私たちは、「ヘルスケア × スポーツ × IT」というテーマのもと、さまざまなビジネスを展開するストレッチ業界のリーディングカンパニーです。
今回は、研修担当(育成トレーナー)の樋浦さんにインタビューを実施。新人育成で大切にしている姿勢や、nobitelで働く魅力について伺いました!
【プロフィール】
樋浦 翔:2014年入社。Dr.stretchのトレーナー、店長を経て研修部門へ異動。現在は新人研修や資格制度の運営を担当し、社員の成長支援に尽力している。
研修で出会った憧れの姿が、キャリアの道しるべに
――樋浦さんがnobitelに入社を決めた理由を教えてください。
幼稚園の頃からサッカーを続けていて、学生時代はプロサッカー選手を目指していました。しかしその道は厳しく、別の形でスポーツに関わることを考えるようになったんです。
そのようなときに出会ったのがnobitelでした。社内制度の話を聞いたとき、「ここなら自分の実力や努力をきちんと評価してもらえる」と思えたんです。その印象は間違っておらず、入社後もフラットに成果を見てくれる環境で、頑張りたい人を全力で応援してくれる会社だと実感しています。
面接もとても印象的でした。楽しく会話ができ、自分の過去だけでなく「将来どうなりたいか」まで聞いてもらえたうえ、「当社ならどう頑張れるか」という具体的なイメージも示していただきました。自分が働く姿を思い描けたことで、「この会社で頑張りたい」と心から思えました。
――入社後はどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか?
Dr.stretchのトレーナーとして入社し、1年後には店長に。2年間店長を務めたのち、3年目で現在の研修部門へ異動しました。
実は入社してすぐに受けた新人研修のときから、「いつか自分も研修を担当する立場になりたい」と思っていたんです。人前で話すのは正直苦手で、できれば避けたいタイプでした(笑)。でも、研修を担当してくれた講師の姿が本当にかっこよくて、「自分もこうなりたい」と憧れを抱きました。
新人研修ではストレッチや体の知識、接客スキルを学んだだけでなく、「これから仕事をしていくうえで、どんな考えを持つといいのか」といったマインド面まで教えていただきました。その学びによって仕事に対する価値観が大きく変わり、人生にとってプラスになる気づきを得られたんです。その経験があったからこそ、「自分も同じように人に良い影響を与えられる存在になりたい」と思うようになり、今のキャリアにつながっています。
失敗を恐れず、学びに変えることが成長の近道
――現在の業務内容を教えてください。
当社には関東・関西・名古屋の3拠点に研修所があり、現在は各拠点に育成トレーナーが在籍しています。
私も育成トレーナーの一員として、Dr.stretchでデビューするための新人研修を担当しています。研修は毎月2回、入社に合わせて実施しており、期間はおよそ1〜1.5か月。研修生が無事に卒業できるよう、講師としての指導や運営を行いながら、日々サポートしています。
そのほかにも、現場のトレーナーに適用される資格制度(ランク制度)の評価・運営を担当しています。さらに、社外に向けた取り組みとして、外部のマッサージ店や整体院の方々を対象にしたスクールも開校するなど、幅広く人材育成に携わっています。
――育成トレーナーとして意識していることは何ですか?
人の身体に関わる以上、知識や技術は欠かせません。ですが、私たちが向き合っているのは人体模型ではなく「人」。だからこそ、人と人とが関わるうえで大切な考え方を重視しています。
実は入社後、私自身が救われた考え方があります。それは「失敗との向き合い方」です。これまで失敗は「格好悪いもの」「避けるべきもの」と思っていました。でも、当社では自分で答えを導き出して挑戦する姿勢を重視しており、たとえ失敗してもそれを学びに変え、自分の成長につなげることが大切だと教わりました。この「いい失敗」が成長に直結するという考え方を、今は新人メンバーにも伝えています。「失敗を恐れず挑戦し、学びに変えること」が、成長の近道だと信じているからです。
さらに、Dr.stretchのトレーナーにはお客様からの指名制度があります。指名が増えていくのは早くて3か月、平均では1年以上。2〜3年で店長に昇格することもあります。新人を一人前に育てることも、育成トレーナーの大切な役割です。
そのため、配属後も個別に連絡を取り、現場での様子を確認しています。また、デビューから3~4か月目に行うストレッチの新しいスキルを学ぶ「練習会」の際には、仕事の悩みや相談に乗るなどのサポートも行っています。
――どのようなときに仕事のやりがいや面白さを感じますか?
