AIによる事前予約型やシェア乗りによる需要創出と、大手交通事業者の運行基盤を組み合わせる~NearMeの100%子会社であるスマートシャトル社を日の丸交通に移管し一体運営体制へ ~
日の丸交通株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:富田和孝、以下:日の丸交通)と移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニー、株式会社NearMe(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙原幸一郎、以下:ニアミー)は、戦略的業務提携に関する契約を締結しました。本提携に伴い、ニアミーの100%子会社である株式会社SmartShuttle(以下:スマートシャトル)の車両および従業員を、日の丸交通のグループ会社である株式会社日の丸交通千住へ移管し、一体運営体制を構築します。
本提携において、日の丸交通はドライバーの採用、車両管理、法令遵守体制の維持を、ニアミーは需要の創出とシステムの提供を担います。両社の強みを組み合わせることで、供給力の安定化とサービス品質の向上を図り、事前予約型やシェア乗りによる新しい需要創造、様々なユースケースや地域でも広げられるプロダクト・サービス開発を含めた規模の拡大を実現していきます。
背景
ニアミーは2019年8月より、独自のAIを活用した最適なルーティングにより、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶ空港送迎サービス「エアポートシャトル」を提供してきました。運行はタクシー事業者と連携する形で展開してきましたが、2024年1月には、運行管理や日々の運行業務への理解を深めることを目的として、100%子会社である株式会社SmartShuttleを設立し、自社での運行事業を開始しました。
この2年間の自社運行を通じて、ニアミーは大きく2つの成果を得ました。ひとつは、深夜・早朝帯における供給の安定化です。公共交通機関が動かない時間帯において確実に配車できる体制を持つことで、利用者の利便性とサービス品質の向上に寄与しました。もうひとつは、プロダクト開発の加速です。自社で運行を担うからこそ得られた運行現場への深い理解を活かし、シフトの最適化や時間貸切サービスといった新しい取り組みを迅速に実現してきました。
一方で、サービスをさらに拡大していくうえでは、より大規模な運行基盤とドライバー採用力が必要であるという結論に至りました。移動の担い手不足が社会課題となるなか、単独での運行車両の拡大やドライバー採用活動には限界があり、事前予約型の新しい需要創造、様々なユースケースや地域でも広げられるプロダクト・サービス開発を含めた規模の拡大を実現するには、既存の交通事業者が長年にわたって培ってきた採用力・運行管理体制・インフラを活用することが最適であると判断しました。
日の丸交通は、1950年より東京を中心にタクシー事業を展開し、確立された運行管理体制と安全文化を有しています。日の丸交通とニアミーは、2023年10月にニアミーが開催した『"シェア乗り"構想』発表会に日の丸交通が登壇するなど、かねてより移動課題の解決に向けた問題意識を共有してきました。このたびの提携は、その延長線上にあるものです。今回の提携を機に、さらなる「シェア乗り」の認知向上・利用促進を図るとともに、普段タクシーを利用する機会が少ない方々にも、新たな移動手段の選択肢を提供してまいります。 なお、ニアミーはこれまで全国各地で連携してきたタクシー事業者の皆様との協業を引き続き推進し、本提携で得られる知見も活かしながら、業界全体での新たな需要創出に取り組んでまいります。
本提携により目指すこと
- ドライバー採用の加速:日の丸交通の採用力と教育体制を活用し、移動の担い手を確保します
- 供給ネットワークの拡大:日の丸交通の運行ネットワークを活用することで、より多くの配車需要に応えられる体制を構築します
- 安全・法令遵守体制の強化:日の丸交通が長年培ってきた安全管理体制と運行管理のノウハウを継承します
- 車両稼働率の向上:ニアミーが創出する配車需要を移管した車両の稼働率向上を図り、稼働率と収益の最大化を目指します
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