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読書会 違う視点で共通言語

こんにちは。世界に「0」をONする会社のエバンジェリスト。大内です。

先日、社内で読書会を実施しました。今日はその様子を書いていきたいと思います。

今回の参加者は5名。みんなで同じ本を読みました。
今回、みんなで読んだ本がコチラ。


山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』です。
発行部数20万部超えの書籍なので、読んだことがある方も多いのではないでしょうか?

この本に書いてあることを、私なりに簡単にまとめると次のとおりです。

これまでの経営は「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた「サイエンス重視の意思決定」をしてきた。しかし、VUCAな時代と言われるような複雑で不安定な現代社会ではアート、すなわち美意識を鍛えていくことが大切。

美意識とは数字や理論ではない判断軸を持つこと。私たちコンピュータ技研も売上や利益といった数字ではない「私たちの尺度」というものを大切にしています。だからこそ、この本をみんなで読むことが学びに繋がり、共通理解・言語を創っていくことに繋がるのではないかということで、今回はこの本を選びました。

読書会のはじまりはじまり

私たちの読書会は大きく分けると2つのパートで構成されています。
①読書タイム。そして②共有タイムです。

読書タイム
まずはそれぞれで読み進めます。時間にして約3時間。気になったところに付箋を貼り、メモを残しておきます。

共有タイム
付箋を貼った中から、特に印象深かった箇所を共有タイムで参加者全員とディスカッションしていきます。

ここからは共有タイムの様子を会話形式でお送りします。

共有タイム。共通言語・理解を創り上げる時間

登場人物

秋葉(入社2年目。1年目のときに部活を立ち上げた凄い人)
守谷(入社2年目。社内のデザイン関連を担うアートな人)
今村(入社5年目。漫才に社内活動にエンジニアに何かと忙しい人)
松原(入社5年目。声が面白い、歩くことにとりつかれた人)
大内(中途入社3年目。時々めんどくさい哲学する人)

■数字だけに頼った経営には限界がある

−−守谷
「数字だけに頼った経営には限界がある」
そんな言葉がまず私にとって印象的でした。

−−大内
今、コンピュータ技研では「売上や利益ではない尺度を持とう」ということで、様々な取り組みが進んでいますが、やはり、数字という尺度だけでは限界があるんでしょうね。

−−守谷
そうですよね!先程の一文の後に「ビジネスはコミュニケーションによって成り立っている」という表現がありましたが、私たちはコミュニケーション・対話によってそれぞれの個性や、やりたいことを共有し認めあっている。それって決して数字で管理できることじゃありませんよね。

−−秋葉
「数字で管理できることだけに縛られていてはいけない」ということも書いてありましたよね。
個性という数字では決して管理できないモノを私たちは大切にしている。数字にできなからこそ個性を大切にしないといけないんだ。ということに改めて気づけました!

■論理的な思考力と理性的な判断力だけでは差別化が図れない

−−大内
個性を活かし合うという観点でいくと、「論理的な思考力と理性的な判断力だけでは差別化が図れない。論理と理性だけであればAIで十分」そんなことがどこかに書いてありましたよね。

−−松原
確かにありましたね!えっと確かそれはこのあたりに・・・
あった!ここだ!

−−大内
さっきから、文章を言ったらすぐにページを探してくれますね。笑

−−今村
まるでAIですね!

−−守谷
それも松原さんの個性ですね。

−−全員
笑笑

−−大内
話を「論理的な思考力と理性的な判断力だけでは差別化が図れない。」に戻しましょう。
売上を重視するのではなく、私たちの個性が活かしあえているか。そこと向き合うことが差別化に繋がっていくんですね。

−−守谷
「製品は真似できるが、世界観やストーリーは真似できない」ということも書いてありましたよね。
一人ひとりと向き合い、個性を活かし合っていくことで、誰にも真似できない”私たちがやる意味”ができあがっていくんでしょうね!

