ナレッジラボが語るM&Aを成功させる秘訣、そして今後の展望~ナレッジラボ×マネーフォワード対談 後編~

前編に引き続き、18年7月にグループジョインしたナレッジラボのお二方とマネーフォワード大阪支社の藤田さんに、お話を聞いてきました!
今回は、グループジョイン発表当日のお話からこれからの展望についてをお届けします。

■語り手

国見 英嗣
株式会社ナレッジラボ 代表取締役社長 CEO

山邊 泰匡
株式会社ナレッジラボ 取締役執行役員 COO兼CFO

藤田 綾香
マネーフォワード 事業推進本部 関西事業推進部 部長

インタビュアー
大崎淳(マネーフォワード採用PR)

カメラマン
柏木彩(マネーフォワード広報)

「明日15時から大事な話があります」とグループジョイン前日に告知

大崎:さて後編として、18年5月にマネーフォワードグループに入ることが決まったあとについてお話し聞かせてください。ナレッジラボ社内の反応はどうでしたか?

国見:公表された当日は、社員みんなびっくりしていたと思うんですよね。

大崎:グループジョインが決まっていること、事前に誰も言えないですもんね。どうやって告知したんですか?

山邊:会見が開始された15時ぴったりに僕が社内で発表しました。前日にいきなり、「明日15時から大事な話があります」のようなことを伝えた気がします。加えて、夜に「飲み会」を設定していることも伝えましたが、社員からすると、詳細不明で怪しさ満点だったと思います。

大崎:社内は「え?何?明日15時って何?」みたいな。

山邊:ええ。それで当日の15時になり、僕が「マネーフォワードグループにジョインします」と言い出して、みんなが衝撃を受けるみたいな。衝撃を受けたあと、「そういえば、やたらとマネーフォワードの人来てたなぁ~」と、直近で不思議に思っていたことの謎が解けたようですね。
例えば、僕らがやたらと会議室を外部におさえていたんですね。僕らはグループジョインの話を社内ではできないので、外部に1日に箱詰めになっていたこととか。

藤田:社員の方からすると、内緒話をしてる感はありますよね。

大崎:藤田さんがいる、マネーフォワード大阪支社側はどうだったんですか?

藤田:ナレッジラボさん同様に、発表は会見と同時でしたが、関西チームもそうだし、事業推進の他のチームのみんなも「一緒になるんだ~。びっくりだね~」みたいな。

「本当にびっくりしてる!?」って言いたくなるようなぐらい、だいぶ自然でした。

多分、お互いの目指してる方向に全く違和感がなく、むしろ「ぴったりあてはまっているな」と思っていたからだと思います。

(マネーフォワード 藤田さん)

M&Aの成功・失敗を分けるポイントは「PMI」。とにかく積極的に交流する。

大崎:マネーフォワードグループにジョインしたあと、両社の関わり方ってどんな風に変わりました?

国見:圧倒的に変わりましたね。藤田さんとは東京で会うほうが多いですよね。

藤田:そうかもしれない。国見さんが東京に出張すること増えましたもんね。

国見:関わり方をお話しする上で重要なことが1つあります。私たちナレッジラボのメンバーって、前職でM&Aの成功例も失敗例も、山ほど見てきたんですよ。その中で、M&Aの成功・失敗が分かれるポイントというのが分かってたんですね。それは間違いなくPMIなんですよ。
※PMI:Post Merger Integration(ポスト・マージャー・インテグレーション)の略。M&A成立後の企業統合のプロセスを指す。

大崎:へぇ~。

国見:どんなにいいディールが成立しても、PMIが失敗したら絶対ダメだっていうことはよく分かっていました。だから、自分たちがM&Aの当事者になった時も、「マネーフォワードと一緒になったこっからが僕らの頑張りどころや」ということで、可能な限り、まずは僕らのことを知ってもらう。こちらから積極的に行って仲良くならないと、多分ダメなんだっていうのはすごくありましたね。

山邊:具体的には、各拠点に「この日にそちらに行きますので、同行のアポで埋めて頂きたい」ってで何度も何度もお願いしながら、アポを大量に入れてもらうんですね。
シナジーがでるPMIを進めるために、ジョインした僕たちから「お願いします」って言うことをしていました。

大崎:マネーフォワード側のメンバーからの声かけを待つのではなく、ナレッジラボ側から仕掛けに行ったって感じですかね?

