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地域に根ざしたSDGsで世界的評価が高まる岡山大学

地球規模で取り組む持続可能な開発目標であるSDGs(Sustainable Development Goals)に対して積極的な取り組みが進められている中、「第1回ジャパンSDGsアワード」のSDGsパートナーシップ賞(特別賞)を国立大学法人として唯一受賞した岡山大学。2017年4月の学長就任以来、SDGsを推進している槇野博史学長に、大学としてSDGsに取り組むことの意義や思いを語ってもらいました。

聞き手=大学ブランド・デザインセンター長 吉田 健一/文=牛島 美笛

SDGsについては民間企業の取り組みが目立っていますが、岡山大学がSDGsを推進してきたのはなぜでしょうか。


国立大学法人 岡山大学学長
槇野 博史氏

槇野 2019年に創立70周年を迎えた岡山大学は、「高度な知の創成と的確な知の継承」という理念と、「人類社会の持続的進化のための新たなパラダイム構築」という目的のもとで研究や教育に取り組んできました。当時はSDGsという言葉こそなかったものの、これらはまさにSDGsの考え方そのもので、古くからSDGsを提唱してきた大学なのです。

SDGsという世界共通の目標を実現するための17のゴールと169のターゲットについても、11学部、8研究科、3研究所、大学病院そして附属学校園を有する総合大学として必ずリンクする部分があります。新たな知を創造し、人材育成を担うという大学の役割から見れば、SDGs達成に貢献することは必然とも言えるでしょう。

2017年の学長就任に際して、岡山大学のビジョンを考えていたときにそのことに気付き、長年にわたって築き上げてきたものを継承しつつ、新たな目標としてSDGsを掲げることにしました。SDGsという言葉だけでは分かりにくいかもしれませんが、「今ある姿」と「目指す未来」をつなぐ「架け橋」となるのが私たちの目指すSDGsだと考えてもらえると良いかと思います。


続きは、こちらから・・・
https://consult.nikkeibp.co.jp/ccl/atcl/20190823_1/
出典:CCL./日経BPコンサルティング

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