1
/
5

エンジニアとして熟練した木村が Magic Moment へ入社を決意した理由は”ヒト”にある

高校卒業後、ロッククライミングで海外遠征を経験。帰国後に営業経験を経てエンジニアの道を選択。ゲームエンジニアやアプリケーションエンジニアとしてキャリアを積み、直近はインフラ領域でその手腕を発揮。前職ビザスクではSRE責任者も経験。成熟しつつあるエンジニアキャリアの中、サービスに対し情熱を持ち、真摯に取り組む環境での挑戦を決め Magic Moment に2023年1月に入社。Engineering Manager として活躍中
プロフィールはこちら

メンバーの人柄、開発への思い・姿勢・情熱が最高。カオスな環境を一緒に挑戦することにワクワクする

ーこれまでのキャリアを教えてください。
 高校卒業後、フリーターを2年間経て、ロッククライミングに出会い、そしてハマって海外遠征(アメリカ、ヨーロッパ)に行っていました。その後、営業を1年程経験後、営業時代に顧客から「個人でホームページを作って欲しい」という要望があり、「作って売ることで使ってもらう」というプロセスが楽しくなり、エンジニアの道に進みました。アプリケーションエンジニアとしては10年ほどキャリアを積んでおり、動画配信サイトのサーバーサイドの認証基盤だったり、ソーシャルゲームを作っていました。ここ5年ほどは、インフラ領域を強みにして います。前職では、レガシーシステムを作り直す というリアーキテクトのプロダクトオーナーと SRE の責任者をしていました。

ー Magic Moment 入社のきっかけ、決め手を教えてください
 一番の決め手は、シンプルに人の良さが伝わった事です。年齢もそれなり(笑)に重ねると正直なところ誰と働きたいのか? ということが重要になると考えていました。もちろん、何をしたいのか? ということも大事にしていますが、選ぶポイントとしてはブレたくありませんでした。面談を通じて、エンジニア部門責任者の清家や髙橋、テックリードの栗原や藤崎と会話をしていく中で共通してよかったことが、サービスに対して真摯な姿勢でいることと人柄が全員良かったということでした。

 システムエンジニアなので、当然論理的な議論がある中で感情という部分を排除した議論は必要だと思いつつ、一方で人は感情で動くもの というのも事実だと思っており、静かな情熱と人に対して向き合う姿勢に共感できたことも大きかったです。
 代表の村尾との面談を通じて Magic Moment Playbook への熱意や情熱を感じたことも決意を後押ししましたね。

 最終的には以下3点が Magic Moment へ入社した決め手となりました。

  • サービスに対して真摯に考えられる人々がいること
  • モダン技術を投入してトライしている精神
  • 人として真摯に向きあおうとしているコミュニケーション

ー 実際に入社してみていかがでしょう。
 現状のフェーズで整理された環境や状況等は見込んでいなかったことと、選考中からも課題や取り組みたいことも聞いていたので、想定していたこととのギャップは正直なかったです(笑)性格的にも決まっている事を安定してやる という環境よりも、整備されていないカオスの中で如何に自由と責任を持ちながら成果を出していく というスタイルのほうが性にあっていることもあり日々刺激的です。

 ちょうど今の Magic Moment はまさに過度期のど真ん中にいると思っており、このカオスを整理して、道を作って、ゴールはココだよ!って紡ぎあげてプロダクトの価値に繋がっていくコトってとても挑戦的で面白いんですよね。

 私はワクワクしちゃいます(笑)

大幅に遅延した開発スケジュール。全員で取り組むエンジニアチームの姿勢に感動

ーどのような業務を担当しているのですか?
 現在エンジニアリングマネージャー(以下 EM と表記)として、Techチームメンバーのコーチングやティーチングを行いつつ、GCP の知見を生かして、インフラの整備や、プロジェクトマネジメント等、チームやエンジニア組織の成長推進においてボトルネックになっている部分の特定及び解消を目指して中心となり取り組んでいます。また、現フェーズでは当たり前ですが、コーディングもしており、チームの実感値と差をなくし現場と温度感を共有できるようにしています。

