「LINNASが“人と地域”から学び続ける理由」
LINNAS Designでは、定期的に社員研修を行っています。
今回の研修先は三重県・伊勢市。
ホテルを学ぶのではなく、「人と地域の関係性」から、
ホスピタリティが街を豊かにするヒントを探しに行きました。
こんにちは、Mikaです!
今回の伊勢研修は、私が LINNAS Design に入社してから
3回目の社員研修旅行 でした。
これまでの研修先は沖縄、東京、そして今回の三重県・伊勢市。
”ホテル”を学びに行かない、LINNASの社員研修
LINNASはホテル運営を行っている会社ですが、
社員研修の目的は「ホテルのオペレーション強化」や
「ホスピタリティ向上」「“ホテル”について学ぶこと」ではありません。
訪れるのは、異業種だったり、
コンセプトやテーマがまったく違う空間だったり。
それでも、毎回共通している問いがあります。
- その場所や人は、地域・ローカルとどのように関わっているのか
- どんなコンテンツや効果を生み出しているのか
- それをどう維持し、どう継続しているのか
私たちは、こうした視点から
「場が育つ仕組み」や「人と地域の関係性」 を学びに行っています。
“ホテリエ”である前に、場をつくるチームとして
もちろん、ホテリエとして、来てくださるゲストを
最高のホスピタリティで迎えることは大前提です。
そのうえで私たちは、
LINNASがそこに存在することで、
- 地域が少し面白くなったり
- 関わった人の視点が変わったり
- 街の暮らしが少し豊かになったり
そんな変化が生まれることを想像しながら、
日々、場と向き合っています。
今回の目的地は「場所」ではなく、「人」だった
今回、伊勢を訪れた一番の理由は、
三重県伊勢市で、面白いことをしている
東山迪也さんに会いに行くこと。
東山さんは、9月にLINNAS Kanazawaで開催した
「醸す場」というカンファレンスにも登壇してくださった方です。
伊勢市で『FORK FORK』
というウェディングの会社を運営されています。
ウェディングの枠を越えて、街の未来をつくるということ
FORK FORKのすごさは、
ウェディングという枠にとどまっていないところにあります。
街づくり、場づくり、SDGs、電力発電…。
「伊勢市をもっと面白くしたい」
「市民が持続的に豊かに暮らせる街であり続けたい」
その想いを軸に、
分野を問わず、本気で取り組んでいる。
そこには、
地元出身で、地元でブランドを育てている
東山さんならではの強さと説得力がありました。
“地元じゃない”私たちだからこそ、できる関わり方
今回の研修で特に印象に残ったのが、
LINNASクルーのNichoちゃんの言葉です。
「地元出身で、地元でブランドを育てているのは本当に大きな強み。
でも、LINNASが“移住者”を中心に構成されていることも、
また別の強みだと思いました。」
私たちは、地元プレイヤーの集団ではありません。
それぞれ違う理由で、金沢に住んでいるメンバーです。
だからこそ、
地元とは違う視点で、
LINNASが存在する地を豊かにすることができる。
それはまさに、
LINNASのミッション
『We design the and place』
ーホスピタリティの力で、地域の新たなシーンを創るー
そのものだと感じました。
地元の誰かがつくるのではなく、
LINNASという集団がその土地に入り、関わり、場を育てていくことに意味がある。
今回の伊勢研修は、
そのことに気づけた、誇らしい時間でもありました。
学びの機会が「特別」ではなく「日常」にある会社
LINNAS Designでは、
このような社員研修を定期的に行っています。
業界や分野に縛られず、
「この人に会いたい」「この場所から学びたい」という
純粋な好奇心を起点に、実際に足を運び、体験し、対話する。
その積み重ねが、
日々のオペレーションやゲストとの関わり、
そしてLINNASらしい場づくりへと、少しずつ還元されています。
学びも、人生も。一緒に連れて行ける環境
今回の研修では、
私自身にとって、もう一つ印象深い出来事がありました。
4歳の息子を同伴させていただいたことです。
チームのみんなはとても自然に受け入れてくれて、
特別扱いすることもなく、
「一緒にいること」を当たり前のように理解してくれました。
こうした環境は、決して当たり前ではありません。
改めて、本当にありがたいと感じました。
LINNASには、
「こうあるべき」という決まった働き方はありません。
仕事も、暮らしも、家族も。
切り離すのではなく、
どうすれば一緒にデザインできるかを考える。
それもまた、LINNASの大切なカルチャーです。
これからLINNASに加わるかもしれないあなたへ
LINNASは、完成された正解をなぞる場所ではありません。
地域とどう関わるか。
場をどう育てるか。
そして、どう働き、どう生きるか。
それらを、チームで考え、学び、更新し続けています。
もしあなたが、
「ただホテルを運営する」以上のことに関わりたいと思っているなら、
きっとこの環境は、刺激的で、居心地の良い場所になるはずです。
次は、どこへ学びに行くのか。
また新しい仲間と一緒にできる日を楽しみにしています!