『Nadiaで働く現場社員に密着!vol.10』プロダクトを超えてサービス全体の戦略を担う、エンジニアリングチームリーダーの仕事
こんにちは!採用担当の上田です!
プロダクトの価値を最大化し、ユーザーに最高の体験を届けるために不可欠なシステム開発。今そのエンジニアの在り方が変わりつつあります。
今回は、入社4年目を迎えるプロダクト本部開発チームのリーダーの石田さんにインタビューを行いました!入社当時からのマインドの変化、AIツール導入によって激変した開発フロー、大型プロジェクトを経験したからこそ得た貴重な教訓、そしてベテランメンバーを率いるリーダーとしての葛藤とやりがいまで、等身大の言葉で語っていただきました。
まさに次世代のエンジニアを体現し、ビジネスの上流から組織作りにまで仕事の領域を広げている軌跡を、ぜひお楽しみください!
1. 入社4年目の変化と、プロダクトの枠を超えた「業務範囲の広がり」
―― 石田さんはちょうど今年で入社3年が経ちましたね。これまでの歩みを振り返ってみていかがですか?
メンバー時代は自分の目の前のタスクや、割り振られたバックエンドの開発業務を着実にこなしてきた印象です。
しかし、この3年間でサービスや組織への理解が深まるにつれ、周囲から聞こえてくる情報や視界に入る領域が自然と広がっていきました。それに伴い、仕事への向き合い方や視座も大きく変わってきたと感じています。
―― 現在はどのような業務にまで領域が広がっているのでしょうか?
現在はNadiaのサービスプロダクトの開発を中心に、単なる「機能追加・改修」という枠組みを超えて、サービス全体の戦略立案から関わって仕事をしています。
具体的には、アプリのプレミアムサービスをはじめとする様々な施策の、企画段階から議論に加わり、それらをサービスの仕様に落とし込んで形にしています。
また、ユーザーの声や体験(UX)を反映したプロダクト作りをベースに、アプリ以外の事業展開や、蓄積されたデータの多角的な活用など、ビジネスの根幹に関わる上流フェーズの業務範囲が拡大しています。経営陣や企画営業のメンバーと同じ目線でサービス全体の未来を考え、自ら施策を動かしていける点に、メンバー時代にはない裁量と成長を実感しています。
2.【AI時代の開発フロー】チーム全体を加速させる「プロセス設計」への転換期
――AIの登場は、プロダクト開発の現場・世の中としても大きな変化があったとお聞きしますが、Nadiaではいかがでしょうか?
はい、AIツールの導入と、私自身の役割がリーダーへと変わったことによって、開発スタイルが大きく変化しました。
これまでコーディングに3日かかっていたような実装が1日で終わるほど開発効率が向上しています。さらに開発メンバーは、それによって生まれた工数をテストや品質管理の強化へと充てられるようになり、プロダクト全体のクオリティ向上にも繋がっています。
リーダーである私は、サービスの企画設計やチームのディレクションなど、より本質的なタスクにリソースを集中できるようになり、これまでコードを書いていた時間を「10分の1」程度に抑えられるようになりました。
―― 開発フロー自体が変化していく中で、今、エンジニアに求められる「本質」とはどのようなものになっていくと考えますか?
AIによってコーディング時間が削減され、開発のスピードは大きく変わりました。
しかし、単にコードが早く書けるだけでは不十分で、レビュー体制を含めた開発プロセス全体をアップデートしていかなければ、本当の「チーム全体のスピード向上」は実現できないと考えています。
現在は、部分的な実装の速さに振り回されることなく、システム全体の調和を取る「全体最適の設計」やレビューの仕組みづくりに比重を置いています。これからも現場に合わせて、柔軟に開発プロセスを進化させ続けていく方針です。
また、この効率化が進む先には、単に『コードを書くエンジニア』の価値は薄れ、
プロダクトの方向性を決め、システム全体の品質管理やリスク防止(守り)を徹底し、
『サービスを成長させるエンジニア』の重要性が格段に高まっていると感じています。
この時代における新しいエンジニアのあり方や、開発の先進性をチーム全体に浸透させていくのも、今の私の重要な役割だと考えています。
3. 【プロジェクトの舞台裏】長期プロジェクトの遅延から学んだ、タスク管理
―― これまでの挑戦の中で、特に苦労したプロジェクトや、そこからの学びについて教えてください。
最も印象深く、同時に大きな教訓となったのは、昨年実施した「新規サービスの立ち上げTokyo Recipes By Nadia」という長期プロジェクトです。私自身、これほど大規模かつ長期のプロジェクトのスケジュール管理を担うのが初めてだったこともあり、通常の開発案件と同じ感覚で見積もりを行ってしまった結果、開発の後半でスケジュールの遅延が発生し、最終的なリリース日を調整せざるを得ない状況に直面しました。裏側の翻訳システム構築や膨大なレシピデータの登録など、当初想定していなかったタスクや、人力による細かな調整・運用が数多く発生したことを十分に見込めていなかったことが原因でした。
―― 苦労した経験は、その後の業務にどう活かされていますか?