国見:そうです。多分、マネーフォワードの皆さんは遠慮されるじゃないですか。要は仲間として認められたかった、遠慮なしに気軽に声をかけてもらえる関係作りをしたかったので僕らから積極的に動きました。それは今でも、そしてこれからも大事にしたいですね。

山邊:引き続き、マネーフォワードの皆さんと積極的に関わっていく活動を今後もしていく予定です。事業推進のみなさんだけじゃなく他の部署とかともっと交流していきたいなと思ってますね。

国見:今回グループジョインした一番のポイントは、今まで僕ら15人ぐらいのナレッジラボが、一気に300人以上の仲間を増やしたことだと思っています。資金を手にするとか販路が増えるとかそういう話じゃなくて、300人の仲間が一気に増えるって言うのが一番嬉しくないですか?これこそまさに「お金で買えない」と言うか。

大崎:15人→300人ですから20倍ですよね。

国見:そうなんですよ。目指す方向が同じ仲間が300人もいると思うと、すごく嬉しくて。

(写真左:ナレッジラボ山邊さん 写真右:ナレッジラボ国見さん)

「会計事務所とともに、全国の中小企業にCFOを。」という新しい領域にチャレンジ

国見:僕らは、CFO領域の仕組み化、サービス化を目指しています。これは、今まで以上に会計を使いこなす人を増やすという新しい領域へのチャレンジです。僕らナレッジラボだけでやろうとすると、いつになるのか分からない、遠い話だと思っていました。マネーフォワードと一緒になったことで、もうはっきりゴールが見えるという状態になったのかなと思ってます。

大崎:理想の状態ってどんなものを描いていますか?

国見:経営者の方、特に中小企業の社長で、試算表を見て、会社の状況を具体的にイメージができる方って100人に1人いるかいないかぐらいだと感じています。この状況の中でManageboardを通すことによって、自分が欲しい情報、例えば資金繰りとか予算管理とかを取り出せる、そして事業戦略に活用して売上、利益を増やしていけるような世界ができたら、すごく付加価値があるんじゃないかなと思っています。
今話したことは、CFOがやっている領域の話なんですね。例えばマネーフォワードだと、Co-CFOの金坂さんや内河さんがいるから、数字のデータが全て経営に活用できるデータに変わり、社内外に説明ができる。

でも中小企業って CFO領域の部分が欠けてるんですね。だから社内外にも説明もできない上に、そもそも理解もできていない。つまりは数字が見えなくなり、気付いたらお金がなくなって倒産してしまいそうなるってのがよくあります。だからこそ、CFO領域の仕組み化、サービス化ができたら、中小企業がよりお金の管理ができるようになるんじゃないかなと思っています。それができたら倒産してしまう会社を減らすことができるし、業績を伸ばせる会社が増えるかもしれない。

大崎:細かいお金の流れがわかる経理の方は各企業にいるけれども、お金の流れと経営を大きな目で見ている方ってほとんどいないようなイメージです。

国見:実は、細かいお金の流れが分かる経理の方が社内にいるのって中小企業でいうと体感値で1,2割ぐらいです。残りの8割の企業は、会計事務所に全てお任せしてるんですよ。だから細かい数字がわかる人すらいないっていう。

大崎:たしかに、「領収書とかまとめて会計事務所に送ってお任せ」みたいなのはよく聞きます。

国見:会計事務所にお願いした後に試算表が送られてくるけど、よく分からない。結局、決算の時期が来たら決算書を作って、申告して税金払ったらおしまい。
「じゃあお金の管理どうしてんの?」って言ったら、多分、通帳の残高を見てイメージしてると思うんですよね。でも、通帳を見ても状況はあまりわからないと思います。結局、税務申告のためだけに会計を管理しているっていう会社が多いです。

山邊:非常にもったいないですよね。

国見:もったいない!

