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【後編】新人ディレクターが聞く!マイクロアドのインフラエンジニアとは?

前編はこちら

少数精鋭で大規模なインフラを支えるやりがい

山城:ぼく実は大学の研究室の担当教授の専門がインフラ系だったのに、人工知能についてやっていた異色な感じなんですけど、インフラの楽しみっていうのがどうしても見えにくくて、、、(笑)
実際にマイクロアドでインフラエンジニアとして働いているなかでの楽しいと感じる部分をお聞きしたいです!



元井:自己満足でいうと、シンプルにパフォーマンスが改善したときが楽しいですね。これだけ早くなった、これだけコストカットできたっていう。例えばapacheのパラメータ一つでもサーバのリソースをフル活用できなかったりするので、ボトルネックを洗い出して1台で受けられるリクエスト量が増えたすると「よしっ」って思いますね。

あとはインフラを取り巻く環境が変化し続けるから楽しいっていうのは大きくあります。自社サービスのインフラは一個作ってはい終わり、ではなく、どんどん大きくなっていくものです。例えば僕が入社した10年前は、「月間1億レコードもあるの?!」というくらい、その大きさに驚いていたのですが、今やDaily150億リクエストまで増えていて、当時から考えると想像もできないほどの規模になっています。また、ネットワークの帯域も当時は100Mbpsで耐えられてたのですが、いまでは1日5Gbpsの帯域を使っていたりします。これを広告だけで、です。

マイクロアドのシステムをどんどん大きくしていなかいといけない上で、インフラは止めてはいけないものです。それをどう変化させていこうかっていうことを考えて実行するのがすごく面白いです。常に考え続け、いろいろと試行錯誤して良くなっていく実感があるのが1番の楽しみですね。



伊東:僕の場合はもう完全に自分の趣味の話なのですが、例えば普通にWebサービスのプログラムを組んでいるだけだと、画面の中で完結してしまうじゃないですか。それがインフラ、つまりハードウェアとセットのプログラムの場合は、なにか画面上で操作をすると、その結果がハードウェアの方に反映されたり実際に動く、そういうものがやっぱりインフラを触っていると楽しいですね。例えばロボットとかもそうだと思いますが、ハードウェアとセットでなにかをやりたいっていうのが大きいです。あと、プログラムの開発だと自分に技術があれば大抵のことはできると思うのですが、インフラだとどうしてもハードウェアがあるので、個人では買えないようなすごく高価なシステムを現場で触ることができるっていうのも楽しいですね。

山城:これはオンプレならではですね。ちなみにサーバーは何台くらいあるんですか?また、値段とかってどれくらいするものなのでしょう?

元井:サーバーは1600台くらいありますね。金額でいうとそんなに高くはなくて、RTBで使っているようなものだと1台あたり20万円しないくらいです。ただ汎用的なサーバではなくてネットワーク機器だと定価ベースで5000万円くらいするものがあったりしますね。ちなみに今までで一番高い買い物はDWHのPureDataです。(https://developers.microad.co.jp/entry/2018/03/15/140556)
これは物理的にもかなり大きいですからね。サーバー入れるラック2本分で中身もすべて詰まっていました。

伊東:重さも2トンありましたよね(笑)

山城:たしかにそれは個人だと買えないし置けないですね。家の床が抜けます(笑)



伊東:あとはそもそもですが、この業界、そして何よりこの会社はやっぱり凄く面白い。私も転職回数はけっこう多いのですが、大きいところから小さいところまで、さまざまな会社を経験した上でいまマイクロアドにいます。

小さいところは小さいところで楽しいのですが、本当に初期のベンチャー企業だと、お金がなくてインフラにリソースがさけない場合も多いんですね。それで結局全部クラウドでってなったりすることがあります。逆に大きすぎる会社だと、金銭的なリソースの投下はしやすいかもしれないのですが、業務範囲が限定されていて、決められたことしかできなかったりしました。それがこの会社だと本当にちょうど良い感じで両方良いところが色々とできて一番楽しいです。

さきほど元井さんからもあった通り、ビジネスもどんどん日々変化していくので、大きいシステムを入れたとして、それで5〜10年安泰かっていうと全くそうではなくて、次の限界が見えてきたらどうしようかって考えるのも非常に楽しいです。

山城:事業規模がしっかりとスケールしているからこそインフラもスケールしていくってことですね。そしてそれを少人数で支えるからこそ、個人としての裁量が大きい。

元井:そうですね。確かに良くも悪くも人数が少ないっていうのはあるかもしれないです。人数が多いと分業になりすぎて、どうしても「この分野だけやってね」となってしまいます。それこそサーバー部とかネットワーク部みたいにグループが別れてサーバーを調達するだけ、設定するだけのようなイメージです。それがいまマイクロアドのインフラは6人です。まあ、理想を言えば12名くらいなのですが(笑)



山城:そこを踏まえて今後インフラ組織をどんなふうにしていきたいのですか?

