目次
テクノロジーを「使える価値」に変える
起業の原点は、現場に届かない技術への違和感
AI時代に必要なのは、最後に判断を引き受ける人
AI時代のスタンダードを共につくろう
テクノロジーを「使える価値」に変える
Lightblueは、「テクノロジーの恩恵を、すべての人へ」というミッションのもと、生成AIを企業の現場で使える価値に変える会社です。目指しているのは、単にAIを導入することではなく、AIによって、ビジネスと働き方そのものを再定義することです。
生成AIは、もはや多くの人が日常的に使う技術になりました。書く、調べる、要約する、資料をつくる。個人での活用は確実に浸透し、仕事の中で使いこなしている人も増えています。
では、企業や組織という単位で見たとき、同じように浸透はしていません。ツールを導入しても、使うのは一部の人だけ。業務フローには組み込まれず、セキュリティや運用の不安から定着しない。最新の技術は目の前にあるのに、組織の仕事は変わらない——この状態は、いまも多くの企業で続いています。Lightblueが向き合っているのは、この大きな壁です。
僕たちがつくりたいのは、ただの使いやすいAIツールではありません。企業や組織、そこで働く人の中には、マニュアルやルールといった形式知だけでなく、人の感覚、経験、意思決定の癖といった暗黙知が無数に眠っています。そうしたものまで丸ごと受け止めて、AIが本当に使われ、現場が本当に変わる状態を実現する。テクノロジーを「使える価値」に変えるとは、そういうことです。ここに、Lightblueの一番強い想いがあります。
そのために、僕たちは2つの取り組みを両輪で進めています。ひとつは、誰もが日々の業務の中でAIを使える生成AIプラットフォームを磨き続けること。もうひとつは、顧客の現場に深く入り込み、導入から定着・活用までを伴走して支援すること(僕たちはこれをProfessional Servicesと呼んでいます)。現場で得た学びをプロダクトに返し、プロダクトの力で現場支援をさらに強くする。
現場で勝てるからプロダクトが強くなる。プロダクトが強いから、さらに現場で価値を出せる。この循環を回し続けて、テクノロジーと現場の距離を埋め、社会の課題を解決していく。それが、Lightblueという存在です。
起業の原点は、現場に届かない技術への違和感
僕の原点には、テクノロジーの恩恵がまだ届いていない現場への違和感があります。祖父は宮崎で林業を営んでいました。山で働く人にとって、雨や足場の悪さは、ただの不便ではなく、安全に直結する問題です。技術で変えられるはずなのに、まだ変わっていない。そういう課題が現場にはたくさんある——その感覚が、ずっと自分の中にありました。
大学では機械学習について学び、テクノロジーには人の能力を広げ、現場の負担を減らし、社会の仕組みを変える力があると強く感じました。けれど、研究室で高い精度が出ることと、現場で使われることの間には、大きな距離があります。技術的には正しい。論文としては面白い。でも、現場では使われない。そのような技術は、少なくありません。
Lightblueは、その距離を埋めるために始まった会社です。研究と実装、技術と業務、プロダクトと現場。そのギャップを越えて、先端技術を「本当に使える価値」に変える。それが僕たちの仕事です。
その道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。ChatGPTが登場した直後の2023年、僕たちはセキュアに生成AIを使える法人向けチャットサービスをいち早くリリースしました。「みんな使うべきだ」という使命感に燃えていましたが、ユーザー数は思うように伸びません。現場から返ってきたのは、「チャット画面に何を入力すればいいかわからない」という声でした。技術を届けただけでは、仕事は変わらない——自分たちが向き合ってきたはずの壁に、自分たち自身が正面からぶつかったのです。
そこから、無償のワークショップで顧客の現場に通い詰め、業務を一つずつ分解して、生成AIが本当に効く場所を探しました。そこで見えてきたのが、「プロンプトを書けること」を前提にしてはいけない、という事実です。ユーザーがプロンプトを意識せずに使えるプロダクトへ——そう再定義して、営業も開発も体制を一新し、オールインする決断をしました。この試行錯誤の全部が、いまのLightblueの土台になっています。