−−松原
「経営とは差別化を図るためにすることだ」と言った一文もありましたよね。
僕たちの個性で社会に貢献していく。それこそが差別化であり、経営である。そんな気付きを得ました。
たしかその一文は本のこのあたりに・・・

−−全員
出た〜!!笑


■アートだけではなくサイエンスとクラフトも大切

−−今村
ここまではビジネスにおける美意識、すなわちアートの大切さについて気付きを得てきました。
でもアートだけが必要かというとそうではない。サイエンス(論理に基づいた分析)とクラフト(経験に基づいた判断)も大切だと言うこともポイント。
どれか一つだけでなく、バランスが大切ってことも忘れちゃいけませんよね。

−−大内
うんうん、それこそ、どんな思考が得意かも個性によって異なりそうだよね。
それぞれの個性=感性を生かして感じたこと、思考したことを素直に出し合う。
そうやって私たちらしさを表現していくことが、コンピュータ技研のビジョンである「個性を活かし合う社会」につながるのかもしれませんね。

■捨てることの大切さ

−−守谷
話の方向性が変わってしまうのですが、捨てることの大切さも書いてありましたよね。

−−秋葉
あったあった!え〜っとどこだっけ。
松原さ〜ん!笑

−−松原
もういいです。笑
でも、「選択肢の中から美意識をもって選び、その他の選択肢はどんなに優れていても捨てる」そんなことが書いてありましたよね。

−−今村
過去のパターン認識を捨てることの大切さも書いてありましたよね。

−−松原
過去のパターン認識を捨てる。それこそが私たちの今のテーマである”変容”に繋がっていくんでしょうね。

−−大内
捨てる勇気。今の売上を捨てて、私たちらしさという新しい尺度で判断していく。それが過去のパターン認識を捨てるということかもしれませんね。

−−松原
今、会社ではいろんな新しいことに取り組んでいて、そのうちの一つに”リスキリング”がありますよね。
東京ではクラウド人材を育てようということで取り組んでいますが、新しい技術や知識を学ぶことも大切ですが、一方で今までのやり方をアンラーニングしていく。すなわちこれまでのパターンを捨てることが大切なんでしょうね。

共有タイムは終わりに近づき・・・

−−大内
今日の読書会はどうでしたか?

−−今村
会社で今起こっていることへの解像度が上がった気がします!

−−秋葉
こうやって会社について語り合える機会って大切だな。って言うか、こうやって語り合えるのもコンピュータ技研の良いところですよね!

−−今村
うんうん。こういうところが私たちらしさだし、意見を出すにも個性を尊重してくれるから言いやすいよね。

−−大内
僕はこうやって企業理念や会社について、哲学できるのがコンピュータ技研の素敵なところだなぁ。って他の会社から来て思うところですね。

−−大内
今日はこんなところで終わりにしようと思うけど、他に気になったキーワードとかあった?

−−守谷
美しい誤解」という言葉があったんですが、それについて掘り下げてみたいですね。

−−大内
その言葉と向き合って、問いを立てていく。まさに哲学ですね!面白そう!

−−松原
”VTS (Visual Thinking Strategies)”をみんなでやってみたいです!

−−大内
一つの絵画をみんなで見て、気づいたことを言い合っていくいくやつね!

−−松原
はい!それこそ、みんなの個性に気づける時間になりそうです!

−−秋葉
全然終わりませんね。笑
ちゃっちゃと切り上げて、続きはビール飲みながらやりましょう!

−−全員
さんせ〜い!笑

読書会を振り返って

以上、共有タイムの様子でした。

いかがだったでしょうか?一冊の本を通して、共通理解や共通言語が出来上がって行く様子。そしてコンピュータ技研らしさが伝わったでしょうか?
(すぐに飲もうとするのもコンピュータ技研らしさであり、お酒の場で会社の未来について語り合うのもコンピュータ技研らしさですが、それはまた別のお話。笑)

みんなで同じ本を読むことで、自分だけでは持てない視点を持つことができました。
これからも定期的に読書会を開き、みんなの視点を共有していきたい。そんな気持ちにさせてくれる読書会でした。

私たちらしさを創り上げているもの

そしてコンピュータ技研には様々な部活や、会社をよりよくしていくためのワーキンググループがあります。そういったところでは、今回のような会話が繰り広げられていたりもします。

そして、部活やワーキンググループには全社員のうち30%近い社員が入っています。
これって実はすごい数字なんじゃないかなと思うわけです。少なくとも30%の社員が企業理念にコミットしているわけですからね。

私たちのアート、すなわちビジョンに共感してワクワクした方はぜひ一度お話しましょう!

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