 開発組織全体でスクラムを採用しており、チームは常にスプリントに追われがちです。そこで俯瞰的な目線で長期的な観点を持つことはスクラムを行う際に重要な視点だと考えており、短期・中長期目線を意識するよう心がけています。

 一方、スクラムが ”全てを可視化する” という意味においては、入社したばかりのメンバーやジュニアなメンバーがついてこれていないという状態も可視化されてしまうという側面もありますが、その状態に応じて素早いケアができます。フォローを手厚くするという向き合い方ではなく、1on1 等を通じて個々人のジレンマや抱えている課題感のケアをして孤独感がでないようにしています。なるべく How に口を出さず、自立性を育むことも意識しています。
 他にも情報の差分でチーム内の温度感が変わらないよう心がけています。スクラム体制のためある程度の情報は共有されますが、説明責任は私にあると思っています。

ー他チームとどのように仕事をしていますか?
 接点が一番が近いプロダクトチームと、機能の打ち合わせや、プロダクト企画とシステムについて話す事が多いです。とはいえ、ドメイン知識はいかんせんまだまだなので、フォローいただきながら一緒に取り組んでいます。仕様やロードマップの策定を一緒に並走したり、前職でシステムリアーキテクトのプロダクトオーナーの経験もあるので、最近はプロダクトオーナーとは?という議論が多いかもしれません。
 これは、プロダクトオーナーという職種がエンジニアリングのような体系的な知識やノウハウがまだ世の中に多くないので、経験を基にした勘所等を中心にサポートをしています。プロダクトオーナーや意思決定者は決断をする時は孤独です。この文脈をどうサポートできるか?プロダクト開発で重要な部分だと考えています。

ー入社して印象に残っているエピソードを教えてください。
 実は、入社して1ヶ月後に EM を正式に拝命し、2日後現在のプロジェクトの納期が2ヶ月遅れる可能性があることを知り、いきなりメンバー全員に謝罪するということがありました。

 しかし、ここからが感動の連続でした。

 バックエンド側の遅延だったのですが、フロントエンドエンジニアの方々がやったことがない go をモブプロで進捗を巻き上げたり、ミドルレイヤーのエンジニアの怒涛のコミットメントで悲観的に引き直したスケジュールの進捗を巻く という中々体験できない一体感を味あわせていただきました・・・誤解がないように残業の連続という形ではないです!(笑)チームメンバーの皆さんが自発的に何かできることはないか?という事に積極的に取り組む姿勢、これが Magic Moment のエンジニアチーム力なんだと 見せつけられました。
 当初は他のスクラムチームからメンバーを急遽アサインいただく予定をしていたのですが、結果として他チームを頼らずに、遅延していたスケジュールを元通りに戻すことができました。EM としてこれほど頼もしいチームはないな と思った瞬間ですね。

ーどのような時にやりがいを感じますか。
 課題解決型の思考なので、問題が複雑になればなるほどテンションが上がります(笑)何をどうして良いのかわからない、検討もつかない!という状態にあるときは、裏を返せば、自由にやっても良い という捉え方もできます。そのため、合意形成の調整や期待値マネジメント等、エンジニアだとあんまり好きじゃないと言われる仕事が意外と好きです。ダメって言われたら、「ではその条件をクリアできればやってもよいんですよね?」って笑いながらやるようなタイプですね(笑)逆に苦手なのは、一方的に決まった事をやることですね。ただ Magic Moment では、他の部署も含めてそのような文化はないかな と感じています。  

 例えば、最近行っている活動で、テックリードメンバーと一緒に Magic Moment の技術課題の認識を合わせる会を実施していて、エンジニア組織全体のシステムの課題感等をホワイトボードと付箋を使いながら、個々で思っていた課題やモヤモヤをファシリテーションをしながら、思考プロセスの整理だったり、どうやって技術負債を戦略的に行っていくか等のサポートをしています。

