*このストーリー記事は、noteの転載です
https://note.com/futa97/n/na751268c7ed0
はじめに|「なんとなく興味がある」から一歩先へ
なぜこの記事を書くのか?
大学生のうちにベンチャー企業・スタートアップ企業で長期インターンをすることは、今ではあまり珍しくないと思います。
「長期インターン 体験談」と検索すれば、たくさんのインタビュー記事が見つかりますよね。
でも——
「その人」の体験談(エピソード)はわかったけど、自分の参考になる汎用的な知識が少ない…
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
この記事は、どんな業界・職種でも通用する“判断の軸”や“行動ノウハウ”をまとめた、実用ガイドです。
読んでほしい人・この記事でわかること
<こんな人に読んでほしい>
・インターンに興味はあるけど、踏み出せていない
・どうしたら速く成長できるか知りたい
・会社の選び方がわからない
<この記事でわかること>
・スタートアップインターンの選び方
・どんなスキル・経験が得られるか
・成果を出すためにやるべきこと
・よくある疑問・不安への答え
悩んでいるなら、まず知ることから。
そして、行動に移す一歩になれば嬉しいです。
書き手の背景(少しだけ自己紹介)
私は、大学1年生の頃から株式会社マツリカというスタートアップ企業でインターンを始めて、大学3年生でその会社に入社しました。
現在は2部門のマネージャーを務めています。
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【経歴】
横浜国立大学経営学部卒。在学中より学生社員として株式会社マツリカにて従事。CS Ops / Rev Ops / HR Marketingの立ち上げ、Marketing部門のマネージャーを経て、現在は経営企画/BizDevのマネージャー兼HR Marketingのマネージャーとして従事。
・国内営業組織の実態調査『Japan Sales Report』分析/執筆リーダー。
・書籍『SalesTech大全』企画/分析を担当。
・社会人3年目で全社MVP受賞
参考記事たち↓
Xもやってます:https://twitter.com/futasato97
会社の選び方|「キラキラ」に惑わされないために
補足:厳密には異なりますが、本記事ではベンチャー企業とスタートアップ企業は同じ意味の扱いとします。
ベンチャー企業(スタートアップ企業)とひとことで言っても、その実態はさまざまです。
だからこそ、「なんとなく雰囲気が良さそう」ではなく、自分にとって意味のある選択ができるかどうかが大切です。
そこでおすすめなのが、次の2軸で考えることです。
1:成長できそうか
2:興味が持てそうか
この2軸それぞれについて、「会社」「業務」「人」の3つの視点を持つと良いです。
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会社選びの視点
成長できそうか:見極めの3視点
成長できそうか?を見るときは、次の3つの視点を持つと良いです。
1:会社の成長スピード
市場の伸び・採用の勢い・SNSや記事での発信などから、大まかに判断できます。
会社HPで「資金調達」や「導入事例」などのプレスリリースを確認すると良いでしょう。
2:関われる業務の内容やレベル
雑務だけではなく、スキルの身につく仕事を任せてもらえるかが重要です。
インターンの募集内容で「インパクトのある仕事か?」「思考や裁量が求められるか?」「どんなスキルが身につくか?」を確認しましょう。
3:優秀な人と働けるか
一緒に働く人から学べそうか?も重要な視点です。
募集内容から「社長や幹部メンバーと一緒に仕事ができるか」を確認したり、SNSや会社のHPで社長や主要メンバーのプロフィールを調べて「有名企業の出身者が多いか?」「前職で成果を出している人が多いか?」を確認したりすると良いでしょう。
興味が持てそうか:見極めの3視点
「興味が持てそうか?」を判断するには、次の3つの視点が参考になります。
1:事業・業界への関心
面接を受ける前にWebサイトを調べて、以下のようなポイントを確認しましょう
・その会社の事業やサービスにワクワクできるか?
・どんな人の課題を解決しているのか?
・社会的にどんな意味があるのか?
2:業務内容への関心
何となく選んでしまい、業務内容がやりたいことと全然違った…
とならないよう、しっかりと確認しましょう。
・自分が取り組む仕事が「面白そう」「やってみたい」と思えるか?
・(うまくいかないことがあっても)頑張っている自分を想像できるか?
