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カンボジアの歴史と現状~私たちがカンボジアで挑戦する理由~

こんにちは。
プノンペンオフィス 広報の大城です。

SNSで友人がコートを着ている投稿を見て、もうそんな時期かぁ〜と半袖の袖をまくり上げながらスマホの画面をのぞいています。笑
カンボジアでは最近やっと雨季が明けて乾季がやって来たとともに、カフェではクリスマスソングが流れ、街ではチラホラとイルミネーションの飾りつけを見るようになりました。
日本にいるときは「寒いのいやだな」と思っていても、暑い国にいると「年末くらい寒くなってほしい」なんて思うのですね、ないものねだりなようです。笑

今日は、そんな暖かい国カンボジアついて、そして私たちの想いについてお話したいと思います。

経済成長真っ只中!スピード感溢れるカンボジア

カンボジアといえば世界遺産のアンコールワット。その遺跡のあるシェムリアップは観光地として賑わっていますが、そこから車で6時間ほど離れた首都のプノンペンは、都市開発が凄いスピードで進んでおり、あちらこちらにビルが建ち、大型ショッピングモールや富裕層向けコンドミニアムなど見る度に新しい建築物が出来上がっています。


こちらはラストマイルのオフィスからの景色。1枚目が3ヶ月前で2枚目が現在、あっという間に建設が進み、新しいビルも建ち始めています。

カンボジアと聞くと、地雷や貧困のイメージが強い方もいるかも知れませんが、首都のプノンペンでは意外にも高層ビルやお洒落なカフェ、大型ショッピングモールも多く建ち並んでいます。

国民の平均年齢が24歳で生産人口の多いカンボジアは経済成長も著しくGDPの成長率は7〜8%、通貨は現地通貨のリエルと合わせて米ドルが使える事や未開発の土地や市場も多いという事で、投資家にも注目されている国です。

首都と地方の格差

とはいっても、こうした著しい経済成長を遂げているのは首都プノンペンと一部の地方都市だけのように感じます。(あくまで個人的な意見ですが)

都市部と地方の格差はかなり大きく、プノンペンから1時間も離れると、もちろんビルやお洒落なカフェはありませんし、水道も通っていない地域も多いです。


教育や所得にも大きくそれが出ており、地方では学校が遠すぎて行けなかったり教師不足により十分に授業を受けられなかったりと教育を受けたくても受けられない子ども達もいます。
小学校・中学校は日本と同じ義務教育ですが、中学校の卒業率は60%前後で、卒業後は農業や工場で働き、2019年の最低賃金の182$(縫製・製靴業)よりも低い賃金で生活をしている家庭も少なくありません。

プノンペンは開発されているにも関わらず、教育が行き届かずに苦しい生活を繰り返してしまう人々が多いのは何故なのでしょうか。

それは、カンボジアの悲しい歴史に原因があります。

暗いカンボジアの歴史

約40年前、カンボジアではポルポト政権による大虐殺が起こりました。この大虐殺で殺されてしまったのが「知識層」の人々でした。『知識が格差をうむ』そう考えていたポルポト政権は平等な世界を一からつくりだすために医師や教師、公務員、弁護士など知識を持っている人を徹底的に排除したのです。

(詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みくださいhttps://world-note.com/pol-pot-cambodian-genocide/

40年以上たった現在でも、この残虐な歴史は教育・医療・芸能など様々な場所で爪痕を残しています。

教育者がいなくなり積み上げてきた歴史が崩れてしまったカンボジア。
教えをとくはずの40代以降の大人も十分に教育を受けられなかった人が多く、例えば新人教師を教育する教師がいない、という事も珍しくないのです。

現在は様々な機関・団体が支援に入り徐々にいい方向へと向かっている最中のカンボジア。
都市部のインフラやハード面は随分整ってきましたが、国全体としての教育という面ではまだまだ問題が残っているのも事実です。

私たちがカンボジアでやる理由

そして、ラストマイルがなぜ、カンボジアでやっているのか。
その理由もこの歴史が起因しているのかもしれません。

日本という国に産まれたか、カンボジアという国に産まれたか、というだけで私たちの未来の選択肢は正直いうと大きく変わるのではないかと思っています。

日本には、多くの『目指すべき成功事例と選択肢』があります。
例えばスポーツではイチロー選手や本田圭佑選手。経営者なら松下幸之助や出光佐三など。文学や芸能の分野でもその道を切り開いた先人の顔が思い浮かびます。
いろんな夢や目標をもつ選択肢があり、努力をすれば夢は叶えられるという価値観があります。

では、カンボジアはどうでしょう。ポルポト政権時代に教育者やプロフェッショナルな先人が虐殺され目指すべき先人が少なく、また明日 明後日の生活に精一杯で10年後・20年後の自分を想像してそこに向かって頑張る、ということは少ないように感じます。

「努力が報われる」という価値観は、先人がその道を切り拓き、土俵を整えてくれたから成立するもので、カンボジアではこの価値観が成立する土俵が整っていないのが現状です。

私たちは、この「努力が報われる」価値観を自分たちでつくっていきたい。
どんな環境に生まれ落ちても、努力をすればいい方向へ向かっていけるという文化をつくりたい。

そのために、まずはカンボジアで一番のクリエイティブカンパニーになり、世界に求められるサービスを創ることでカンボジアから世界に羽ばたいた『成功事例』として示すことを目指しています。

最後に

私たちと共に、カンボジアから世界を目指し『努力が報われる』価値観を作っていく、チャレンジングでアグレッシブな仲間を探しています。
特に、現在急募でさがしているプノンペンオフィスのプロジェクトマネージャーは、経験やスキルよりも人間性や価値観を重視した採用を、と考えています。
共に世界へ挑戦し急成長したい若者、募集中です!!

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