こんにちは。
Orange Moon株式会社 代表の増山です。
私たちは、AIを活用したマニュアル自動作成・共有サービス「ManualForce」を開発・提供しています。
ManualForceは、PC操作を記録するだけで、スクリーンショット付きのマニュアルを自動生成できるSaaSです。
企業の中にある業務手順やノウハウを、誰でも簡単に残し、共有できる状態にすることを目指しています。
Orange Moonは、まだまだ小さな会社です。
大企業のように、部署が細かく分かれているわけではありません。
研修制度や業務フローがすべて整っているわけでもありません。
会社としての知名度も、まだ高いとは言えません。
だから、20代でOrange Moonのようなスタートアップを選ぶことには、当然リスクもあります。
一方で、得られる経験の密度はかなり高いと思っています。
この記事では、20代で大企業ではなくスタートアップを選ぶ意味について、Orange Moonで得られる経験と、逆に失うものも含めて、正直に書きたいと思います。
大企業を選ぶことは、悪いことではない
まず前提として、大企業を選ぶことが悪いとはまったく思っていません。
大企業には、大企業の良さがあります。
知名度がある。
制度が整っている。
研修がある。
配属や評価の仕組みがある。
大きな顧客基盤やブランドがある。
同世代の同期も多い。
特に新卒や20代前半にとって、こうした環境は安心感があると思います。
実際、私自身も大企業での業務経験があります。
社会人としての基礎を体系的に学べる。
大きな組織の中で仕事の進め方を知る。
自分の専門領域を少しずつ伸ばしていく。
そういうキャリアの作り方も、当然あります。
だから私は、「大企業よりスタートアップの方が良い」と一方的に言いたいわけではありません。
大事なのは、どちらが良いかではなく、自分が20代の時間を何に使いたいかだと思っています。
スタートアップで失うもの
スタートアップを選ぶと、得られるものがある一方で、失うものもあります。
たとえば、整った研修制度。
Orange Moonでは、大企業のように何ヶ月もかけて体系的な研修を受ける環境はありません。
もちろん、必要なことは伝えますし、実務を通じてサポートもします。
ただ、最初からすべてが教材化されているわけではありません。
わからないことを自分で調べる。
聞く。
試す。
失敗して、改善する。
そういう学び方が多くなります。
次に、明確に分業された役割。
大企業であれば、営業は営業、マーケティングはマーケティング、採用は採用、業務設計は業務設計というように、役割が分かれていることが多いと思います。
でも、Orange Moonのような小さな会社では、そこまできれいに分かれていません。
展示会の運営をする。
リードにアプローチする。
商談を獲得する。
営業資料を改善する。
メール施策を考える。
採用広報の記事を作る。
社内の業務フローを整える。
顧客の声をプロダクト改善につなげる。
一見バラバラに見える仕事に関わることもあります。
これは、人によっては大変です。
「自分の仕事はここまで」と明確に決まっている方が働きやすい人には、合わないかもしれません。
そして、会社のブランド。
大企業であれば、会社名だけで相手に伝わることがあります。
親や友人にも説明しやすいかもしれません。
キャリアとしての安心感もあると思います。
一方で、Orange Moonはまだ小さな会社です。
会社名だけで何かが伝わる段階ではありません。
だからこそ、自分たちで価値を伝えなければいけません。
自分たちで信頼を作らなければいけません。
自分たちで会社を大きくしていかなければいけません。
それは、簡単なことではありません。
それでも、スタートアップで得られるもの
では、スタートアップでは何が得られるのか。
一番大きいのは、自分の仕事が事業に直結する感覚だと思っています。
自分が送ったメールから商談が生まれる。
自分が改善した資料で、お客様の反応が変わる。
自分が展示会で聞いた一言が、次の提案やプロダクト改善につながる。
自分が整えた業務フローが、チーム全体の動きを変える。
こうした変化が、かなり近い距離で見えます。
大きな組織では、自分の仕事が会社全体にどうつながっているのか、見えづらいこともあると思います。
でも、スタートアップでは違います。
一人ひとりの行動が、良くも悪くも会社に影響します。
だからこそ、責任もあります。
でも、その分だけ面白さもあります。
「自分の仕事が、会社を前に進めている」という感覚を持ちやすい環境です。
事業の全体像に触れられる
Orange Moonでは、営業だけを切り出して経験するわけではありません。
営業、マーケティング、採用、業務設計、プロダクト改善。
それらが、かなり近い距離にあります。
たとえば、展示会でお客様の課題を聞く。
その内容をもとに、営業資料を改善する。
商談で反応を見る。
反応が悪ければ、訴求を変える。
