学生時代に立ち上げたアプリ開発から始まり、今では韓国発化粧品ブランドの日本展開を牽引するモノック株式会社。創業から15年、代表・小澤一郎に、創業の原点から、いま営業職の採用を強化する理由、そして共に働きたい人物像まで、ありのままを伺いました。
【プロフィール】 モノック株式会社 代表取締役 小澤 一郎(おざわ いちろう)
2011年、大学2年生のときにiPhoneアプリ開発会社として現在の会社を創業。以来15年にわたり約10の事業に挑戦し、現在は韓国発化粧品ブランドの日本展開事業を牽引している。
目次
創業の原点──「今起業するならこれしかない」
アプリ開発から始まった学生起業
――まず、自己紹介をお願いします。
小澤:小澤一郎と申します。私が大学2年生だった2011年に、現在の会社を創業しました。当時はiPhoneアプリを開発する会社としてのスタートです。もともとは学生の集まりでアプリを作っていたのですが、その数ヶ月後に法人化したのが創業の経緯でした。
――起業された背景や、ご実家のことについても教えてください。
小澤:中学生や高校生の頃から、IT、ベンチャー、起業といった分野に強い興味がありました。父が会社を経営していたこともあり、自分もいつか経営をやってみたいと考えていたんです。
大学生のときに初めてiPhoneを購入したのですが、それまでのガラケーとはまったく異なり、すべてがアプリケーションで完結するという点に大きな感動を覚えました。その時に『今起業するならこれしかない』と確信し、iPhoneアプリの開発で起業したんです。
祖父の代から会社経営をしている父は365日働くハードワーカーでした。その背中を見て育ったので、『ずっと働き続ける』という姿勢は、今の私にも染みついているのかもしれません。
黒字化までの8年間
――創業当初に印象に残っている苦労はありますか。
小澤:やはり、事業を黒字化させることが一番大変でした。創業から最初の8年ほどはずっと黒字化できず、資金繰りには非常に苦労しました。赤字であるにもかかわらず銀行に融資をお願いしに行くなど、数々の厳しい状況を乗り越える必要がありました。
――そのお金回りの苦労は、今は解消されたのでしょうか。
小澤:現在は完全に黒字経営となっていますが、また別の難しさに直面しています。売上が成長し続けているため、さらなる事業拡大に向けて次の資金を調達する必要があるんです。黒字なので調達自体は可能ですが、規模が大きくなるにつれて必要なキャッシュの規模も増えるため、以前とは違った大変さがあります。
サボらずに泥臭くやってきた15年間
「サボらない」というシンプルな強さ
――創業から15年、一貫しているビジョンやポリシーがあれば教えてください。
小澤:どのビジネスがヒットするかは、事前には分かりません。だからこそ、その時々で取り組む一つひとつの事業に、誠実かつ真面目に向き合うということを一貫して大切にしてきました。サボらずにやり抜いてきたからこそ、会社が続いているのだと思います。
これまで10個ほどの事業を試してきましたが、それぞれを粘り強く改善し、大きく育ててきました。『サボらない』という非常にシンプルな姿勢こそが、経営において重要だと考えています。
良いものを正しく届ける、そして「三方よし」
――会社全体として掲げている、より大きなビジョンについて教えてください。
小澤:現在の事業では『良いものを正しく届ける』ということを大きなビジョンとしています。世の中には素晴らしい商品がたくさんあるにもかかわらず、マーケティングが不慣れであったり、大人の事情や方法が分からなかったりする理由で、消費者に届いていないものが非常に多く存在します。私たちが介在することで、そうした良いものを適切な場所にしっかりと届けたいと考えています。
これは今の事業だけでなく、以前取り組んでいたD2C事業やメディア事業においても一貫している、根底にある共通した想いです。
――事業を通じて、どのような価値を提供していきたいですか。
小澤:ビジネスを真面目に行う上では、『三方よし』の考え方が非常に重要だと考えています。関わるプレイヤーの全員が幸せにならなければ、そのビジネスのエコシステムは持続しませんし、自然と会社が大きくなることもありません。