その挑戦は、いま形になりつつあります。Lightblueの生成AIプラットフォームは、100社を超える企業の現場で使われ、国内シェアはNo.2まで来ています。でも、ここがゴールではありません。僕たちが目指すのは、生成AIカテゴリでのNo.1です。IPOへの挑戦を経て、日本の企業がAIを使うとき、真っ先に名前が挙がる存在になる。ちょうど、その勝負のフェーズに入ろうとしています。
いま、生成AIによって企業の働き方は大きく変わろうとしています。だからこそ、「技術がすごい」で終わらせたくない。本当に大事なのは、その技術で、誰のどんな仕事が変わるのかです。
AIを、一部の詳しい人だけのものにしない。現場のプロフェッショナルが、自分の業務を自分で再設計するための力にする。それが、Lightblueが挑むテーマです。
AI時代に必要なのは、最後に判断を引き受ける人
生成AIで、資料も調査も一瞬で作れる時代になりました。でも、速く作れることと、仕事が前に進むことは別です。見た目は整っている。論点も並んでいる。なのに、何を決めたいのか分からない。事実か推測かも曖昧。これがいわゆる「ワークスロップ」です。
問題はAIの精度ではありません。考える責任、決める責任を手放していることです。
材料を出すのはAIの仕事。でも、何を選び、何を捨て、どこへ進むかは人間が決めるしかない。AIは責任を取れないからです。
だから、これから価値が上がるのは「AIを使える人」ではありません。AIを使ったうえで、最後の判断を引き受けられる人です。
Lightblueが一緒に働きたいのは、「案を3つ作りました、ご確認ください」で終わらせない人です。「私はA案を推します。理由はこうです。」と言い切れる人です。
結論を先に伝え、事実と推測を分け、論点を絞ることで、相手の認知負荷を下げる。それは優しさではなく、責任です。
誤解しないでほしいのは、最初から完璧な判断ができる人を求めているわけではない、ということです。僕自身、いまも失敗と修正を繰り返しながら、判断の精度を上げている途中です。大事なのは、いま判断が上手いかどうかではなく、判断から逃げない姿勢と、外したときに学んで次に活かす力。それさえあれば、判断力は場数で必ず伸びます。そしてLightblueは、その場数を最速で踏める環境です。
成長中の会社だからこそ、任される範囲は広く、良い意思決定はそのまま事業に反映されます。年次や役職の順番を待つ必要はありません。Lightblueには、肩書きで発言の重みが変わる文化はなく、インターンの提案でプロダクトの方針が変わることもあります。顧客の現場に深く入り、そこで得た手応えをプロダクトに返し、また現場に持っていく——事業の全体像に触れながら、「決める」場数を圧倒的な速さで踏めます。
AI時代のスタンダードを共につくろう
Lightblueではバリューとして「自分の仕事に、誰よりも詳しくなる」を掲げています。
これは、担当範囲だけに詳しくなるという意味ではありません。自分の仕事が誰にどう使われ、顧客の現場をどう変え、会社や社会にどんな影響を与えるのか。そこまで想像し、踏み込み、価値に関わる細部まで責任を持つということです。
エンジニアなら、コードを書いて終わりではない。その機能がどんな業務で使われ、なぜそのUIで、運用のどこで詰まり、顧客にとって本当に価値があるのかまで考える。ビジネス職なら、契約を取って終わりではない。顧客の業務のどこが詰まっていて、技術的な制約は何か、社内のエンジニアやPdMに何を伝えれば価値になるのかまで踏み込む。
自分の領域を、自分で狭めない。必要なら専門外にも踏み込む。AIも使うし、人にも頼る。けれど、最後に仕事が前に進む状態まで自分で整える。そういう姿勢を持つ人と、ぜひ一緒に働きたいです。いまはまだスキルや経験が足りなくても構いません。この会社には、その姿勢を本物の力に変えるための挑戦の機会が、あふれるほどあります。
Lightblueは、完成された会社ではありません。プロダクトも組織も事業も、これからつくる部分だらけです。だからこそ、自分の判断や行動が、そのまま会社の未来になります。決まった仕組みの中で与えられた役割をこなしたい人には、簡単な環境ではないかもしれません。でも、AI時代の新しい働き方を自分たちで定義したい人にとっては、これ以上なく面白いフェーズです。
AIで、企業を変える。働く人を変える。社会の仕組みを変える。その挑戦を、誰かが用意した正解に乗るのではなく、自分たちの手でつくっていく。
AIで、ビジネスと働き方を再定義する。この大きな挑戦を、一緒に本気で進めていきましょう。