元井:今もこれからもサービスを支える組織には変わりないですが、開発や分析を行う上で必要な環境をストレスなく提供できるとか、専門の人がそれに集中できる環境づくりをもっとやっていきたいですね。現状まだ手をつけられていない課題がたくさんあるんですが、その先のやりたいこともたくさんあります。なので人的リソースがもっと欲しいですね(笑)

マイクロアドのインフラエンジニアに求める人物像

山城:それでは最後に、改めてどのような人にマイクロアドのインフラエンジニアとして来てほしいかを教えていただけますか?



元井:インフラに関して幅広い技術を身に着けたい方にぜひ来ていただきたいと思っています。前述の通りもう少し大きい会社の場合、インフラは特に仕事が限定されるということがあります。例えばオンプレでやっている会社であっても、実際にはオンプレで作業する人たちと、ミドルウェアのレイヤーの人たち、Hadoopだけしか触らないというようなイメージです。それがマイクロアドの場合はやりたい分野は全部できるというのが大きな特徴だと思います。また、デプロイをインフラ側で行ったり、業務改善ツールを作ったりなど、開発もできる部分は自分たちでやっていく組織ではあるので、物理的なインフラへの志向がベースにあって、開発もしていきたい方もぜひお会いしたいですね。



伊東:スマートフォンのゲームなどを作っている方というよりは、IoTデバイスなどを作って遊んでいる方とかのほうが向いているし、来てほしいと思います。(https://developers.microad.co.jp/entry/2018/06/21/201740)
せっかくアドテクという高トラフィック、低遅延な処理をオンプレでやっているので、ハードウェアからミドルウェアまですべて楽しめる人が良いと思います。

元井:あとは真面目じゃない人かな。マイクロアドの場合、真面目すぎる人だとうまく仕事を進められない場合があるんです。ビジネスを取り巻く環境がスピーディに変わっていくなかで、あれもこれも課題点がすぐ見つかるので、真面目すぎるといっぱいいっぱいになってしまいます。だからある程度見切りをつける、あるいは極端に言うと捨てられるくらいの余裕が無いといけなくて、良い意味で「これはこのくらいでいいや」という適当さがないと精神的に辛いかもしれません。仕様書があってその通り作って、こういう運用手順があってということもなく、自分自身でそこから考えないといけません。1から10までステップがあって、それを確実にこなさければならないという意識だと、うまく進まないんです。ゆるくてもいいから5ステップくらいにしておいて、なにか起きたら運用でカバーするようなちょうど良さ、あるいはそれを楽にするためにこういうのを自分たちで開発すればいいんじゃない?といった柔軟さが合う人に来て欲しいですね。

伊東:確かにそういうちょうど良い温度感でやれるっていうのは重要ですね。それはインフラに限らないと思っていて、10あるものを2まで工数下げるのに100のリソースをさくのか、10あるものを5に下げるのに20のリソースをさくのか?手いっぱいでやっている中だとケースバイケースではありますが後者を選んでいくのがマイクロアドの開発組織です。



山城:これまでのインタビューありがとうございました。印象に残ったのは、「理由あってのオンプレ」ということですね。物理的なサーバーを触る機会っていうのはなくなってきているので、それを経験できるというのは非常に良いと思います。あとは僕自身が新卒でマイクロアドに入って感じたことですが、マイクロアドのエンジニアの方は本当に1人1人の技術力が高いです。アドテクという大量のリクエストをさばく基盤を支える大きな仕事を現状だと6人で行っているので、各エンジニアが全てを把握し、様々な技術を使いこなしています。そういう人たちのもとで働けるというのは非常に良い環境ですね。相談したいことがあれば気軽に聞けますし、いい意味で役職関係なくフラットな関係です。ぜひ、そういった環境で働きたいという方には、マイクロアドの選考にお越しいただきたいと思います。

それでは今回は元井さん、伊東さん、ありがとうございました!

次回企画もお楽しみに!


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