現在の弊社の事業では、韓国のブランド様、弊社、卸会社様、そしてその先のエンドユーザー様という4つの立場が存在します。そのほかにも、製造販売元様や什器を製作してくださる会社様など、非常に多くのパートナー企業が関わっています。そうしたすべての関係者がしっかりと利益を得られるようにしたい。一瞬だけ上手くいっても、先々まで続かなければ意味がありません。そこを重視することこそが、弊社の社会的意義であると考えています。
(左から、営業の小澤 朋代氏、小澤 一郎代表、営業の篠原 彩乃氏)
現在の組織と、いま営業採用を強化する理由
メガブランド運用を、少人数で
――現在の組織体制について、差し支えない範囲で教えてください。
小澤:現在は少人数で、大きなブランドの運営を支えています。 主なセクションは4つに分かれていて、各種営業活動を担当する『営業』、ブランド様とのやり取りや交渉を行う『商品MD』、店頭什器の企画・制作やポップアップの施工などを担当する『VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)』、そして受注管理や自社倉庫からの発送オペレーションを担当する『ロジスティクス』です。
――今回、営業を中心に採用を強化する背景を教えてください。
小澤:正直に言うと、うれしい悲鳴なんです。おかげさまで既存ブランドが好調で、任せていただく仕事も一気に広がってきました。その成長のスピードに、採用のほうを追いつかせていきたい。だからこそ今、腰を据えて営業体制を強化して、もっと多くの商品を、もっと多くの人に届けていきたいと考えています。そのための増員です。
大手と戦うための「一点突破」
――営業体制の強化はコストも増えますが、どのような勝算があるのでしょうか。
小澤:これまでの2〜3年は、日本における韓国ブランドブームの追い風もあり、自然とブランドが成長していきました。しかしこれからは、誰もが知る国内の大手有名ブランドと店頭の展開スペースを取り合っていく戦いのフェーズに入ります。今までは韓国ブランド同士の戦いでよかったのですが、フェーズが変わったからこそ、そこへ切り込んでいくために優秀な営業メンバーを投入したいと考えています。
――少数精鋭の御社が、国内の大手ブランドに勝つシナリオはどこにありますか。
小澤:勝ち筋は、一言で言えば『一点突破』です。大手企業は多種多様なブランドを抱えており、予算やリソースをそれぞれに分散させなければなりません。一方で弊社の場合は、1つのジャンルに対して1つのブランドしか扱っていない。 総合力ではなく、その特定のジャンルに特化することが勝つシナリオだと考えています。
――今後さらにブランド数を増やしていく方向性なのでしょうか。
小澤:ブランド数をただむやみに増やすつもりは全くありません。それよりも、今あるブランドを日本市場でさらに大きく育てていきたい。 取扱店舗数を拡大したり、すでに導入されている店舗でさらに多くの展開スペースを確保したりすることに注力しています。
モノックが求める人物像
パッションと、自分の頭で考える力
――採用する営業メンバーには、どのような役割や活躍を期待していますか。
小澤:弊社が契約している商品は、どれも自信を持って提供できる非常に品質の高いものです。その魅力をバイヤー様や、その先のエンドユーザー様にしっかりと届けたいという強い想いを持って行動できる方を求めています。
また、ただ商品を売り込むだけでなく、店舗ごとのシーズン企画(例えば、夏であればUVケア特集、冬であれば乾燥対策特集など)に合わせた提案を行うことが求められます。商品力に頼るだけでなく、知恵を絞った『提案営業』を行っていただくことを期待しています。
――マインドやカルチャーの面では、どのような人と働きたいですか。
小澤:言葉を選ばずに言うと、熱量(パッション)があって、ハードワークができる人です。ここは正直にお伝えします。韓国の取引先は、日本を大きく上回るスピードで世界に展開していて、それに食らいついていくには、主体性を持って全力でやり切る必要がある。「少数精鋭」や「スマート」と聞くときれいに響くかもしれませんが、本質はかなり泥臭いです。
ただ、私はこう思っています。その泥臭さの先で得られる経験こそ、他ではまず味わえないと。世界基準のスピードでグローバルビジネスが動く、その最前線に、少人数だからこそ当事者として立てる。韓国のメーカーと直接やり取りしながら、一つのブランドを日本市場でゼロから育てていく。そんな経験ができる場所は、そう多くありません。