自分が研修に携わった新人メンバーから、現場でお客様に喜んでもらえたことを報告してもらったときは、とても嬉しく感じます。自分の関わりが成果につながっている瞬間を実感できるのは、大きなやりがいですね。
また、研修を担当したメンバーの中には、現在Dr.stretchの店長として組織の中核で活躍している人もいます。私は研修担当になってから毎月10名〜20名、8年間で延べ1,000名以上の新人トレーナーを育成してきました。その中には、同じ志を持って現在一緒に育成トレーナーとして活躍しているメンバーもおり、肩を並べて働けることもとても嬉しいです。
人とのつながりや、チームで動く力の強さを実感
――直近では、Dr.stretchのブランド全体の仕組みに関わるプロジェクトを担当されたそうですね。どのような内容だったのでしょうか?
Dr.stretchにおいて、利用形態を回数券からサブスクに変更するプロジェクトを担当しました。オペレーション全体を見直す取り組みです。
本プロジェクトは、社長と現場のマネージャー、私の3名で取り組みました。接客のフレームワークを一から作り、「どのような表現が最適か」と議論しながら、約1年かけて研修を作り上げました。
新しい仕組みは新人研修への反映だけでなく、既存スタッフへの落とし込みも必要でした。また、お客様の利便性に影響する可能性もあり、大変な挑戦でしたが、同じくらいとても貴重な経験でした。
――これらの仕事を通じて、樋浦さん自身はどのように成長されましたか?
仕事を通じて、人との関わり方やつながりの大切さを強く感じるようになりました。実は、仕事を始める前の私は、人とコミュニケーションを取ることにあまり積極的ではありませんでした。でも、これだけ多くの人と関わり、さまざまな想いを聞く中で、チームで動く力の強さを実感するようになったんです。
また、今ではもっと会社の中心で引っ張っていきたいという意欲も出てきました。自分の力を活かして、組織にプラスになることや問題を解決できることがあるなら、積極的にチャレンジしていきたいと思うようになりましたね。
――樋浦さんの取り組みは社内でも注目を集め、今年度の「nobitel conference」で個人賞を受賞されましたね!
正直、びっくりしましたね(笑)。初めての受賞だったので、驚きと同時にとても嬉しかったです。また、周りで活躍している人たちの姿を見て、もっと自分も頑張りたいと奮起するきっかけにもなりました。
挑戦したい人が一歩を踏み出せる会社
――nobitelの魅力はどのようなところにありますか?
とにかく、チャレンジできる環境が整っていることですね。大切なのは「できるかどうか」ではなく、「やりたいかどうか」。やりたい気持ちがあれば、できるまで粘れるし、周りにはそれをサポートしてくれる人がいます。未経験の方でも挑戦できる、安心感のある環境だと思います。
nobitelでは、「これをやったから次は我慢」といった制約はありません。店長を務めながらランクを上げることもできますし、一度海外研修に行ったからといって次のチャンスがなくなることもありません。際限なく挑戦でき、さまざまなキャリアの方向性を描くことができます。私自身も立候補制を活用し、台湾スタッフ向けの店舗研修や横浜FCのチーム帯同など、さまざまな経験を積ませてもらいました。
さらに、報奨旅行などの制度も含め、「頑張っている人に還元したい」と社長がよく話していることも印象的です。会社として個々の挑戦を後押しする風土があることも、nobitelで働き続ける魅力だと思います。
――樋浦さんは、どのような人と一緒に働きたいですか?
できるかどうかではなく、「頑張りたい」という思いを持っている人です。特に当社には、スポーツに熱中してきたメンバーが多く、その情熱を仕事に活かしやすい環境があります。もちろんスポーツに限らず、ひとつの物事に熱中してきた経験があれば、その熱意を仕事に転化することができると思います。
――最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします!
nobitelには、挑戦できるチャンスがたくさんあります。私自身、実は就職活動をほとんどしてこなかったのですが、それでもこの会社でさまざまなチャンスをいただくことができ、とても大きな経験になりました。
仕事を通して自分を変えてみたいと思っている人にとって、nobitelはその一歩を踏み出せる場所だと思います!