顧客の声をもとに、プロダクト改善のヒントを見つける。
採用広報では、会社の魅力や事業の面白さを言葉にする。
こうした流れを、近い距離で経験できます。
これは、単に営業職として働く以上の経験だと思っています。
事業がどう作られていくのか。
売れる仕組みがどう作られていくのか。
プロダクトの価値がどう伝わっていくのか。
どの数字を見て、どこを改善するのか。
そうした事業づくりの全体像に触れられることは、スタートアップならではの価値です。
20代で任される範囲が広い
大企業では、20代のうちに任される範囲は限られていることが多いかもしれません。
もちろん、それは悪いことではありません。
大きな組織では、役割を分けることで事業が安定して回ります。
ただ、若いうちから広い範囲に関わりたい人にとっては、少し物足りなさを感じることもあると思います。
Orange Moonでは、任せられる人にはどんどん任せます。
最初は小さな業務からでも構いません。
展示会の準備。
リードへの連絡。
商談獲得。
営業資料の修正。
メール文面の改善。
採用広報の作成。
社内業務の整理。
一つひとつの業務に向き合い、成果を出せば、任される範囲は広がっていきます。
年齢や経験年数だけで、役割を制限したいとは思っていません。
大事なのは、任された仕事に対して、自分で考え、行動し、改善できるか。
その姿勢がある人には、20代でも重要な領域を任せていきたいと思っています。
代表との距離が近い
Orange Moonでは、代表である私との距離も近いです。
これは、単に「話しやすい」という意味だけではありません。
意思決定の背景に触れられるということです。
なぜこの営業チャネルに注力するのか。
なぜ展示会に出るのか。
なぜこの顧客セグメントを狙うのか。
なぜこの訴求を変えるのか。
なぜこの機能を優先するのか。
なぜこの採用広報を出すのか。
そうした判断の裏側を、近い距離で見ることになります。
もちろん、近いからこそ求められるものもあります。
自分で考えること。
わからないことをそのままにしないこと。
指摘を受け止めて改善すること。
事業の数字や顧客の反応に向き合うこと。
代表との距離が近いというのは、ただ楽なことではありません。
期待値も、フィードバックも、事業のリアルも近いということです。
でも、その分だけ、学べることは多いと思っています。
スタートアップは、正解がない環境です
Orange Moonで働いていると、正解が最初から用意されていない場面が多くあります。
この訴求で本当に伝わるのか。
この展示会で、どう声をかけるべきか。
この資料の順番で、お客様は理解しやすいのか。
このメール文面で、返信は来るのか。
この採用記事で、候補者に会社の魅力は伝わるのか。
この業務フローで、チームはもっと動きやすくなるのか。
答えは、やってみないとわからないことも多いです。
だから、試します。
結果を見ます。
振り返ります。
変えます。
また試します。
この繰り返しです。
正解を教えてもらうことに慣れている人にとっては、大変かもしれません。
でも、正解がない中で考え、行動し、改善する経験は、20代にとってかなり価値があると思っています。
なぜなら、これからの時代は、決められた答えをこなす力だけでは足りないからです。
課題を見つける力。
仮説を立てる力。
実行する力。
結果から学ぶ力。
仕組みに変える力。
こうした力は、スタートアップの現場でこそ鍛えられます。
どちらが良いかではなく、何を選びたいか
大企業とスタートアップは、どちらが正解という話ではありません。
安定した環境で、体系的に学びたい人もいると思います。
大きな組織の中で専門性を磨きたい人もいると思います。
知名度のある会社でキャリアを作りたい人もいると思います。
それはそれで、良い選択です。
一方で、若いうちから広い範囲を任されたい人。
自分の仕事が事業に直結する感覚を持ちたい人。
整った環境よりも、作る側に回りたい人。
AI SaaSという成長市場で、自分の力を試したい人。
小さな会社を大きくしていく過程を、当事者として経験したい人。
そういう人にとっては、スタートアップという選択はかなり面白いと思います。
Orange Moonは、まさにそういう環境です。
最後に
20代で大企業ではなくスタートアップを選ぶことには、失うものがあります。
整った研修。
明確な分業。
会社のブランド。
安定した仕組み。
そうしたものを重視する人にとって、Orange Moonは合わないかもしれません。
でも、その代わりに得られるものもあります。
事業に直結する経験。
広い裁量。
代表との近い距離。
正解のない中で考える力。
仕組みを作る側に回る経験。
自分の行動で会社が前に進む感覚。
私たちは、そういう環境で本気で成長したい人と働きたいと思っています。
完成された会社に入るのではなく、これから伸びる会社を一緒に作っていく。
その選択を面白いと思える方は、ぜひ一度お話ししましょう。