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【創業者インタビュー】K.S.ロジャース社長はどんなキャラ?創業の裏話を探ってみた(第1回)

完全フルリモート・フルフレックス形態を取る企業 K.S.ロジャース。
そんな会社の創業者 民輪一博にフォーカスを当てることで紐解く「創業者インタビュー」シリーズ。
第1回は、民輪の素顔とK.S.ロジャース立ち上げの裏話に迫ります!

【profile】
K.S.ロジャース 代表 民輪一博(たみわかずひろ)

京都大学大学院工学研究科電気工学専攻卒業。
学部生時代にワインラベル画像認識アプリのスタートアップに従事。大学院一回生にて学生ベンチャーを立ち上げ、CTOとしてエンジニアリング領域を中心にR&D、コンサルティング、セールス、事業開発、プロダクト開発などに幅広く従事。
2016年3月大学院卒業後、学生ベンチャーを売却し、同年2社目のスタートアップに参画。
その後、大きなプロジェクトを複数こなしたのち2017年12月にK.S.ロジャース株式会社を立ち上げて独立。
また、IT文化を東京一極集中から地方に広げるため、スタートアップスタジオ事業とライフスタイルテック事業を運営する。

プログラミングを始めたのは20代に入ってからだった

__起業前、学生時代の民輪さんはどのように過ごされていたのでしょうか?

学生の頃はサークルには入らずに、大学1回生の頃から塾講師のアルバイトに明け暮れていました。スーツで大学に通って、帰りは塾に行って授業をするみたいな。

プログラミングを始めたのはそこまで早くはなくて、大学3回生、一浪しているので22歳の時からです。なのでプログラミング歴は7〜8年ほどになります。
CTO(最高技術責任者)の中では、ちょっと遅い部類になるのかなと思います。

__てっきり入学時から没頭していたのかと思っていました。プログラミングを始めたきっかけは何ですか?

学生の頃から「早く自分でお金を稼いで自立したい」という想いを持っていたんですね。
そんな折、共に1社目を創業した友人が「ITがすごく儲かるぞ」と言っていて、単純にそれに釣られて「じゃあ俺もやるわ」というノリで始めました。

レベルが高い案件も、なんとか納品していました。
初日から徹夜なんかもしており、当時は体力的に3徹も可能でしたが、今は1徹が限界です(笑)

惰眠を貪りながらも、多趣味なタイプ

__自分のことはどんな性格だと思いますか?

うーん、自分自身で性格について考えたことはなくて…どうなんでしょうね。
周りにはマイペースと言われます。プライベートでは家でダラダラするのが好きなので、家族からは「本当に会社は大丈夫なの?」と言われています(笑)

__お布団大好きなんですね。

もう、ただただ惰眠を貪るのが好きです。
でも結構外に出たりもしますよ。中学〜大学では音楽(ブルースとロック)が好きで、ドラムなんかもいいなとは思ったのですが、今は聴き専です。
高校の時はライブや夏フェスにひとりで参加していましたし、基本的にひとりで色々行動する方なんですが、炎天下に並ぶのだけは…やー、あれは辛いです。

__サウナが趣味という話も。

サウナも確かにハマっていますが、実家が銭湯を経営しているので、趣味としての特別感よりは、“生活の一部”みたいなものかもしれません。
気分転換や考え事を膨らませる時は行ったりすることが多いですね。

あとは経営者の方ってサウナをよく利用されているんですよね。サウナを通じて仲良くなれることもあるので、そういう意味ではちょっと打算的かもしれません。

目の前に夢中で、気がついたらシンプルな経歴になっていた

__社会人になってからのことを教えてください。

大学院生の頃にベンチャーで起業した1社目でCTOとしてプロダクトや事業の開発に関わっていました。
25歳で卒業と同時に1社目の会社を売却し、AI系のスタートアップでCTOを経験して、27歳にK.S.ロジャースを創業したという流れになります。

22歳でプログラミングを始めてからは一気に人生が加速した感覚がありますが、社会人経験をせずに経営者になったという超シンプルな経歴です(笑)

__流れが目まぐるしい〜。その間にハードな出来事もありましたか?

K.S.ロジャースを創業する前に関わったプロジェクトでは、チームリーダーを担当していました。
アジャイルの新規開発だったのですが、ゼロベースながら3ヶ月半後にはリリースをするというなかなかのスピード感でした。リリース直前は3徹しましたし、月400時間は働いていましたね!

__とんでもなく大変ですね!

あ、あとは1社目の時、数日間家に帰らないときもあり、事務所で緩衝材のプチプチを敷いて、ダンボールを被って寝る、みたいなこともしばしば…(笑)

市場の規模を逆手に捉え、邁進する

__K.S.ロジャースで目指していきたいのはどういう点でしょうか?

会社として目指す世界というのは「新しい社会インフラを作る」です。その一環として「エンジニア・スタートアップにおける地域格差の解消を実現する」ことを掲げています。
そのために最短かつ最適なルートを目指していけたら良いなと思います。
今現在はIPOもM&Aも考えていませんが、将来的に選択肢として最適なのであれば選んでいくだろうとは思います。

__地域格差がテーマになった背景には何があるのでしょうか?

これまで関西で起業してみて感じるのは、関東とのマーケットの差がとてつもなく大きいんですよね。
その反面、単純な感情として持つのは「東京には住みたくない」。山手線に乗った瞬間「なんやこの人の多さは!?」と思ったんですね(笑)

一方で、関西を比較して考えた時に、市場が小さいということは、ある意味競合は少なくブルーオーシャンでもあります。
ここでしっかりとやり切って存在感を示すことができるのであれば、それだけでも大きなことではないかと思うのです。

__たしかにそれは言えてますね。

これは創業当時からずっと思っていたことです。
今後、大阪・関西万博が行われ、少なからず関西も勢いが増すはずです。その時に抜きん出た企業になっていれば優位性は持てるだろうと考えています。

__コロナ禍で既に優位性も見えてきていませんか?

そうですね、優位性は間違いなく出ています。
もちろん、コロナ禍による経済の鈍化で事業的な影響は少なからず出ましたが、組織運営の面では問題が皆無でした。

事業よりも、まずは「人」を大切に

__会社を経営する上でのポリシーはありますか?

主には3つですかね。

1つは、「誰よりもたくさん働く」ということ。
しかしこれは「代表がたくさん働いているから休めない」というブラックな空気も生み出す可能性があるので、気をつけたいところです。一方で、「全然仕事をしない代表」というのも問題ですよね(笑)
そのあたりの絶妙なバランス感を見極めないとなと思っています。

2つめは、「軸をぶらさない」ことを大切にしています。
会社のミッションやビジョンの定義に対して、自分の判断がブレていないか常に気をつけています。

3つめは、内部の組織に目を向けるようにしている点です。
同年代の経営者と比較した時、自分の志向はビジネスモデルや営業ではなく、内部の組織運営に向いているのではないかと思っています。

__事業ありきではなく、組織があっての事業、という見方ですか?

どちらかというと、事業に固執しないという感じですね。
ビジョンや目指す世界観を達成するためであれば、極論、どんな事業でもいいんじゃないかなと思っています。

__あくまで事業も手段のうちですね。何よりも「人」を大切にしているのですね。

そうですね、組織への志向性が高いと思います。
スタートアップはビジネスモデルに目が向くのが通常だと思うのですが、そこはちょっと変わっているところかもしれませんね。

【第2回へつづく】

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