社員インタビュー25人目は、システム開発グループ システムエンジニア 渡邊 義人さん(わたなべさん)です!2013年に新卒でアールスリーに入社し、スクラッチ開発からkintoneとgusukuシリーズを用いたシステム開発まで、さまざまな案件に携わってきました。
入社当初から、主に開発業務を担当するエンジニアとして、目の前のコードや機能と向き合う日々。しかし、経験を重ねる中で次第に後輩の育成やプロジェクト全体を見渡す役割を担うようになっていきます。
現在では、開発だけでなくチームやプロジェクト全体を支える立場として活躍中。入社当初から大切にしてきた「上流から下流までワンストップで関われるエンジニア」という目標も、13年を経て今、現実的なものとして見えてきています。
今回は、エンジニアとしての成長の過程や役割が変わっていくなかで感じたこと、これから目指している姿についてお話を伺いました。
プロフィール
システム開発グループ システムエンジニア 渡邊 義人
神奈川県相模原市出身、大阪府在住。趣味はゲーム、観測露場を見に行くこと。
2013年新卒で入社。学生時代は情報科学を専攻し、大学院ではバイオインフォマティクスの研究に取り組む。入社後はスクラッチ開発の案件を中心に経験を積み、現在はkintoneとgusukuシリーズを用いたシステム開発を担いつつ、後輩の育成など幅広く担当している。
――わたなべさん、よろしくお願いします!まずは子どもの頃や学生時代のお話から聞かせてください。どんなことを学んできたのでしょうか?
もともとゲームが好きで、「ゲームってどうやって作られているんだろう」と思ったことが、情報系に興味を持った最初のきっかけでした。調べていくうちに、プログラミングという分野があることを知り、自然とその道に進みたいと考えるようになりました。
大学では情報科学を専攻し、計算機(コンピュータ)の基礎、数学を中心に、プログラミングも含めた情報系の分野を幅広く学びました。学部生の頃は、プログラミングを「学ぶ」という感覚が強く、言語の書き方や考え方を理解することに重点を置いていたと思います。
一方で、大学院ではバイオインフォマティクスの研究室に所属し、プログラミングを「使う」立場になりました。ウイルスの遺伝子データを解析し、その進化の過程や今後の変化を予測する研究を進める中で、仮説を立て、データを整理し、プログラムで検証するという流れが日常的になっていきました。
当時は研究として取り組んでいましたが、課題を整理して手順を考え、コードに落とし込むプロセスは、現在のシステム開発の仕事にもそのまま生きていると感じています。
――大学時代の経験が、今も活きていますね!就職活動では、どんな軸で会社を選び、アールスリーへの入社を決めたんですか?
大学を選ぶ段階から、将来は情報系の仕事に就きたいと考えていたので、就職活動でもIT企業を中心に見ていました。大学が関東にあったこともあり、就職活動では関東を中心に、Web系の開発会社などいろいろな企業を受けていました。
ただその時点では、「情報系の仕事がしたい」という思いはある一方で、開発の中で自分がどの領域に強みを持てるのかは、まだ見えていませんでした。だからこそ最初から役割を限定するよりも、上流から下流工程まで一通り経験できる環境の中で、自分の得意なスタイルを見つけていきたいと考えていました。
アールスリーを知ったきっかけは、新卒向けのエージェントからの紹介です。紹介してもらった企業の中にはWeb系の開発会社もあり、最後まで迷っていました。その中でアールスリーは、「ワンストップで開発を提供している」という点が特徴として伝わってきて、カジュアル面談や選考を通して話を聞く中で、少しずつ具体的にイメージできるようになっていきました。
特に印象に残っているのは、当時の代表の考え方です。一見すると突拍子もないように聞こえる話でも、よく考えるときちんと筋が通っている。その姿勢に触れて、「この人のもとで働いてみたい」と感じたことが、最終的な決め手になりました。
子どもの頃に大阪に住んでいたこともあり、その土地で暮らすことへの抵抗はあまりありませんでした。社会人になるタイミングで自立したいという気持ちもあって、大阪の企業であることはむしろ前向きに捉えていました。
――新卒で大阪に引っ越して入社されたんですね。入社後は、どんな仕事からスタートしたんでしょうか?
