こんにちは、KitchHike学生インターンのYumiです。先日料理を振舞う機会が何回かあったのですがその都度「味付けがどこかなつかしい」という感想を頂きました (現在22歳、現役女子大生です (笑))。

例えばこちら。出汁、醤油、味醂、酒、砂糖で「The 懐しい日本の味」になりました。

でもよく考えたら、それもそのはず。今まで私に料理を教えてくれたのは自身の祖母をはじめ、日本やアメリカの「おばあちゃん」と呼ばれる人たちが多かったのです。 そこで今回は、アメリカはボストンとカリフォルニアに住むおばあちゃん2人と、彼女たちが作っていたお料理を少し紹介したいとおもいます。

ボストンのおばあちゃんルーシー

彼女と初めて出会ったのはニューヨークのホステルでした。私が一人旅で滞在していたときのことです。すっかり意気投合し、時期を改めて彼女のボストンにある実家に訪れることになり、再会を果たしました。彼女は70歳にも関わらず現役キャリアウーマン。Macのノートパソコン片手に東海岸を常に転々としている、とってもアクティブな女性です。

いくつかお料理を学んだのですが、一番印象深かったのは彼女の朝ごはん。半熟卵、トースト、そしてコーヒーという、とってもシンプルなものでした。なーんだ、これだけ？って思うかもしれないですが、彼女はもう40年以上この朝ごはんを食べ続けていて、いたるところにこだわりがありました。 例えば半熟卵。どれ位の時間火にかけるか、毎朝きっちりタイマーで計測しています。

毎日作り続けることで、自分の中でのベストなタイミングが確立されたようです。

コーヒーもブラックなのですが、シナモンやバニラなど、香りをその日の気分に合わせてカスタマイズしていました。

コーヒーの香ばしい香りに包まれながら、とろ〜っとした卵とサクサクのトーストを一緒にパクリ。すごくシンプルですが、大満足な朝ごはんでした。

「朝がいいと1日がいいのよ」とルーシー。こだわり抜かれた朝ごはんを食べたその日はとっても幸せな気分で過ごすことができました。

カリフォルニアのおばあちゃんコリン

彼女は、カリフォルニアはオーハイと呼ばれる地域に住んでいる出張料理人さんです。私がバックパッカーしていた時に出会いました。 オーハイはカリフォルニアとはいえ海は無く、山岳地帯で自然がとっても豊か。オーガニックの農家が沢山いて、地元の食材を地元の人が消費するという地産地消の循環が確立されていました。

もちろん、コリンが作る料理にもこだわりがありました。それは、多くの地元の食材が使われているということ。彼女のお客さんにベジタリアンが多いということもあり、基本的に全てのお料理がベジタリアン対応。当時ベジタリアン料理に馴染みの無かった私は彼女の作る料理の美味しさ、仕上がりの美しさにとっても感動しました。

こちらは、ある日の朝食。とっても豪華なんです！

あまりの美味しさにお客さんも食べ進める手が止まりません。

「すばらしい食材があるんだもの、それを最大限に生かそうとしているだけのことよ」、とコリン。ちなみに、「味醂」を隠し味にいれると野菜の旨みが引き立つそうで、彼女のお気に入りの調味料なのだとか。これも長年経験を積んでたどり着いた彼女ならではのこだわりですね。それにしても、アメリカ人のシェフが味醂を好んで使っているだなんて、驚きでした。

上の写真は、ある日の野菜たっぷりの昼食。こちらも彩り鮮やかで、とっても美味しかったです♪

おばあちゃん2人が作っていた料理はそれぞれ全く違うものでしたが、どちらもそれぞれのこだわりがぎっしり詰まったものでした。KitchHikeに登録されているCOOKの方の料理1品1品もこだわりがぎゅーっと詰まっていて、個性に溢れています。そしてどれも美味しそう！！

普段インターンとして業務に携わらせてもらっているなかで、ユーザーから「楽しかったです♪」「食べてくれた人たちが喜んでくれてとても嬉しかったです！」「美味しくて、またKitchHikeしたくなりました。」というような感想をもらうと、つくづくKitchHikeは利用者みんなが幸せになれるサービスなのだなって思います。そして、微力ながらもそのようなサービスに1年以上関わらせてもらえているのがとっても嬉しいです。大学4年の私も気がつけば学生生活の終わりが見えてきて、卒業を意識する時期になってしまいました。とても残念ですが、素敵な人たちに囲まれながら大好きな食に関わって働けることに感謝しながら、最後まで楽しんで働きたいと思っています。

現在、KitchHikeでは、学生インターンを募集しています。KitchHikeで一緒に誰かの手作りのごはんを通してみんなが幸せになれる機会を増やしていきませんか？みなさんのご応募をお待ちしています！