「地方から、もっと面白いことを仕掛けたい」
最近、いろんなところで「DX」とか「イノベーション」なんて言葉を耳にしますよね。でも、そういうのってなんとなく都会の大企業の話になりがち。地方にいる私たちが、本当の意味で手を取り合って、新しいワクワクを生み出すにはどうしたらいいんだろう?
そんな問いへのヒントになるような、すっごく熱くて楽しい1日がありました。
ある夏の日の午後、ものづくりの街・福岡県北九州市にあるオープンな価値創造スペース「TSUNAGU FACTORY」に、ちょっと面白い組み合わせの2社が集まりました。
集まったのは、工場の自動化を支え、現場のリアルな課題を知り尽くした「北九州のハードウェア系の商社、ドーワテクノス」の皆さん。そして、「自律と自由」をモットーに、場所を問わない働き方を実践している私たちのメンバー(Web・ソフトウェア開発のエンジニア集団、カラビナテクノロジー)です。
一見すると、工場の機械やハードウェアの世界と、Webやアプリなどのソフトウェアの世界。普段はなかなか交わることのなさそうな2つのチームが、なぜ北九州を舞台に手を取り合ったのか。そして、どんな化学反応が起きたのか。
未来のプロジェクトに向けた「土台作り」となった、笑顔あふれるイベントの様子をお届けします!
■ なぜ今、地方で「一緒につくること」が大切なの?
ものづくりの街として歴史のある北九州市。最近では、昔ながらのハードウェアの技術や工場のノウハウに、最新のIT・デジタル技術を掛け合わせて、新しい産業の形を作ろうという動きがとっても盛り上がっています。
でも、バックグラウンドが全然違う企業同士が、いきなり「さあ、一緒に新しいビジネスを作りましょう!」と会議室で話し合っても、なかなか上手くいかないもの。だって、お互いが普段使っている言葉も、会社のカルチャーも全然違いますから。
そこで今回、私たちが目指したのは、お堅い業務提携の話し合いではなく、まずは「お互いを知って、なんでも言える関係(心理的安全性)をつくること」、そして「共通の言葉を見つけること」でした。
まずは仲良くなって、心理的なハードルをガクンと下げること。そんな未来へ向けたロードマップの記念すべき第1歩として、今回の「合同交流会」がスタートしました。
■ ハード×ソフトの出会いがもたらす、新しい可能性
会場に集まったのは、本当にバラエティ豊かなメンバーたち。
ドーワテクノス様からは、営業戦略、技術、購買、営業など、まさに製造業の最前線でリアルな課題に向き合っているメンバー。そして私たちカラビナテクノロジーからは、ディレクション、エンジニア、経営、広報といった、アジャイルな文化と発想力を持つメンバーが参戦しました。
まずはお互いの得意分野を紹介し合いました。
- ドーワテクノスさん: 工場の自動化やロボット、公共インフラまでカバーする専門家。強みは、なんといっても「現場のリアルな困りごとを知っていること」と「ハードウェアの深い知識」です。
- 私たちカラビナテクノロジーのチーム: WebサイトやECシステムの開発から、デザインまで一貫して提供するエンジニア集団。強みは「ユーザーの体験(UI/UX)を作る技術」と「フラットで自由な組織文化」です。
「現場のリアル(ハード)」と「体験と実装(ソフト)」。この2つが交わったら、一体どんな面白いことが起きるんだろう?みんなのドキドキが広がる中、メインイベントの「ライトアイデアソン」が始まりました。
■ 具体的アイデアよりも大事な、みんなで考える「7つのステップ」
今回のメインワークは、ただのおしゃべりではなく、チームで集中してアイデアを出し合う「アイデアソン」という形で行われました。といっても、「完璧な正解を出そう!」というお堅いものではなく、「チームで一緒に考えるプロセスを思いっきり楽しもう!」というライトなものです。
チームは、お互いのメンバーが混ざり合う形で2つに分かれて、それぞれ未来のテーマについて話し合いました。
大人の事情(機密保持)があるので、ここで出た具体的な技術やビジネスアイデアの秘密は内緒ですが、話し合いのプロセスそのものに、今回の素晴らしい気づきが詰まっていました。ワークはこんな「7つのステップ」で、わいわいと進んでいきました。