3:カルチャー・社風との相性
「何をやるか」と同じくらい、「誰とやるか」も重要です。
特にスタートアップ企業は「人の入れ替わり」が激しいので、人そのもの(「この人がいるから…」)よりも、カルチャー・社風との相性(どんなタイプの人が集まりやすい環境か)を確認すると良いでしょう。
・社員インタビューを見て、一緒に働く人に好感や共感が持てるか?
・SNSでの発信から「居心地のよさ」が伝わってくるか?
・ミッション/ビジョン/バリューに共感できるか?
この2軸に沿って、面談や情報収集を進めてみると、「自分に合った成長環境」が見えてくるはずです。
実際に、私がインターン企業を選ぶ際には、応募前にこのような表を作成して候補を絞り込んでいました。
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会社選定のイメージ
「この会社良いかも!」と思えるものが見つかったら、ぜひ応募してみてください。
長期インターン・有給インターン募集サイト | Infraインターン長期インターンシップならInfraインターン(インフラインターン)。日本最大級のインターン掲載サイト。長期インターンシップwww.in-fra.jp
Wantedly(ウォンテッドリー)「はたらく」を面白くするビジネスSNSWantedlyは、運命のチームや仕事に出会えたり、人脈を広げ、ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNSです。www.wantedly.com
【注意】
応募する前に、自分のプロフィール情報をしっかり入力するようにしましょう。
内容をしっかり記入していること自体がある種のアピールになります。
インターンで得られる“成長”について
インターン経験によって得られるものと、そのために実践すべきことについて書きます。
「答えを知ること」よりも「自分で考えること」が大事なので、読んでいく中で「これは何だろう?」と思ったら、ぜひ調べて・考えてみてくださいね。
インターンで得られるもの|“成長”を分解して可視化する
インターンを通じて得られるものは、大きく分けて以下の3つです。
① 実務スキル
・マーケティング:ライティング、SEO、データ分析など
・営業:ビジネスコミュニケーション、商談獲得、資料作成など
・企画:調査、企画立案、プレゼンテーションなど
② 思考・行動スタンス
・課題の構造化と仮説思考
・自分で考え、動き、振り返る習慣
・フィードバックを“もらう側”から“活かす側”へ
③ 自己理解の深化
・得意 / 不得意の見極め
・チーム内での役割認識
・将来のキャリア観の変化(例:就活の軸が明確になる)
“成長”という曖昧な言葉を、分解して理解することで、学びを最大化できます。
速く成長するために実践すべきこと|差がつく行動習慣
インターンでは、行動量だけでなく、思考の深さと改善の質が成長スピードを左右します。
以下は、成長につながる行動習慣の代表例です。
業務で意識したいこと
・目的を考える
・仮説を持つ
・内省(振り返り)する
・上手な人を真似る
・作業は効率化する
業務外で意識したいこと
・飲み会やランチに行く(他のインターンや社会人と話してみる)
・社内チャットを読み込む
・他の人の週報や資料を読み込む
・他の人のカレンダー(予定)を読み込む
・社内にある資料を読み込む
こちらも参考に
また、特に未経験でインターンする場合は、インプットが足りていないケースが多いので、本やYoutubeでガーっとインプットすることもおすすめです。
よくあるQ&A
Q. 学生の自分でも通用しますか?
A. 最初から通用する必要はありません。それよりも、吸収力・変化力が重要視されます。爆速で成長しましょう。
Q. 忙しくて学業と両立できるか不安です
A. 週2〜3日で稼働しているケースも多く、両立は可能です。ただし、時間管理は必要です。
Q. 就活に有利になりますか?
A. 表面的なアピールだけでは有利にならないと思います。就活関連のイベントに参加するとわかりますが、「インターンでNo.1になりました」とアピールしてくる学生は何人もいるので、それだけでは不十分でしょう。自己理解・課題解決経験として深堀できる経験があると強いです。
終わりに|迷っているなら「まず1社、動いてみる」
ここまで書きましたが、究極的には「動く」ことでしか本質はわかりません。
完璧な準備も、正解の選択肢も存在しません。
本記事が、自分のキャリアを主体的に考える第一歩になれば幸いです。
もし「少しでも興味がある」「もっと話を聞いてみたい」と思ったら、まずはカジュアル面談や説明会に参加してみるのがおすすめです。
自分の可能性を広げる挑戦を、ぜひここから始めてみてください。
マツリカでは、「自分の可能性を広げたい!」という気概を持ったインターン生を募集しています!