「営業って、自分には向いていないと思っていました。」
そう話してくれたのは、現在NANICAのeo事業部でリーダー見習いとして活躍している阿久根さん。
もともとは大手メーカーで整備士として働いていた、いわば“営業未経験”の人間だった。
今回は、そんな阿久根さんに「なぜ安定した大手メーカーを辞め、営業の世界に飛び込んだのか」を聞いてみた。
以下、インタビュアー イ) 阿久根 阿)
“安定”に不満はなかった。でも、その先が見えてしまった。
イ)まず、今のお仕事について教えてください。
阿)NANICAに入って2年3ヶ月くらいですね。今はeo事業部で、リーダーになる前段階の見習いになって、現場の管理や後輩を見る立場もやっています。
イ)普段はどんな1日なんですか?
阿)9時くらいに現場へ向かって、10時にリモート朝礼があります。そこから稼働スタートですね。
12時くらいに昼休憩を取って、13時半と16時半にまたリモートで振り返りがあります。
イ)1日に何回も振り返るんですね。
阿)そうですね。丸1日とか、1週間、1か月という区切りでの振り返りってそれまでが長いので期間を長く見すぎるとブレるので、短い単位でPDCAを回す感じです。19時くらいに帰社して1日終わりという流れです。
トヨタの整備士。給料も不満はなかった。
イ)もともとはエンジニアだったんですよね?
阿)はい。専門学校を卒業して、某自動車メーカーで整備士をしていました。メーカーを退職してから途中で長野の北アルプスにある山小屋で、10ヶ月くらい住み込みのアルバイトもしていましたね(笑)
イ)かなり面白い経歴ですね(笑)整備士は何年くらいやっていたんですか?
阿)6年くらいです。
イ)待遇面はどうだったんですか?
阿)正直、不満はなかったです。
月収は25万円くらいで、ボーナスも年3回あって、年収で450〜470万円くらいでした。
イ)かなり安定していますよね。
阿)そうですね。残業も月30時間くらいでしたし、店舗で成果を出せば奨励金もありました。
「この先も、答えの分かる仕事を続けるのか」
イ)それでも転職を考えた理由は何だったんでしょう?
阿)理由は2つあります。
1つは、“答えが見えてしまった”ことですね。
整備って、ある程度出力と入力が見える仕事なんです。
もちろん技術職として難しさはあるんですけど、6年やっていると大枠が見えてくる。
「こうしたらこうなる」が分かるようになるんです。
イ)なるほど。
阿)それが悪いわけじゃないんです。でも、自分の中で「決まったことをやって、決まった結果が出る」をこの先ずっと続けるイメージがついてしまって。
それがすごく嫌だったんですよね。
「営業マンの目が死んでいた」
イ)もう1つの理由は?
阿)社内コミュニケーションですね。
整備士同士の関係は良かったんです。でも店舗によって全然違って、“リーダー次第”な部分がかなり大きかった。新卒の最初の配属先のリーダーはしっかりとコミュニケーションも取れて、いいところはしっかりほめてくれて、悪いところは悪いでしっかり指導いただける方でした。しかし次の配属先のリーダーは恐怖政治で従わせるタイプのリーダーで、指導でなくパワハラですね。極端な酸いと甘いを経験しました。
イ)実際、ジョブチェンジもできたわけですよね。前職の営業職に対してはどう感じていました?
阿)正直、前職の営業マンって、死んだ目をしてたんですよ。
イ)かなり率直ですね(笑)
阿)もちろん全員じゃないです。でも、守りの発言が多かったり、褒められる文化がなかったりして、「面白くなさそうだな」と感じていました。
だから最初は、営業に対して良いイメージなんて全然なかったです。
怖い。詰められる。ノルマがある。
転職活動中も、圧迫面接みたいな会社もありました。
「なんぼ稼ぎたいの?」って言われたり。
イ)それはかなりしんどいですね。
阿)違和感ありましたね。
営業ってこういう世界なんだって思ってました。
価値観を話せた会社だった
イ)そんな中で、NANICAとはどう出会ったんですか?
阿)転職活動をしている中でですね。
最初、転職活動の面接であった圧迫面接や稼ぎたい発言をされることで営業なんて自分には向いてないと思っていました。実際、「言葉が幼い」とか、「営業向いてない」って言われたこともありました。
でも、価値観を整理していく中で、NANICAと出会ったんです。
イ)価値観、ですか?
阿)はい。
“お金を稼ぎたい”というより、
「人に育ててもらった恩を返したい」
「人との繋がりを大切にしたい」
「当たり前のことに感謝できる人でいたい」
そういう話をした時に、ちゃんと向き合ってくれたんです。
イ)そこが決め手に?
阿)大きかったですね。
「ここなら、自分が理想としているリーダー像に近づけるかもしれない」と思えた。
直感的に、「ここに入るんだろうな」と感じました。
詰められない。でも、逃げられない。
イ)実際入社してみて、ギャップはありましたか?
阿)ありました。でも、いい意味でです。
NANICAって、詰められないんですよ。
イ)営業職では珍しいですね。
阿)はい。でも、だからこそ“自分でやる”になるんです。
未達だった時も、「なんでできてないんだ」じゃなくて、
「これからどうする?」
「どこに向かう?」
「何のために営業してる?」
そういうコミュニケーションなんです。
イ)かなり本質的ですね。
阿)ガソリンを入れて、方向を示してもらう感覚に近いですね。
わからないから、とにかく聞いた
イ)最初は苦労しましたか?
阿)めちゃくちゃしました(笑)
現場に出ても、わからないことだらけでした。
だから、とにかくリーダーに電話してました。
多分、うっとおしいと思われるくらい(笑)
イ)それでも聞き続けた。
阿)はい。
でも、その“聞ける環境”が大きかったですね。
自分より少し先を行ってる人を追い続ける。
何回も話を聞いてもらう。
それが切れない環境だったので、続けられたと思います。
「かっこいい」と思えたから、追いかけられた
イ)今振り返って、なぜ続けられたと思いますか?
阿)憧れですね。
自分は、「かっこいい」と思えたら追いかけられるタイプなんです。
リーダーや辻社長を見て、「この人たちについていっていい」と思えた。
それが、自分の中ではすごく大きかったですね。
営業なんて、自分には向いていない。
そう思っていた元エンジニアは、今、誰かを引っ張るリーダーになろうとしている。
「安定」だけでは見えなかった未来を、NANICAで見つけたのかもしれない。