都立No1高校→国立大→大手総合コンサルティングファーム→大手人材紹介企業海外事業本部本部長
誰もが認める、煌びやかなエリート街道を歩んできた株式会社Oh my teeth*(以下、Oh my teeth)海外事業責任者の長谷さん。
Oh my teeth入社後も、入社1ヶ月目で外国人ユーザー予約数の社内ギネスを更新するなど、経歴に違わぬ成果を上げ続けています。
数多の会社からオファーを受けていた、長谷さんはなぜOh my teethを選んだのか。
この記事では、長谷さんの原動力や目指す先についてお聞きしました。
*株式会社Oh my teeth:マウスピース矯正「Oh my teeth」を提供するオーラルテックベンチャー企業。マウスピース矯正「Oh my teeth」は、通院不要のブランドとして矯正治療中の通院を最小限に抑え、LINEによるサポートなどテクノロジーを活用した診療設計が特徴です。忙しいビジネスパーソンや子育て中の方、地方在住の方など、多様なライフスタイルを持つ方々にご利用いただいています。2019年のサービス開始以降、累計1万人以上が矯正治療を完了するなど、多くの実績を積み重ねています。
華々しいエリート街道で感じた虚無感
── 現在のお仕事内容について教えてください。
長谷:現在は、Oh my teethで海外事業責任者として、外国人ユーザー向けのマーケティング集客、セールス、問い合わせ対応など、入口から出口まで全てを担当しています。
ゼロからの立ち上げなので、マニュアルも何もない状態。当然、正解もわからない。その中でも草の根を掻き分け、一つ一つ活路を見出していく。実際、自分の対応した外国人ユーザーが一度は「検討します」と退店した後に、「やっぱり契約したい」と戻ってきた時はなんとも言えない喜びでした。
こんな立ち上げの喜びを感じられることって人生でそうそうないですよね。味わえることが本当にありがたいですし、Oh my teethを選択していなければ逃していた経験ですよね。
── ご経歴が華々しいと聞いているのですが、簡単に教えていただけますか?
光栄です。実は掘っていくとそんなことないんですが(笑)
一旦、見栄を張れそうな部分だけお伝えさせてください。
富山No1の高校へ進学→都立No1の高校へ転校→一橋大学進学→大手総合コンサルティングファーム→大手人材紹介企業海外事業本部本部長
を経てOh my teethへ入社しました。
── 大手コンサルティングファームではどんなことをされていたのですか?
大手総合コンサルティングファームでは、入社当初、国内のM&Aや事業再生を担当。経営分野に新卒時代から携われたのはとても大きな経験でした。
経営に関わるということは想像以上にハードな面があります。特に強く印象に残っているのが、地方企業の事業再生。利益を増やそうとした場合、極論ですが、売上を増やすかコストをカットするかの二択になります。
地方のタクシー会社など地場の人口に比例して売上が構築されている場合、外部環境を鑑みても売上を増やすということは容易ではありません。
したがって、短期での確実な効果を期待する場合、まずコストカットが選択されます。コストカット、つまり固定費を下げる策として、いの一番に想起されるのが人件費。包み隠さず言えば、リストラです。
実際、先週まで定例会に同席していた相手企業メンバーがいなくなったこともあります。それほどにシビアな場面を幾度なく見てきました。
「事業拡大は人を幸せにする」、そんな哲学が小さく芽生えました。
小さな芽生えに導かれ、気づけば社内の海外案件担当に自分を売り込み。ここが自分と海外事業との原点です。
様々な経験をさせてもらいましたが、一番印象的なのは、インドネシアでの3ヵ年プロジェクト。
法人や事業を単純に立ち上げるだけではなく、その事業を構築するために政府機関とも連携しながら法整備を行う。タフな内容でしたが、瞬く間に時は過ぎ、プロジェクトも無事終了。
我が子のように育ててきた事業が世の中に産声を上げました。
それと共に、コンサルティング契約も終了。
嬉しいはずが、心に残ったのは寂しさ。
産んで終わり?これでいいのか?
この寂しさがきっかけとなり、自分で事業を生み出し育てることができる事業会社をターゲットに転職を決意。
当時は、外資に行くという選択肢も視野にありました。
色々な国でビジネスをしてきた。渡航した国も30以上ある。いろんな国を見たからこそ、日本が好きだということを再確認した。日本の事業をグローバルに拡大させたい。
そんな思いから、日系の人材紹介会社を選択しました。
事業会社で見つけた仕事の目的
── 大手人材紹介企業ではどのような業務されていたのでしょうか?
長谷:海外事業本部の本部長として、海外25拠点拡大を目指して活動していました。
まわりの助けもあり、メキシコ、インド、ベトナム、インドネシアなど着実に拡大。会社の事業拡大にも寄与できた実感もあります。しかし、拡大とともに自分の中で大きくなったのは、言い表せない違和感。
日本企業として、事業を拡大することで、多くの雇用機会を生み出し、それによって幸せになった人も確実にいる。少子高齢化に悩む日本の雇用市場に貢献することで日本全体への貢献も少なからずしている。
それなのに何かが喉に引っかかる。
この事業を拡大することは世の中にどれほどのインパクトがあるのか?
