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ものづくりを通じてお子さんが自分らしくいられる「居場所」をつくる。LITALICOワンダーの新卒社員が目指すものとは?

池田さん(事業部内ニックネーム:ゆーじん)
22年新卒入社。社員としての入社前に学生時代半年間アルバイトインターンとして経験をつみ、本配属では新規教室であるたまプラーザ教室の立ち上げメンバーに。現在、学生時代所属していたゼミの研究員(業務委託)としても兼業している。

志望校合格をゴールにしない、お子さんのための居場所づくり

ー かねてから教育分野での仕事に関心があったという池田さん。いつ頃から興味をもっていたのでしょうか?

小学校6年生のときの担任の先生が生徒一人ひとりと熱心に向き合ってくれる素敵な方で、自分も先生になりたいと思っていました。一方で、教育を理論でのみ学ぶのではなく現場での実践も必要だと感じていたので、大学ではワークショップという今まで見たことがない形式で学習の方法・手法を実践しているゼミに興味を持ちました。特に自己理解、多面的自己の発見などができるワークショップが非常に面白く感じましたね。このゼミがきっかけで裏側の仕組みとして教育の場を提供することに思いを持つようになりました。

ーLITALICOを知ったきっかけは?

ゼミの同期のインターン先からLITALICOのことを聞いたのが、最初に知ったきっかけです。大学時代に3年間塾講師を経験したのですが、お子さんたちと何でも話せる関係性が築けていた中で、保護者さまや本人からご家庭での悩みを聞く機会も多くて。自分は志望校に入るための勉強に重きを置いた教育ではなく、子どもたちの「居場所づくり」という面に携わりたいと思うようになりました。

元々はお子さまの発達支援をおこなうLITALICOジュニアの選考を受けていたのですが、当時面接官に「あなたはワンダーが合っていると思う!」と言われて。その後事業説明会に参加し、毛利さん(事業部長)との面談の機会があり事業に対する熱量を強く感じました。塾のような授業形式ではなくお子さんの自主性や創造性を大切にするサービスコンセプトにも惹かれ、その後面接の中で直接「僕はここに入社したいです」と伝えるくらいには、当初から自分に合っている事業だなと感じていました。

ー入社が決まってからのことを教えてください

入社前の半年間は、インターンという位置づけでメンター(教室での指導アルバイトスタッフ)の経験をしました。その後、社員として入社後研修を1か月受けて、5月からはたまプラーザ教室で新規教室の立ち上げに携わることになりました。

単発かつ短時間のワークショップ形式での他人とのかかわりとは異なり、お子さんを中長期の視点で「線」でみていく必要があるので、その違いに最初は苦労しました。単純に楽しませることを重視しすぎてもお子さんの成長にはつながらないし、逆に座学中心になりすぎるとお子さんはつまらなくなってしまうので。技術的な部分については、自分でゲームやアプリの開発を進めていくお子さんを見て自分も学んだり、わからないところは先輩社員にすぐ聞く、事前に今日お子さんがつまづきそうなところの目星をつけておく、などして徐々に学んでいった感じです。

お子さんの自分らしさを大切にしながら、自信につながる仕掛けをつくる

ー LITALICOワンダーで出会ったお子さんとのエピソードがあれば教えてください

とあるお子さんのエピソードをご紹介します。その子は自分に自信が持てないタイプで、最初は僕以外の教室の別のスタッフとコミュニケーションがとりづらい傾向がありました。そこでまずは、彼の心理的なパーソナルスペース的な範囲がどこまでなのか、を観察するようにしました。集中しているときに話しかけられるのは嫌いなんだな、とか、困っているときにはブロックが入っている箱をガサガサと触りにいく傾向があるな…など。そういった情報を他の先生にも引き継いで、僕以外のスタッフとの関わりを徐々に増やしつつ、自分らしさを大切にしてものづくりが進められる環境を意識しました。