- 魅力を書く: まずは各自が思いつく魅力(商品の魅力や、技術の魅力など)を付箋にポチポチ書き出します。
- 課題を書く: 次に、日々の仕事や社会で「ここ、困ってるんだよね」という課題をアウトプット。
- シェアする: 模造紙に全員の付箋を貼り出して、みんなの視点をチェックします。
- グループ分け: 大量の付箋を、似たテーマごとにまとめて「島」を作っていきます。
- 課題を1つ選ぶ: チーム全員が「これ、面白そう!」「解決したい!」と思える課題を1つに絞ります。
- アイデアを出す: 決まった課題を解決するためのアイデアを、ここでも「質より量」でどんどん出します。
- 発表準備をする: 出たアイデアを、みんなに伝えるために分かりやすく整理します。
「普段、自分たちが見ている景色がいかに狭かったかに気づかされました」
ある参加者の方がそうポツリと語ってくれました。現場の泥臭い課題を知る方の「実はここが大変で…」という一言に対し、エンジニアが「えっ、それならWebのあの仕組みを使えば一瞬で自動化できますよ!」と返す。逆に、IT側が考えたスマートなアイデアに対し、「実際の工場の中はそんなに綺麗にデータが取れないから、こういうハードウェアを挟まないとダメだよ」と現場目線の鋭いアドバイスが入る。
お互いの「当たり前」が、相手にとっては「新しい大発見」になる。机の上の空論じゃない、地方のリアルな課題に根ざした、すっごく濃密でワクワクするディスカッションになりました。
■ カルチャーが混ざり合う。名物の「あだ名付け」で一気に仲間に!
頭をフル回転させたアイデアソンの後は、ガラリと雰囲気を変えて「懇親会」のお時間です。
会社の垣根を越えて、ドリンクやお菓子を片手に、ざっくばらんなおしゃべりを楽しみました。ここで、私たちのチームのユニークなカルチャーを体験してもらうための、あるサプライズ企画を行いました。それが「あだ名付けワーク」です。
私たちの会社では、年齢や役職に関係なく、お互いをあだ名で呼び合う文化が深く根付いています。これを、パートナーであるドーワテクノスの皆さんにも体験してもらっちゃおう!という試みです。
先方から代表して手を挙げてくれた方の「特徴」や「趣味」、「実はこんな意外な一面があって…」というお話をみんなでフムフムとヒアリング。「それなら、このあだ名がぴったりじゃない!?」「いやいや、こっちの方が可愛い!」と、全員で大盛り上がりしながら、今日から呼ぶための「最高のあだ名」を決めました。
このワークのおかげで、会場の空気はさらに和やかに、一気に心の距離が縮まりました。会社は違っても、目指す方向や人間としての信頼関係がつながれば、もうひとつのチームになれる。そんなカルチャーの融合を感じる、笑顔いっぱいの時間になりました。
■ 次なる挑戦へ!北九州から、未来をつくる物語は続きます
今回のイベントの目的は、未来に向けた「土台作り」であり、「まずは仲良くなること」でした。参加したみんなの笑顔や、飛び交った意見の熱量を見る限り、大成功だったと言えそうです。
でも、これはあくまでスタートライン。
私たちのロードマップは、すでに次のワクワクするステージを見据えています。次のステップでは、今回の経験をベースに、さらに深く、より本気で未来の価値創造に挑む「ガチのアイデアソン」の開催を予定しているんです。
地方には、解決すべき課題がたくさんあります。でもだからこそ、そこには大きな可能性と、私たちが挑戦すべき面白いフィールドが広がっています。
北九州という地から、会社の枠を超え、ハードウェアとソフトウェアを掛け合わせて、どんな未来の化学反応が起きるのか。
私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。これからの展開も、ぜひ楽しみに見守っていてくださいね!
一緒に未来を創る仲間を募集中です!
私たちは、地方にいながら最先端の技術や、こうしたユニークな共創に挑戦したい仲間を探しています。「自律と自由」の環境で、自分の力を発揮してみたいエンジニアやディレクター、デザイナーの皆さん、まずはカジュアルにお話ししませんか?いつでもお気軽にメッセージをくださいね!