2013年4月に入社し、すぐにプロジェクトに入ったわけではなく、最初はビジネスマナー研修や、社内でのプログラミング指導から始まりました。実際にコードを書いてレビューしてもらったり、仕様書をもとにテストをしたりと、少しずつ開発の仕事に慣れていく期間がありました。
その後半年ほど経った頃に、スクラッチ開発の案件にアサインされ、小さな機能から任されるようになりました。ETLツールを用いたデータ連携バッチの開発や、営業効果分析ツールの保守・運用など、ゼロから作る開発や、既存システムの改修を経験していきました。
入社して2年目くらいの頃には、大きなプロジェクトを担当したこともありました。お客さまからの要望も非常に多く、開発を進めながら仕様をすり合わせていく必要がありました。ひとつ作って終わりではなく、「何を優先して形にするか」を考えながら進めていく難しさがあったと思います。
プロジェクト開始から1年弱でまずは最低限の機能をリリースし、その後も段階的に追加対応を続けていきました。当時はとにかく目の前の作業に必死でしたが、開発はコードを書くことだけではなく、関係者と認識を揃えながら進めていく仕事でもあるんだと実感した経験でしたね。
――スクラッチ開発の経験もたくさん積まれたんですね。その後はどんな業務を担当していったのでしょうか?
スクラッチ開発で経験を積みながら、入社から5年ほど経った頃から gusuku サービスにも関わるようになりました。gusuku Customine(カスタマイン)のテスターとして動作確認を行ったり、チャットサポートを担当したりと、gusuku製品に関する仕事をする機会が増えていきました。チャットサポートでは、実際に利用しているユーザーからの問い合わせに触れる中で、「こういう場面で困るんだ」「こういう使い方をしたいんだ」という現場の声を知ることができました。そこでカスタマインの機能を一つずつ理解していったことは、自分にとって大きかったと思います。
社内では以前からkintoneを用いた案件も進んでいましたが、自分自身が本格的に関わるようになったのは2020年頃からです。カスタマインを理解した上で、システム開発の案件の中でも活用してみたいという気持ちが自然と出てきました。スクラッチ開発と並行しながらでしたが、満を持して案件でカスタマインを使う機会が生まれ、kintoneを用いた開発にも入っていくようになりました。
実際にkintoneの案件に入ってみると、スクラッチ開発とは違い、作る前の段階で調整しやすい部分もあって、お客さまと認識を揃えながら進めやすいと感じました。自由度が高すぎないからこそ、ルールの中でどう組み立てるかを考える面白さもあります。
また、この頃から後輩が増えてサポートする機会も多くなりました。それまでは自分が作ることに集中していましたが、人に伝えたり、一緒に進めたりする中で、「チームとしてシステムを完成させる」という視点が芽生えるようになりました。最近ではプロジェクト全体をどう成功させるかを考える場面も増えてきて、自分の役割が少しずつ変わってきた実感があります。
――2020年頃から、社員がどんどん増えていますよね!仕事のやりがいは、入社当初と比べて変わりましたか?