山邊:ほとんどの方が税務申告だけで終えてしまうんですよね。そんな「税務申告のためだけの会計」という状況を変えていけたら素晴らしいなと思ってます。

国見:僕らとしてやりたいのは、インフラとしてのManageboardがあって、その上にどういうソリューションを乗っけていけるか。1つは僕ら自身がCFOのアウトソーシングをやって、コンサルタントで提供していくもの。他には会計事務所に中小企業のCFOになってもらうもの。

先ほど言ったように、中小企業は会計事務所に全てお任せしているので、すべてのお金の流れをつかんでいるわけです。この会計事務所がCFOをやったら、話が早いですよね。会計事務所がCFOになれたら、多くの中小企業はお金の管理できて不安も減る。そして銀行は安心して中小企業に融資ができる。そうなると、会計事務所の顧問料も二倍三倍になると思うんですよね。

企業が会計事務所に払う顧問料って10年、20年前は月額5万円ぐらいだったのが、今って2万とか3万とかになっているじゃないですか。ここまで下がってしまったのは、記帳代行を中国などの海外で外注できるようになり、コストを抑えられるようになったからです。

一方CFOはどうでしょう。例えばCFOを一人雇おうとすると、月額で数十万から百万以上かかる場合もある。「すべてお任せしている会計事務所が、もっと安くCFO領域を担当しますよ。」となると、顧問料をもっと高く設定できると思うんです。このように会計事務所の提供サービスを変えていけば、顧問料の V 字回復ができると考えています。

山邊:僕らは会計事務所の守備範囲を広げたいと思っています。背景には、AIやクラウド会計などいろんなサービスの登場で、会計事務所業界が揺らいでいるという現実があります。そんな転換がある中で、僕らがいかにポジショニングできるかが面白いと思っています。

国見:そうですね。そうなったら会計事務所が、”大学生の就職したいランキングベスト10”に入って、会計事務所で働いていることがかっこいいと思われるようになります。

もしかしたら「俺、会計事務所で勤めてるんだ」っていうのが合コンでよりモテるようになって(笑)

国見:そういう世の中になったら、素晴らしいなって。会計の業界ってすっごいポテンシャルあると思うんですけど、現状はなかなか活かしきれていない気がしています。

国見:会計士・税理士は、今不安を抱えてるんですよね。よく「AIに置き換えられる」と言われていて、「将来どうなるねん」と。ただでさえ、顧問料が下がってきてるのに 、もし自分の仕事がAIに置き換わったら、「仕事なくなるんじゃないか」という不安を持っている人がたくさんいると思います。そうじゃなくて、 AI が出てきたら、顧問料が V 字回復するみたいな世界を描きたいです。

大崎:AIをうまくを活用すれば、明るい未来があるのに、失われる未来の方に注目が集まっているという。

国見:今は、付加価値が提供しにくい業務に忙殺されてるじゃないですか。これを AI でぐっと圧縮して、もっと今までできてなかった付加価値領域に時間を割いていく。僕らの目標は「経営者が会計を使いこなせる」ことなので、会計事務所の方と協力しながら共に進めていきたいです。

大崎:そして将来的には全国の中小企業の経営力アップを目指していくと。

国見:はい。全国の中小企業の経営者が会計を味方につけて、使いこなして、経営を良くしていく。これが一番目指しているゴールです。



最後に

山邊:あと直近で言えば、楽しみなのはナレッジラボとマネーフォワード大阪支社とのオフィス統合ですね。※2019年1月末にナレッジラボとマネーフォワードの大阪支社を統合して新オフィスに移転。

藤田:オフィスがきれいかつ大きくなる上に、一緒になることで、より連携が進みますからね!

山邊:例えば、マネーフォワードとナレッジラボ合同で、会計事務所や中小企業の方々に対してさまざまな情報を提供するイベントをやってみるなど。

ナレッジラボとマネーフォワードの拠点に来たら、すごく勉強になる、またいきたい」ってなるような拠点が作れるんじゃないかなと。そういう場にしたいですね。

国見:あわせて、京都の拠点ともうまくコラボしながら、大阪・京都一丸となって関西での「マネーフォワードグループ」というブランドを作りたいと思っています!ぜひ、一緒に関西から日本を盛り上げていきましょう!

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