私たちが目指しているのは、「良いものを、正しく届ける」こと。そして、いま手がけているブランドを、北海道から沖縄まで誰もが知る国民的ブランドに育て、3〜4年で売上100億円に伸ばすことです。その挑戦のど真ん中に、自分の力で関われる。 ハードワークをお願いする分、それに見合う成長と景色は、どこよりも力強く用意します。だからこそ、厳しさも含めて楽しめる方と、一緒に挑みたいんです。
――どのような人がモノックにマッチすると考えていますか。
小澤:最も重要なのは『パッション』です。そしてもう1つは、『どうやったら売れるかを自分の頭で考えられる人』です。弊社は輸入代理店ですので、極論を言えば仕入れて卸すだけのビジネスもできてしまいます。しかし、それだけを行う会社は世の中に溢れています。ただ商品を売るだけでなく、店舗の什器デザインを考えたり、現場の声を韓国側にフィードバックして商品開発に繋げたりと、主体的に動ける人がマッチします。
待遇・キャリア・競合との違い
――成果を出した営業メンバーには、どのような待遇が期待できますか。
小澤:もちろん、提示している給与金額をベースにしつつ、会社の成長に大きく貢献し、成果を出してくれたメンバーに対しては、しっかりと還元していきます。他の代理店や化粧品会社に行くよりも、良い待遇を得られる環境にしていきたいと考えています。
――モノックに入社することで、どのようなキャリアパスを描けますか。
小澤:韓国の凄まじいスピード感や、世界に打って出るダイナミックなグローバルビジネスを間近で実感することができます。韓国の本社と連携することで、入社直後から大規模な投資を伴うビッグプロジェクトや、全国1万店舗への一斉導入といったダイナミックな事業に携わることができます。
少人数だからこそ、個人の裁量が大きく、自分で決断して企画を動かせる環境があります。将来的に起業したいという強い意志がある方には、私が15年間培ってきた経営ノウハウを惜しみなくお教えします。本人の目標や希望をしっかりとヒアリングした上で、望むキャリアを実現できるよう全力でバックアップします。
――他の輸入商社や、韓国コスメを扱う競合他社との違いは何ですか。
小澤:1つは、韓国ブランドに興味がある人なら誰もが知っているような『メガブランド』の運営を、入社直後からダイレクトにお任せできる点です。知名度や売上規模の面で競合他社と比較しても非常に優位性があり、やりがいは大きいと思います。
もう1つは、ただ仕入れて卸すだけの単純な代理店ではなく、日本市場に最適化させるための『徹底的なローカライズ』を行っている点です。弊社は10年以上にわたり化粧品事業に携わり、自社でゼロから商品を製造した実績もあります。そのため、日本の消費者やバイヤー様の声を拾い上げ、韓国のメーカー側と直接交渉して日本専用カラーを共同開発したり、商品の仕様変更まで踏み込んだディスカッションを行うこともできます。
広告運用のノウハウや自社でのポップアップストアの企画・施工力、インフルエンサーマーケティングの知見なども活かし、商品を売るためのプロモーション投資も積極的に行っています。他の一般的な代理店は、利益率を確保するために広告費を渋る傾向がありますが、弊社は自社でも予算を投じてプロモーションを行っています。営業メンバーの仕事は、単に商品を届けることだけでなく、什器のデザインを考えたり、現場の声をメーカーにフィードバックしたりと、まさに『一緒にブランドを作り上げていく』という面白さがあります。
次の目標は「売上高100億円」
――最後に、今後の成長目標と、応募者へのメッセージをお願いします。
小澤:私たちは短期的な目標として、今後3〜4年で『売上高100億円』の達成を掲げています。ブランドをただ増やすのではなく、特定の素晴らしいブランドを丁寧に育て上げ、北海道から沖縄まで誰もが知っている国民的ブランドに成長させていきたいと考えています。
2024年から2025年にかけて売上高が3倍に急成長しており、来期も2倍の成長を目標に掲げています。このような急拡大しているエキサイティングなフェーズでジョインできる機会は、滅多にない経験だと思います。少数精鋭だからこそ任される役割は大きく、大変な場面も多々ありますが、それ以上に他では得られないやりがいと圧倒的な成長を実感していただけるはずです。
大変な環境すらも楽しんで、共に挑戦していける方をお待ちしています。
モノック株式会社では、一緒に「良いものを、正しく届ける」仲間を募集しています。この記事に少しでも共感いただけた方は、ぜひ一度お話ししましょう。