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リーガルテック企業に入って感じる人間の可能性

はじめまして。

2020年12月にMNTSQに入社しました勘解由小路と申します。

…この名前、何と読むんだろうと思われたかもしれませんね。はい。こちら、「かでのこうじ」と読みます。なんでも日本で一番長い苗字の一つだそうです。かつて平安京にあった道の一つに勘解由小路という道があり、そこから来た名前とされています。

閑話休題。

そのような古い名前を持つ私が、最先端技術の一端であるリーガルテックに取り組む企業であるMNTSQに入社して、かれこれ2か月ほど経ちました。本稿では、目まぐるしく過ぎていったこの数か月を振り返りつつ、この会社に入ろうと思った理由や、入社数か月たった今思うことなどをお話しできればなと思います。

リーガルテックへの印象

私が初めてリーガルテックという単語を耳にしたのは2019年頃だったと思います。2019年はちょうどリーガルテックという領域そのものが有名になりだした時期です。

そのころ、私は法務職への転職を考え情報収集をしておりました。私はもともと法学部・法科大学院で法律を学んできましたが司法試験合格には届かず、そのままテレマーケティング企業に就職、カスタマサポート業務に従事しておりました。このように法律畑から一度遠のいた私ですが、やはり学んだ知識を生かしたいと思い、転職を考えて情報収集を始めた矢先、耳にしたのがこの「リーガルテック」という言葉だったのです。

その時私が思ったことを正直に言います。

まず、これはすごいことだと思う気持ちがありました。ただし、そこは最先端技術が飛び交う未知の世界で、およそ素人では立ち入れない領域という印象が強く、この分野に自分がかかわるということは全く考えられませんでした。

そしてもう一つ。私の心にあるのは、怖いという気持ちでした。私の脳内にあったのは、最新テクノロジーが人間にとってかわり、これまで働いていた人間を淘汰していく、そんなイメージです。ただでさえ一度法律畑から離れ、無資格無経験の身である私としては、たとえ転職がかなったとして、この技術が確立すればきっと自分は淘汰される側に立つだろうなと、そう思えてなりませんでした。

このように、私にとって「リーガルテック」は決してポジティブなものではなかったのです。

転職に至った2つのきっかけ

さて、そんな私が、なぜMNTSQで働いているのか。2つほどきっかけがありました。

きっかけの1つが、転職活動の中で某エージェントにこのMNTSQを勧められ、ものは試しにとカジュアル面談を受けたことです。IT知識なんて全く知らない私はおっかなびっくり面談に赴いたわけなのですが、実際にそこで働く人の、生の声に触れることで、私の中の印象が大きく変わりました。

失礼な話ですが、それまで私はこの業界に生きる人をまるで違う世界の住人のように思っていた節がありました。しかし、実際にお会いした方々は、もともとITに明るいというわけでもない状態からこの会社に飛び込み、新しいことをどんどん吸収していきながら働いていらっしゃるとのことでした。そのような話から、何でも質問をしていいという環境や活発なディスカッションが日々飛び交う社風の中で生き生きと働いていらっしゃることが伝わり、私はこの会社に強く惹かれるようになりました。

もうひとつ、きっかけになったものは、このカジュアル面談後、リーガルテックについて調べていたところ見つけた「LegalTech」という一冊の本でした。

LegalTech
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この本は長島・大野・常松法律事務所とMNTSQによるリーガルテックの入門書ですが、自社の製品を喧伝したりただただ夢のような未来を語るだけの浮ついた本ではありません。現在の法務の現場を冷静に分析し、今できることや必要なことをしっかりと見据えた上で、将来の展望について丁寧に論を進める、地に足の着いた良書です。(リーガルテックについて興味をお持ちの方は一度読んでみることをお勧めします。)

この本のある言葉に触れて私は軽く衝撃を覚えました。それはリーガルテックの目的の1つとして紹介された「人間の復権」という言葉です。この言葉は私の中のリーガルテックのイメージを180度覆すものでした。今までのような法務の仕事がなくなるということを、私は職の喪失とばかり思っていました。しかしこれは、今までやっていたことに代わって、別のことができるというチャンスの獲得なんだと気が付いたのです。そういう目で改めて見ると、リーガルテックは可能性の塊でした。この会社に入ればその可能性を広げる一端を自分が担うことができるかもしれないと考え、私はわくわくする気持ちで、ぜひともMNTSQで働いてみたいと強く思うようになったのです。

MNTSQに入ってからの日々

そんな思いでMNTSQに応募し、入社する運びとなったわけですが、このわくわく感は入社してからもとどまるところを知りませんでした。この会社の持つすさまじいパワーと可能性は、日々私を驚かせています。

まず議論が素晴らしく活発なこと。カジュアル面談などで話には聞いていましたが、実際は想像をはるかに超えるものでした。日々の業務レベルのものから、開発している製品のフィードバック、果ては会社の事業方針を決めるレベルのものまでもが、誰もが参加する形で議論がされているのです。それらに必要な情報は、特別な理由がない限り誰でもアクセスができ、自由に議論に参加することができるようようになっています。わからないことがあれば、本当になんでも質問をすることができ、誰もが気軽に答えてくれます。

ここで、特筆すべきなのは、これが全く畑違いの相手同士でも極めて積極的に繰り広げられている、ということです。入社初日、同じパラリーガル(法律の知識を生かして製品をよくしていくスタッフのことです)の先輩が、エンジニアの方々とどんどん意見を投げ交わして、コラボレーションしていく様をみて、それはもう驚いたものです。それは別に特別な風景ではなく、ここではごくごく当たり前の光景なのです。

また、MNTSQの社員は、与えられた仕事をただこなすのではなく、1人1人の社員が、会社として果たすべき目標を見据え、自らで必要なことを考え自ら行動するという、理想的でありながらおよそなかなか実現できないような働き方を、本当にやっています。そのため、日々新たな視点から問題提起が生まれ、そして解決していきます。そのスピード感のすごいこと。本当に、社員1人1人がリーガルテックの最前線なんだなと、そう実感させられます。

MNTSQに入って思うこと

入社して2か月間、この会社について一つ言えることがあると思います。

このMNTSQという会社は、本気で、1人1人の社員の持つ「人間の力」を信じている、ということです。

社員にただタスクを与えてそれを黙ってやらせるのではなく、社員の力を信じてその力を最大限発揮させる。そうやって働く1人1人が自由にコラボレーションできるような環境を守り、1人の力では成し遂げられない大きなものを、皆で作り上げていく。そのためにこのカルチャーは生み出され、そして大切に守られています。

なので、この会社で働いていると、自分たちはもっとできる、もっといい製品を作れると、そういう気持ちにさせられます。それはもちろん大変なエネルギーが必要ですし、至らないことばかりでへこみまくることもあります。それでも、自分の中で勝手に限界を決めず、絶えず新しい光景を目指して挑戦することの、なんと楽しいことでしょう。そして、この挑戦の先に、きっとリーガルテックの目指す「人間の復権」が待っているのだと、私は今本気で信じています。

ところで。

私たちは、ともに日本のビジネスを変えていく熱い思いをもった仲間を募集しております。ちょっとでも興味をお持ちの方は、ぜひともカジュアル面談にお越しください!中には自分にはとても関われないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際にお話をするうちに、何かが変わるかもしれません。ちょうど私のように。「物は試し」で結構です!気楽なお気持ちで、どうぞお越しください!

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