisu-by-enjin/
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