こんにちは。
イノベーター・ジャパンで人事を担当している青木です。
前回のストーリーでは、「ビジネスデザイナー」という考え方について書きました。
マーケターでも、営業でも、ディレクターでもない。
それぞれの領域を横断しながら、事業の構造を設計し、前に進めていく役割です。
その話をすると、よくこんな質問をいただきます。
「ビジネスデザイナーって、どんなスキルが必要なんですか?」
マーケティングの知識なのか。営業の経験なのか。
それとも戦略思考なのか。
今日は、この問いに対する私たちなりの答えを書いてみます。
▍スキルは「3つのレイヤー」で考える
私たちは、ビジネスデザイナーに必要な力を、単一のスキルではなく「3つのレイヤー」で捉えています。
ベーススキル(OS) × 専門スキル(アプリ) × 統合スキル(総合力)
この“掛け算”によって、価値が生まれると考えています。
まずは、ベースとなる力です。
言語化する力、数値で語る力、論理的思考、情報収集、そしてAIやデータの活用。
どんな職種であっても、この土台が弱ければ、どれだけ経験を積んでも、応用は効きません。
次に、自分の軸となる専門性です。
営業、マーケティング、クリエイティブ、エンジニアリングなど、何かしらの専門領域を持つこと。
重要なのは、隣接する領域も“共通言語として理解し、人やプロジェクトを動かせるレベル”で押さえていることです。ここまでできて、はじめて事業に対して影響力を持てるようになります。
そして最後が、それらを束ねる力です。
関係者を巻き込み、方向性を描き、 バラバラな要素をひとつの構造として再設計する。
この力がなければ、どれだけ良い施策も、単発で終わってしまう。
事業を前に進めるとは、この“構造を動かすこと”だと私たちは考えています。
営業でも、マーケでも、ディレクションでも。
異なる領域を横断しながら価値を生み出していくのが、ビジネスデザイナーという役割です。
▍その経験は、ちゃんとつながっている
ここまで読んで、「自分にはまだ足りていないかもしれない」と感じた方もいるかもしれません。
でも、営業でもマーケでもディレクションでも、自分の領域に真摯に向き合い、やり切ってきた人ほど、その先のキャリアは確実に広がっていきます。
実は、新卒からがむしゃらに働いた数年を経て、20代後半に差し掛かる頃から、それまでの経験が“点”ではなく“線”としてつながり始めます。
特定の領域でやり切った経験がある人ほど、他の領域とのつながりを理解し、再現性を持って成果を出せるようになります。
だからこそ、営業としての経験も、マーケターとしての経験も、ディレクターやエンジニアとしての経験も、すべてが、ビジネスデザイナーにつながる土台になります。
むしろ、これまでの経験が積み上がっている30代からこそ、最も伸びしろが広がるキャリアです。
▍職種の先にあるキャリアへ
- もっとビジネスの設計から関わりたい
- 顧客の事業課題に本気で向き合いたい
- 施策ではなく、事業そのものを前に進めたい
そんな想いがある方にとって、ビジネスデザイナーというキャリアは、有力な選択肢になるはずです。
答えが用意されている仕事ではありません。
だからこそ、自分の意思で考え、構造をつくり、事業を動かしていく手応えを感じられる仕事です。
「職種で働く」だけではなく、ビジネスをつくる側へ。
この考え方に少しでも引っかかるものがあれば、それは次のキャリアに踏み出すタイミングかもしれません。
より詳しい考え方については、OMOSAN Blog.でも紹介しています。
もし少しでも面白そうだと思ったら、ぜひこれまでのストーリーもあわせて読んでみてください。