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神奈川から宮城に移住した理学療法士

2020年6月26日に神奈川県から石巻に移住した理学療法士の松井さんのインタビューです。

インタビュアーは、北海道の看護師の高橋さんです。
高橋さんの印象はこのような感じでした。

インタビューさせてもらった理学療法士さんは、神奈川の総合病院で、回復期3年、デイケア2年の勤務経験のある20代女性。
「すごく緊張しています」とのことでしたが、今経験していることが楽しくてしかたないという感情が溢れ出て、明るく活き活きと話す姿が印象的でした。

とても、気づきがある内容でしたので、ぜひご覧頂けたら嬉しいです。

なぜ、神奈川から移住をしようと思ったのですか?

病院や施設でのリハビリはセラピスト主体になってしまい、デイケアからの卒業を目指してはいるものの、セラピストのエゴになってしまっているのでは?と思いながら働いていた頃に、りぷらすと出逢いました。

東京で開催された「Fw:東北 Fan Meeting」が目にとまり、前日に申し込んで参加したという突発的な行動でしたが、地域の人が主体となる活動をしていたことや、同じ理学療法士が起業しているということも、気になったポイントです。
そして、「石巻市」という場所にも、東北の震災の時は体調を崩して入院をしていて、「みんなが東北のために行動しているのに、自分は何もできない」という思いがあったことを思い出しました。
代表の橋本さんと話していて、モヤモヤしていたものがすっきりしていくワードがたくさんあり、りぷらすの理念にも惹かれ、見学しに行くことを決めました。

突き動かされてしまうほどの、りぷらすの魅力とは?

「ありたい暮らし」を実現することを掲げていて、極力介護しないデイサービスであることです。
病院や施設では、できるはずのこともやってあげてしまうことが多々あり、そこに疑問を感じていましたが、りぷらすでは、医療者が主体ではないところが良いと思いました。
高齢者から障害児まで一緒に過ごしているため、”おじいちゃんと孫”のようなあたたかさもあります。

移住するという点は、壁にならなかったのですか?

「宮城県か、遠いな。」とは思いましたが、見学した時に、心穏やかになる空気や景色、人の優しさ、食べ物の美味しさなど、土地柄に惹かれました。
そして、“行けない理由”を探してみたけれど、なかったんです。
実家で生活していたので、家族と会えなくなる寂しさや、友人と離れてしまうということはありましたが、今の時代はテレビ電話があるし、お互いに友達だと思っている人とは距離が離れたとしても繋がり続けられると思いました。
前の職場も好きだったし、病院で学んでもっとスキルを身につけてから地域へと考えていましたが、どんな分野でもどんな場所でも学べるし、やってみたいというタイミングでやってみようと思いました。
ずっと実家暮らしだったこともあり、家族の説得には3ヶ月かかりましたが、移住した後の方がテレビ電話で頻繁に話すようになったので、実家暮らしをしていた時よりも、家族とのコミュニケーションは増えています。

都市部から地方へ移住して理学療法士として働いてみて、違いや気付いたことはありますか?

地方の強みとして、人と人の繋がりがすでにできているからこそ、そこを活かした地域住民主体の活動をすることができます。
今まで、都市部と地方での違いと考えたことがなかったけれど、地方に来たからこそ、地方でできることを都市部ではすぐに実現できないだろうなと思うのはなぜだろう?と考えるようになり、都市部の特徴や自分の住んでいた地域のことを知らなかったということがわかりました。
都市部と地方では、同世代の方で比較しても生活が異なっていて、同じ「腰痛」でも、地方では庭いじりや畑仕事など、都市部ではあまり考えられないことが原因となっていて、「生活を知る」ということの大切さに気付かされました。

都市部から地方へ移住して1ヶ月、なにか困ることはありますか?

ペーパードライバーだったので、移動手段が車しかないことが困りました。街灯も少ないです。
なまりがわからないので、利用者さんが話していることが全くわからないこともあります。
わからないことだらけで、刺激的で、それもまた楽しいです。

インタビュアー)楽しいということがすごく伝わってきます。

わからないことだらけで、初めての一人暮らしにもてんてこまいでも、楽しくやっていけているのは、人がとても優しくて、とてもよくしてもらっているからだと思います。

保育園が休園の時には、職員が子供を連れてきて働いている姿は、都市部では考えられないことでしたが、家庭と仕事を両立できているモデルケースを見れていることも、家族を大事にしていることころも好きです。

知識のなさに落ち込む日もあるけれど、理想だと思っていたことが目の前にあって、毎日楽しいです。

これからどんなことをしたいですか?

移住した経験や考えていることを、発信できるようになりたいです。
この地域だからできることとしては、中高生にもスポットを当てて、悩みの多い思春期をいろんな世代でサポートできたらいいなと思います。

違う分野へのチャレンジや移住も考えている方へのメッセージはありますか?

「やりたい!」と思った時が、タイミングだと思います。
一年後は同じことを思っていないかもしれないし、行動しないと出会えないことや気付けないことがたくさんあるとわかりました。
「やってみたい」という気持ちを大事にして行動して欲しいなと思います。

インタビュー後記

インタビューさせてもらった理学療法士さんの他にも、県外から移住してきた人が数人いるようで、「ここで理想を追い求めたい」「一緒に活動したい」と行動させてしまうほどの魅力があることが想像できてしまいますよね。インタビューしながら、りぷらすの理念や事業についてどんどん知りたくなっていきました。

インタビュアー
 高橋亜由美さん
 看護師・保健師
 Twitter:https://twitter.com/ayumi51sakura

協力
https://www.sketter.jp/

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