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ナレッジのアウトプットだけじゃない、コロナ禍の交流の場になったオンライン勉強会

インターリンクでは月に1回、「本当はだれかに教えたかった技術やらを共有して研鑽し合ったりするの会」という勉強会を開催しています。
社員の中から登壇者を決め、テーマに基づいた発表を行うこの勉強会はアウトプットの場として、WebディレクターやWebデザイナー、システムエンジニア、インフラエンジニア、営業など職種を超えて様々な社員が参加しています。
今回はこの勉強会が作られたきっかけや目的について、運営を担っている2名の社員に話を聞きました。

職種の垣根を越え、様々なテーマで開催しています

まずは発起人のHさんに話を聞きたいと思います。具体的にどんなことをやっているんですか?

Hさん:事前に立候補いただいた社員の中から登壇者を決めて、各々が準備したテーマを発表してもらっています。職種に関わらず誰でも立候補できるので、テーマも開発系から制作系、仕事への取り組み方とかビジネスマナー的なものとか様々です。
コロナ禍になってからはずっとオンラインで開催しています。

発表に向けた準備もあると思いますが、運営メンバーはどんなことをするんですか?

Hさん:週に1回、運営メンバーの定例があります。
まずは次の回で誰に登壇してもらうかを決めて、本人からOKが出れば告知ページを作って他の社員に周知します。開催後は振り返りと反省を行ってどう改善していくかも話し合います。

登壇者は立候補制なんですか?

Hさん:募集をかけて立候補してもらうこともあれば、こちらからスカウトしてお願いすることもあります。今回はデザイナーさんに登壇して欲しいとか、プログラマーさんに来てもらおうとか、そういうのは運営メンバーで話して決めます。

開催する上でポリシーがあるそうですね。

Hさん:何があっても”継続する”っていうのを大事にしています。
長く続けていると人が集まらない回とかもあるし、登壇者が決まらないこともたまにあったけど、そういうので大変だからもうやめようっていうのはしないと決めてます。
大変でも大事なことだから続けたいです。

部のナレッジ共有に課題。アウトプットの場を作りたかった

継続は力なりといいますもんね。元はどんな思いで始まったんですか?

Hさん:2年前から始まったんですけど、当時は部内でナレッジ共有が足りていないと感じていました。
技術の標準化に課題があったので、定期的にアウトプットする場が必要だな…と。
自分自身、業務の中で身に着けたスキルとか知識を同僚や後輩に伝えていきたいと思っていたし、ナレッジ共有のハードルを下げるために何ができるか考えました。
そんな中で、当時いろんな技術系のブログを見ていて、いたるところで社内で発表会をしている様子が載っていました。そういえばうちにこういうのないな~って気づいて、まずはこういう発表の場を作るのがいいと思いました。
結果を求めるつもりではなくて、飽くまで機会を与えたいって気持ちでしたね。

得られたものはナレッジ共有だけじゃなかった

ここからは運営メンバーのKさんにも話を聞いてみたいと思います。
今まで開催した中でお二人の印象に残っているテーマはありましたか?

Kさん:最近モブプログラミングをテーマに発表があったけど、デザイナーでもフロントエンドエンジニアでもプログラマーでも取り入れられる良いテーマだったと印象に残っています。どうしても登壇した人の職種に寄ったテーマが多くなるので、そこに囚われていないのが良かったなと。
あとは前職でコールセンターに勤めていた社員がいるんですけど、そこでの経験からビジネスでついつい使ってしまう間違った日本語とか。あと”伝わる文章の鉄板ルール”というライターをやっている社員の経験を活かしたエピソードなど…自分の経験だけでは知れないことをたくさん知れるいい機会になってます。

Hさん:自分はKさんが発表していた「日常に溢れるデザインをUIUX視点で考える」というテーマが印象に残っています。例えば信号機をUIUXの観点で見てみるとか、デザイナーだからこその考え方を知れるので面白かった。

お二人が運営していてよかったなと感じたことは何ですか?

Kさん:自分は途中から運営メンバーに加わりました。
テレワーク主体の勤務体制になってから気軽に交流するのが難しくなって、他の社員のみんながどういうことをしているのかが分かりづらくなってしまったなと。
コロナ前だったらすぐ近くに同僚たちがいたので簡単に雑談できたし、そこでその人が今どういうことをしているのかとか、逆に自分がどういうことをしているのかを情報共有できました。それがなくなってしまったのがとても残念だったし、必要なことだったと今だからこそ感じます。
だからこうして社員同士でアウトプットする場が大事。自分が知っていることを聞いてもらえたら嬉しいし、他の社員の経験を知れたら刺激にもなります。

Hさん:こういう勉強会をやることで、社員のみんなが何を考えてるか、何に興味があって、どういうことをやってきたんだっていう背景を知ったり、仕事への向き合い方など、キャラクターが深まるのが良いと思っています。後輩や部下の成長も知れる。ナレッジの共有が目的だったけど、それ以上のものを得られていると思っています。
自分自身、知識に関しては雑食なので色んな職種の観点でそれぞれの意見を興味深く聞けると、新しい発見があったりして楽しいです。

課題を感じていることもあるそうですね。

Hさん:今はオンライン開催なので以前よりも参加しやすくなったとは思うのですが、まだ参加したことがないという社員もいます。
なので今後は参加したことがないという社員にも気軽に参加できるような仕組み作りが必要だなと感じています。

最初はナレッジ共有を目的にスタートした「本当はだれかに教えたかった技術やらを共有して研鑽し合ったりするの会」。コロナ禍になり、テレワークが主体となったインターリンクでは社員同士の交流の場としても大きな役割を担っています。
運営メンバーが熱心に取り組むからこそ社員も楽しみながら参加できる勉強会です。

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