人材紹介ビジネスは人と企業をつなぐという点において、介在価値が明確にある。ただ、参入障壁の低いビジ
ネスモデルなので、事業拡大自体は自社が実現しなくても他社がいつかは実現する。
つまり、自社がやることの意味は、時間を早めることだけ。
労働力不足が補われ、人口減少下でもGDPは維持される。それは確かに日本にとって必要なことだ。でも、いず
れ誰かが辿り着く場所に、少し早く着くだけでいいのか。
そんな疑問が呪いのように頭にこびりつく。
悶々とする中で出会ったのがOh my teethでした。
── Oh my teethの話を聞いた時どんな印象でしたか?
歯科業界はニッチなイメージがありますが、こんなにも市場規模が大きいのかと驚きました。
正直、ニッチな市場=市場規模が小さいと思い侮っていましたね。また、ビジネスモデルが世界で見ても唯一無二。
何より、歯科体験や歯列矯正がもっと身近になり、歯並びが綺麗な人が増えれば、人生で得する人が確実に増える。
- 世界への事業拡大可能性があること
- 日本企業であり事業拡大することが、日本のGDP改善に寄与すること
- この企業が存在した世界と、存在しなかった世界の差分が大きいこと
この3つが全て重なり、ここでなら骨をうずめたい、今までの経験を全て注ぎ込みたい。そんな覚悟が確実に形成されていきました。
やっと見つけた手放したくないもの
── 自分をしっかり持って生きてこられたんですね。
長谷:そう思われがちなんですが、実は全くの逆なんですよね。私実はエセエリートなんですよね。
私の家系には医者や社長など世間的にエリートと言われる人が多いのですが、その中でサラリーマン家庭。世間体を気にする田舎特有のカルチャーもあって、親からも常に高いものを要求される日々。私自身も比較の中でコンプレックスを抱えて生きていました。
周りに追いつくためにも、小学生の時から中学受験対策の塾に入れてもらってましたが、成績は下から数えた方が早かった。入試本番3ヶ月前、成績は依然として悪い。しかし、その時、成績優秀な仲の良い友達から取られたマウント。自分の成績を馬鹿にされた。どうせできないと思われた。
ここで人生最初のスイッチが入りました。
負けたくない、このままでは終わらない。
自分の可能性を否定されたことに対する怒りは収まることはなく、自分で毎日の勉強スケジュールを作って、算数も理科も社会も全教科、この日これをやる、全部自分で計画し実行した。参考書300ページ、どこに何が書いてあるか全部頭に入れるぐらい集中して。1ヶ月で偏差値35から65まで上げて、県内1番の学校に合格しました。
中学は受験校に進みましたが、その学校が特殊な世界でして。父母会では、子供の名前じゃなくて、「○○商店の娘さん」「○○銀行頭取のお子さん」という呼ばれ方をするんです。サラリーマンの息子というだけで、場が少しざわつく感覚を、子供ながらに感じていました。その反骨心が燃料になっていたんでしょうね。
高1の時に親の転勤で東京に転校してからは、また違う世界が待っていました。
自由な校風にかまけて、勉強をしない日々。高校3年生で焦り出したが、時はすでに遅く、センター試験で国立大学への道は閉ざされ、一浪することに。
国立大学へ行くと啖呵を切っていたにもかかわらず、不甲斐ない結果。
父親には食器を投げるほど怒られ、1週間ぐらい口も聞いてもらえなかったですね。
しかも浪人になったタイミングで、また親の転勤があって。今度は名古屋。誰も知り合いがいない名古屋に一人で行って、1年間ひたすら勉強しました。その孤独な環境が、逆に良かったのかもしれないです。余計なものが何もない中で、3年分取り返すつもりで集中できた。そして1年後、一橋大学に合格することができました。
── 自分ではなく、周りにスイッチを入れてもらってたんですね。
そうなんですよね。本当にエリートだったら自分で夢を見つけて、自分で勝手に行動していたと思います。Oh my teethの西野さんとかはまさにそうですよね(笑)
こんな私でも色々な人の叱咤激励をもらいながらここまで来ました。
そして自分の人生を賭けたい会社の条件を見つけるまでになりました。
初めて自分で見つけた夢。
だからこそ絶対手放したくないですし、やりきりたい。
── 気持ちがとても伝わってきました。最後に、今後Oh my teethで何を成し遂げたいですか?
長谷:一言で言うと、ユニクロのような存在を、歯科業界でつくりたいです。ユニクロは日本発のブランドとして、世界中の人に使われている。国籍も国境も関係ない、普遍的な価値を届けている。Oh my teethにはそれができると思っています。歯並びが整っていることが人生にプラスに働く、という体験は日本人だけのものじゃないはず。世界の歯科体験の「当たり前」を変えられる可能性が、このビジネスモデルにはある。
日本発のグローバルカンパニーの歴史を、自分の手でつくっていきたい。そのためには、日本のGDPを維持する
だけじゃなく、世界へ価値を輸出できる企業が必要で、Oh my teethはその器になれると確信しています。
誰かに動かされながら走ってきた私が、初めて自分の意志で見つけた夢がここにあります。この会社が存在する世界と存在しない世界の差分を、自分の手で最大化する。今まで積み上げてきた全てを使い切るつもりで、やり遂げます。
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「エセエリート」と自称する長谷さんが、初めて自分で選んだ道。それが、国境を越えてOh my teethの価値を世界へ届けるという夢だった。
ずっと迷いながらも走りぬけた長谷さんが、今は自分の意志で迷いなく走っている。その先に描くのは、日本発のグローバルカンパニーの歴史でした。
Oh my teethでは現在海外事業推進メンバーを含め、複数のポジションを募集中です!詳しくは以下をご確認ください。