 エンジニアに限らずだと思いますが、現場は何が問題なのか?ということを知っているはずです。そこに思考の整理と戦略という調味料だけ足してあげると、大体の人は行動に移すことができるようになります。そうやってモヤモヤが晴れた人が急激に成長していく姿を見ていると「あー EM やっていてよかったなー」って思いますね。

急成長組織、プロダクトを支える大黒柱として奮闘したい

ーどのようなチームですか。大切にしていることもお聞きしたいです。
 Magic Moment では、全ての開発においてスクラムを導入しています。私は、Magic Moment Playbook の REP (営業担当者) 向けサービスを開発するチーム (REP UX チーム)を EM としてリードしています。今は主に新規機能の開発を行っています。REP 向けのサービスは Magic Moment Playbook が一番その価値を提案したいユーザーに向けた機能のため、色々な相談や対応が多いです。

 現在チームの課題としては、2つあると感じています。1つ目がチームメンバーの人数が 10 名と大所帯な事。意思決定やスピードが遅い ということは現在ありませんが、これ以上メンバーの数が増えてしまうと将来的に難しくなる可能性があるなと考えています。2つ目は Magic Moment Playbook はまだ発展途上のサービスなので、誰もが答えをもっていないことです。ただこれは、課題というよりは主体的にサービスについてメンバーが積極的に参加し思考できる機会でもあるともいえます。

 これらの課題解決を目的にしているわけではありませんが、 REP UX チームの特徴の一つとしてお伝えしたいのが、レトロスペクティブ(振り返り)の場で課題に対してメンバーがそれぞれ議論に積極的に参加していることです。初めて参加する方が驚くほどに全員が真摯に向き合っています。
 そのため、振り返りの機会を活かしながらアイデアを発散するだけでなく、課題解決に向けたアクションを実行し全員で把握する姿勢が当たり前にあるので、大きな課題や壁を目の前にしてもみんなで解決できる自信もあります。課題に真摯に向き合う姿勢。チームにとってとても大切な事だと思っているので、今後も大切にしていきたいですね。

ーチームで今後に向けて取り組んでいることは何でしょう。
 私が注力しているのは、チーム内で解決できないような問題を先回りして整備していくことです。どこの会社でも同じ課題を抱えていると思いますが、現在ドキュメントの整備が組織の成長に対して追いついていないのが実情です。
 そこでストック型のドキュメントとフロー型のドキュメントを分類して、GitHub でレビューされた品質の高いドキュメントをエンジニア組織全体に普及をしていって、その結果現在のチームのオンボーディングコストの削減や生産性の向上をおこなっている最中です。

真摯な方とご一緒したい - 技術は時間が解決してくれる

ーこれから、どのような人と働きたいですか?
 人として真摯な方がまず第一です。技術に卓越することはエンジニアとしてとても重要な事ですが、知識よりも前に気軽に相談ができて、仲間と一緒に苦労を乗り越えられるような方とご一緒したいです。これまで色々な企業や人とご一緒してきましたが、技術は時間が立てばいくらでも習得は可能ですから。
 それから、Magic Moment が大切にしている課題に対して本質的に取り組む姿勢を持っている方です。私もですが、大事にしている働き方とも一致しているので、課題に真摯に向き合える方とも働きたいです。

 とはいえ、技術も好きなので自分の好きな分野のインフラで語り合える方とも是非働きたいです。インフラやSREについてはまさに注力しているので、情熱持って取り組める方とお話しご一緒できると更に楽しいだろうなと感じています。

そんな木村の休日は・・?

13年前からロードバイクに乗っていて100km程乗ります。家族で九州旅行に行った帰りに自分だけが自転車で東京まで帰ってきたのですが、妻から怒りを通り越して呆れられました。普段からどれだけ真剣にふざけることができるかを考えて冗談を言いまくっていることもあり諦められ始めました。でも家庭は平和です!
株式会社Magic Momentでは一緒に働く仲間を募集しています
13 いいね!
13 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社Magic Momentからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?