また、自信をつけて欲しいからといって、ひたすら作品や結果を褒めるということはせず、具体的にこういうところを今日は頑張っていたね、と過程を一緒に確認するような声掛けをしていきました。うまくできたら写真撮ってお家の人に見てもらおうか?と提案したりもして。自信につながるような出来事を自分で増やしていける仕掛けをつくるようにしていきました。

僕はLITALICOワンダーがお子さんにとって、ご家庭に次いで第二の居場所になってくれるといいなと思っているんです。彼は、今では他のスタッフとのかかわりも問題なくできるようになっていて、ワンダーを通じて少しずつ彼の世界が広がってきている様子を保護者さまにも報告できている状況です。単純に好きなことができるというだけでなく、彼にとって自分らしくいられる場所、と感じてくれているとしたら嬉しいですね。

ー ほかにも仕事のなかで大切にしていることがあれば教えてください

自分の所属するたまプラーザ教室において、メンターも社員も、お子さんだけでなく保護者さまとの信頼関係を築くことを目標にしており、そのための一つの手段として個別面談に力を入れています。お子さんの教室内での普段の様子を伝える面談やその記録は、いわばご家族にとってのアルバムの1ページをお渡しするようなもの。スタッフには何を伝えたくて、何を聞きたいの?という面談目的の部分を整理したうえで、ご家庭の状況をしっかりとヒアリングして個別最適なかかわりができるきっかけにするようにしています。その効果もあったのか、教室は保護者さまとの面談の満足度が全教室のなかでも1位となったことがあります。教室とご家庭との信頼関係が築けている状態が評価に繋がったのだとすると、とても嬉しいことだなと思っています。

一定した質の高いサービスを届けるために

ー 新卒2年目の社員として、チャレンジしていることはありますか?

教室の授業以外の仕事のなかでも、とくにLITALICOワンダーの新卒採用に関するところには色々と関与しています。事業説明会に週1で登壇して自分のバックグラウンドやLITALICOワンダーを皆さんにお伝えしたり、学生さんとカジュアル面談をしたり、インターンイベントの企画や運営にもかかわったり。ワークショップ企画の経験をいかして、入社時研修のワークの監修もしています。他にも教室内でのイベントの企画やその内容のプランニングや、サービスの事例を教室感で共有しあうためのプロジェクトなどにも参加しています。自分自身の強みや、やりたいことを伝えれば+αのプロジェクトや企画に参画しやすい環境だと思いますね。

ー 今後のビジョンや展望があれば教えてください

僕個人の希望としては、現場でお子さんの「第二の居場所を作る」ことをこれからも継続して行きたいと考えています。もし、これからLITALICOワンダー事業全体がさらに拡大していく中で、自分自身の希望とマッチする適切なタイミングがあれば、採用活動や人材育成といった方向にもより深く携わっていけたら嬉しいです。必ずしも教室ごとに「育成」や「サービス提供」など、特定の分野に強みのあるスタッフが在籍していなくても、どの教室でも一定の質を保てる状態が理想だと考えているのですが、自分が新たな人材の採用や全体のスキル向上に貢献することで、結果、現場でお子さんに提供できる授業がよりよいものになるといいなと思っています。


ー どんな人がLITALICOワンダーの新卒社員に向いていると思いますか?

お子さんに一方的に知識を教えたい、という思いの方ではなく、お子さんの自主性や自分らしさを大切にできる「居場所づくり」に携わりたい方が合うのかなと思います。ITやプログラミング未経験でも全然問題はないので、ものづくりに対して自分自身もワクワク出来る人だとお子さんの視点に立ちやすいのかなと感じています。まだまだ日本中の誰もがLITALICOワンダーを知っている、という状態ではないのと思うので、むしろこの記事まで運よくたどり着いてくださった方には、社員との面談、インターン参加、教室見学など…いろんな手段があるので、少しでもLITALICOワンダーに興味あるなら「まずは一回かかわってみて!」と伝えたいです(笑)。やってみてから、その先で決めたらいいと思うので!


ー 池田さん、ありがとうございました。この仕事が気になった方はLITALICOワンダーの新卒向け説明会にぜひ参加してみてください!

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