福利厚生は充実していたし、環境もよかった。でも、なんでこんなに楽しくなかったんだろう。
大企業の“整った環境”に惹かれて入社したものの、実際に働くなかで感じていたのは、「裁量」と「スピード」の不自由さでした。
今回はそんな「大企業で働いていた頃に感じていた違和感と、今の働き方で見つけた気づき」について、実体験から感じたことを、素直に書いてみようと思います。
違和感の正体
大企業には、整った環境と制度があります。
福利厚生やライフイベントへの支援も手厚くて、オフィスもすごく綺麗で、昇降式デスクやカフェ、マッサージルームまでありました。
健康診断や人間ドック、モチベーション管理の制度もそろっていて、今どきの“大企業らしさ”は、しっかりありました。
有名なサービスを担当していたこともあって、社会的な認知度も高く、周りから「いい会社だね」と言われることも多かったです。
働く「環境」としては、たしかに申し分なかったと思います。
でも、それだけでした。
働いていて、全然楽しくなかったんです。
何をするにも承認が必要で、稟議のフローは長く、レポートラインはガチガチに決まっていて、ちょっとの融通も利かない。
せっかく企画を考えても、一つ上のレイヤーで止まってしまう。
そのまま進まず、ただ待つ日々が続いて、その間に競合はどんどん次の施策を進めていく。
「もう遅いよね」と思いながら、リマインドばかりしていました。
私が担当していたのは、Z世代向けのエンタメ事業でした。
スピード感やインパクトが必要とされる領域なのに、会社の意思決定スピードはあまりにも遅く、柔軟性もありませんでした。
ベンチャーやスタートアップが競合だったこともあり、きっとあちらはもっとサクサクと物事を決めて、恐れずに新しいことにもチャレンジしているんだろうなと、うらやましく感じていました。
このサービスは、こういう組織ではうまくいかないかもしれない。
そんな風に思いながら、日々の業務をこなしていました。
本当の意味での「裁量がある」とは
よく、大企業の求人では「裁量があります」と書かれています。
でも実際には、レポートラインや承認プロセスに阻まれて、裁量を発揮するのがとても難しい仕組みになっていると感じました。
「やりたいことがあっても、物理的に進まない」
そんな経験を、何度もしてきました。
一方で、スタートアップやベンチャー企業には、企業としての緩さや未整備な部分もたくさんあります。
正直、大企業に比べれば、制度らしい制度はほとんどありません。
LOOK BACKも同じで、現時点では福利厚生と呼べるものはほとんどないと思います。
でも私は、そこをそれほど不安には感じていません。
制度がないからこそ、関係性で支え合える環境があると感じているからです。
LOOK BACKは、スピードと柔軟さを大事にしているチームです。
だからこそ、どんどん仕事が生まれて、チームも成長しています。
仮にこの先、大きな組織になったとしても、このスタンスはきっと変わらないんじゃないかと思っています。
代表の金子が、何よりも大切にしている価値観だからです。
ただ、だからと言って「大企業が悪い」と思っているわけではありません。
安定を求めたい人や、働きやすさを重視したい人にとっては、大企業という選択肢はすごく良いと思います。
でも、私のように「もっと裁量を持って動きたい」とか、「スピード感のある環境でチャレンジしたい」と思っている人にとっては、ちょっと息苦しいかもしれません。
私自身、大企業で働いたからこそ、「環境が整っていること」と「仕事が楽しいこと」は別なんだと気づけました。
より良いサービスを生み出し、世の中に届けていくのは、柔軟さとスピード感のあるチームなんじゃないかなと今は思っています。
もし今、大企業でモヤモヤしている人がいたら。
環境じゃなくて、「どんな働き方をしたいか」で選ぶのも、悪くないかもしれません。
LOOK BACK 採用担当