変わってきていると思います。入社した頃は、自分の作業が終わったときの達成感が一番大きかったですね。目の前のコードを書いて、動くものができて、「できた」と感じられる瞬間がそのままやりがいになっていました。
ただ今は、チームとして一区切りついたときの安心感や、みんなで積み上げて形になったときの手応えのほうが強くなっています。自分ひとりで完結する仕事というより、プロジェクト全体の中でどう進めるかを考える場面が増えてきて、「チームとして作り上げられた!」と感じられる瞬間が印象に残るようになりました。
また、13年間の中で扱う技術や領域も大きく変わってきました。覚えることが増える大変さはありますが、その都度必要なものを積み重ねながらやってきました。最近は実装そのものだけでなく、「どういうシステムにしようか」と議論しながら組み立てていく時間が楽しいと感じています。社員の人数が増えてきたこともあって、チームで相談しながら進める場面が自然と増えてきたのだと思います。
最近は開発だけでなく、kintone利用におけるガバナンスルールの構築やヘルプデスク対応など、「自分で作る」以外の仕事も増えています。それでも、相手にきちんと伝わったと感じられたときや、議論して方向性が定まったときに、やっていてよかったと思うことが多いですね。
――チームで「できた!」と感じられる瞬間はやっぱり嬉しいですよね!これから目指していきたい姿について教えてください。
今後は、営業・提案や基本設計の部分をもっとしっかり担えるようになりたいと考えています。最近は案件の立ち上げ段階から設計に関わる場面も増えてきましたが、さらにその前の、お客さまと要件を整理したり提案したりするところまで含めて、一貫して関われるようになっていきたいと思っています。
13年前に入社を決めたときから、「上流から下流までワンストップで関われるエンジニアになりたい」という目標をずっと持っていました。私は下流の開発・テストからスタートしたので、到達するまでには時間がかかりましたね。それでも経験を重ねる中で少しずつ視野が広がってきて、そうした役割を任せてもらえる機会が増えてきたと感じています。
プロジェクトを進める中で、自分の作業だけでなく、チーム全体がスムーズに動ける形を考える場面も増えてきました。まずは社内のメンバーと一緒に良いものを作り上げていくこと、その延長としてお客さまにとってもより良い提案ができること。そういう範囲を少しずつ広げていけるエンジニアになりたいと思っています。
これからは案件の規模も少しずつ大きくなり、関わる人も増えていくはずです。プロジェクト全体をまとめる力も含めて、より広い視点でチームを支えられる存在を目指していきたいですね。
――13年越しの目標達成が目前なんですね。長く積み重ねてこられたからこそ見えてきたこともあると思います。わたなべさんが思うアールスリーの魅力を教えてください。
一番大きいのは、理論が通っていればきちんと意見が通るところだと思います。上から言われた通りに進めるのではなく、「それは本当にお客さんにとって良いのか」「別のやり方はないか」をエンジニア同士でちゃんと議論できる文化があります。
もし意見が通らない場合でも、「なぜ今回は難しいのか」「どういう理由でその判断になるのか」をはっきり説明してくれるので、納得した上で前に進めます。感情的に怒られることはなく、筋道を立てて話ができる環境だというのは、長く働くうえで大きいと思います。
また、エンジニアとして上流から下流までワンストップで関われる環境があるのも、アールスリーならではの魅力です。開発だけ、設計だけ、と役割が固定されるのではなく、一通り経験できるチャンスがあります。本人の希望も通りやすく、「こういうことをやってみたい」と手を挙げると挑戦できる機会があるのも特徴ですね。
13年間働いてきて、会社の雰囲気が変わったと感じる部分もあります。昔は静かな雰囲気でしたが、今は新しいメンバーも増えて、自然と会話が生まれるようになりました。働き方も以前は出社中心でしたが、今は出社とリモートを組み合わせた形になり、状況に応じて柔軟に選べるようになっています。
人数が増える中で、仕事を進めるうえでは「どうしたら伝わるか」を意識する場面も増えました。普段からメンバーと、なるべく自分から話すようにしています。何かあったときに自然と助け合える関係でいられるように、日頃のコミュニケーションは意識して大切にしています。
一方で、「言われた通りに作るのではなく、一緒に考える」というスタンスは昔から変わっていません。そうした軸がブレていないところも、長く働いてきて信頼できる理由の一つだと思います。
――意識されてコミュニケーションをとっているの、伝わってます!最後に、これから一緒に働くメンバーへメッセージをお願いします。
最近は、一人で完結させるよりも、チームで相談しながらシステムを形にしていく場面が増えてきていると感じています。いろいろな考え方の人がいますが、「お客さまの言われた通りに作る」のではなく、業務に寄り添って一緒に考えようとする姿勢をみんなが大切にしています。
論理的に考えることが好きな人や、チームで議論しながらより良いものを作っていきたい人にとっては、働きやすい環境だと思います。いざという場面でも冷静に考えて動ける力は大切ですし、そうした力を発揮しながら支え合えるところも、この会社の良さだと感じています。
チームでシステムを作っていくことに面白さを感じる方と、一緒に働けたらうれしいですね。