この経験を通じて、プロジェクトマネジメントの本質を学びました。それ以降は、どんな案件でも「何をやればいいのか」を極限まで細かいレベルでタスク分解し、リソースの精査を徹底するようになりました。また、上長とも「見えている範囲」と「見えない不確実な範囲」を明確に区別した上で、バッファを考慮した現実的なスケジュールを策定するコミュニケーションが定着しました。
この失敗と向き合い、プロセスを改善できた経験は、リーダーとしての管理スキルを大きく底上げしてくれたと確信しています。
4. 【仕事のスタンス】ベテラン勢を巻き込むコミュニケーションと「課題感の共有」
―― チームを率いる上で、大切にしているスタンスや日々のコミュニケーションの工夫を教えてください。
現在のチームには、自動テスト、セキュリティ、インフラ基盤開発、モバイルアプリなど、それぞれの分野で専門性を持つベテランのエンジニアメンバーが多く在籍しています。経験値も入社歴も自分より長いエンジニアのスペシャリストたちをまとめる中で、私が最も意識しているのは「フラットに意見を交わせる環境作り」と、「課題感のレベル合わせ」です。
―― ベテランのメンバーと方向性を合わせる難しさはありますか?
リーダーになりたての頃、会社の方針や課題をメンバーに伝える際、事前の目線合わせをせずにいきなり「私の結論や解決策」を提示してしまい、納得感を持ってもらうのに苦労したことがありました。
メンバーそれぞれに異なる視点やこだわりがあるからこそ、まずは「今、組織としてどこを目指していて、何が課題なのか」という背景(前提)を丁寧に共有し、同じレベルで課題を認識してもらうステップが不可欠だと気づきました。
また、難しい判断を迫られたときには、個人の感覚ではなく『会社の判断軸・戦略』を共通のポイントとして議論することで、お互いをリスペクトしつつ論理的な意思決定ができるよう心がけています。
5. 【リーダーとしての喜び】非連続な成長を生むチーム作り、仲間へのメッセージ
―― リーダーに就任したことで、モチベーションや今後の展望に変化はありましたか?
一番の変化は、個人の成果に対するこだわりから、「チーム全体としていかに高い成果を出せるか」へと視座が完全にシフトしたことです。
チームをまとめる調整役は、正直に言えば自分にとって得意な領域ではなく、時には厳しいメッセージを発信しなければならない難しさもあります。しかし、週次定例や振り返りの場で、メンバーから「サポートのおかげで助かりました!」などのフィードバックをもらえたり、チーム全体の予算や目標達成に貢献できたと実感できる瞬間に、メンバー時代には味わえなかった深い喜びとやりがいを感じています。
今後は、既存の開発効率化を進めるだけでなく、AIを最大限に駆使してこれまでの枠組みにとらわれない「非連続な成長を生む新規事業・新しい領域」への挑戦を、このチームでさらに加速させていきたいです。
―― 最後に、これからNadiaへ入社を検討されている方へ向けてメッセージをお願いします!
Nadiaの最大の魅力は、メンバー一人ひとりの「当事者意識」の高さにあります。
組織の規模が大きくなっても、全員が会社全体の動きやプロダクトの方向性をしっかりと把握し、同じベクトルを向いて突き進んでいます。「自分が会社を、プロダクトを動かしている」という心地よい緊張感と影響度をダイレクトに感じながら働ける環境です!
技術の知識があることはもちろんですが、それ以上に『会社を良くするために主体的に動ける人』や『周囲を巻き込み、応援される人』と一緒に、これからのNadiaをさらに大きくしていきたいと思っています。
―― 石田さん、熱いお話をありがとうございました!