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リーガルテック黎明期に、ジャフコがLegalForceに投資した理由

この度は、創業時より株主として出資をいただいているジャフコグループ株式会社ご担当者様に特別インタビューの機会をいただきました。リーガルテックがまだ知られていない頃にLegalForceへ出資を決断した背景や、リーガルテック市場に対する見立て、そしてLegalForceについて赤裸々に語っていただきました。ぜひご覧ください!

ジャフコグループ株式会社

日本最大手のベンチャーキャピタル(以下VC)。 東京証券取引所第一部上場。ベンチャー投資及びバイアウト投資(企業買収)を手掛けている。
2018年11月に実施したLegalForceの資金調達シリーズAラウンドよりリードインベスターとして参画。続く2020年2月のシリーズBにおいても出資。

本日はお時間をいただき誠にありがとうございます。LegalForceの採用担当の花岡です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。まずはインタビュー記事をご覧いただいている方々に向けてお二人の自己紹介をいただけますでしょうか。

ーパートナー 藤井 淳史氏(以下藤井氏)

2003年に入社をし、関東・東京を中心にベンチャー投資に従事しております。これまで投資した企業の内、7社の上場、そして6社のM&A案件に関わってきました。

ー髙橋 イリヤ氏(以下髙橋氏)

2016年に入社し、キャピタリストとして投資先のソーシング、投資実行および経営支援に従事してきました。LegalForceをはじめ、多数の企業様の担当をしております。


リーガルテック市場の拡大可能性と経営者の人柄が出資の決め手

LegalForceに出資を決めていただいた2018年当時はまだリーガルテック黎明期。そんな中どうして出資を決めてくださったのでしょうか?

ー藤井氏

大きく2つありました。

1つ目はリーガルテックという業界・マーケットの可能性です。法務領域はDXが進んでおらず、相当未開拓な部分が多かった。会計や人事には新しいソリューションがあったが、当時はリーガルテックという言葉すらも聞かなかった。法務の方々の仕事のやり方が変わっていないものの、そこには市場として大きな可能性を感じました。

2つ目は創業時のLegalForceに感じた人の良さや文化についてです。具体的にお伝えをすると「経営陣の人柄」と「課題解決に挑む意気込み」です。経営陣について、角田社長は弁護士出身で起業をされたり、取締役COOの川戸さんはマッキンゼーから転職をされてきました。そのようにすでに社会的な立場がありながら、今いる場所を良しとせずにさらなるチャレンジをするなんて破天荒だなと(笑)。そんな経営者の方々がそれぞれのキャリアを活かしつつも、良い意味でプライドを捨てて法務市場における課題解決をしていきたい、という熱意を感じました。

経営陣以外にも、彼らを支えるメンバーに優秀な方々が多い印象がありました。組織全体がしっかりしていて、対応いただいた方々が非常に丁寧なお仕事をされているイメージがありました。そういった細かいところまで、組織全体でミッションの浸透がされていたのだろうと感じました。


LegalForceがリーガルテック市場を切り拓いている

出資いただいてから今までのリーガルテック市場の変化をどのように見ていらっしゃいますか?

ー藤井氏

LegalForceがリーガルテックをリードして切り拓いてきていると感じています。法務部門のIT化、ソリューション提供によりマーケットが拡大成長していますよね。また、コロナウイルスの流行により、世の中でもDXが進んでいるので、もっとこのマーケットは拡大していくと思っています。

現在、VC界隈 / スタートアップ界隈でのLegalForceの評判はどのようなものでしょうか?

ー藤井氏

今となっては目立ったSaaSベンチャーで、VCの間では知らない人はいない企業です。その有名というのも、ベンチャー企業同士の馴れ合いの中で有名なのではなく、堅実に知名度を獲得している印象があります。いい意味で「スタートアップ村」からは一歩引いていて、すごく良い評判が漏れ出てきた企業、という感じですね。


妥協のない採用と社員のコミットメントが成長の要因

VCの方々視点で”伸びるベンチャー像”と照らして、LegalForceはいかがでしょうか?

ー藤井氏

「いい人が集まってきているな」という感じは間違いなくあります。それには2つの理由があると見ています。

1つ目は採用を妥協なく行っていること。そして2つ目が会社としてのミッションに対する社員の共感性が高く、それがLegalForceという会社を創っていること。特にLegalForceには「会社としてやり遂げたいミッションに共感して成長をしていきたい」という気概を非常に感じるベンチャーですね。

ー髙橋氏

初めてお会いしたときはかつての新富町のオフィスのとき(2017年8月)だったと思います。実はLegalForceが社名登記をされたときに目に止めていて。角田社長がWantedlyの運用を始められた際に改めて内容を拝見しご連絡させていただきました。当時の角田社長は、お見せいただく資料を厚紙に印刷されるなど、4大法律事務所のご出身の雰囲気が残っていました。ただ、そこからベンチャーへの経営者としての成長速度が想像を超える勢いで、以降に参画される方々も非常にレベルが高いのが印象的です。


明確なミッションがLegalForceの特徴幹部クラスの採用は急務

「スタートアップの中でもLegalForceはこれが特徴」というのはありますか?

ー藤井氏

先にも話題に挙がったように「やり遂げていきたいミッションが明確であること」ですね。そこに向けてやり切るぞ、勝っていくぞという、本当にこの領域でやっていきたいという強い意志を感じています。角田社長がそれを体現され、明文化されていることが最大の特徴なのではと思います。

今LegalForceにはどんな人材が足りないと感じますか?

ー藤井氏

幹部クラスのレイヤーでもっと人を採用をしていくのが良いのではと思います。会社を創るのは家を建てるのに似ていて、経営者は基礎の部分、そしてリーダーやマネージャーという柱・鉄筋となる人材を充実していくことは必要だと思います。そうやってLegalForceという会社を「大きな建物」にしていけると良いのではないでしょうか。


最後に

それでは、最後に弊社にメッセージを是非お願いします!

ー藤井氏

リーガルテックによって法務業界を変えていきうる、そんな核となる企業だと感じています。法務の世界に変革をもたらす大きな力があります。LegalForceと一緒にジャフコも業界を変えていきたいと思います。

ー髙橋氏

角田社長も見ると思うと恥ずかしいのですが、これまで多くの企業とお会いした中でも本当にいい企業、素晴らしい経営者の方だと思っています。その成長スピードに置いていかれないようにジャフコも貢献、応援できたらと思います。

藤井様、髙橋様、本日はありがとうございました!

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