採用サイト | 株式会社令和トラベル
令和トラベルの採用サイトです。「あたらしい旅行を、デザインする。」というミッションのもと、テクノロジーとアイデアで、共に挑戦していく仲間を募集しています。
https://www.reiwatravel.co.jp/recruit
こんにちは、令和トラベル ビジネス創造Unit ホテル推進グループの渡邉です。現在は国内ホテル事業の立ち上げというミッションを担っています。
突然ですが、僕はキャリアの転換点で「将来のために "いま" を犠牲にする」のをやめました。
「スキルを身につければ、将来やりたいことが何でもできるはずだ」。
そう信じてがむしゃらに走ってきた社会人5年間。しかし、前職でのシンガポールでの事業立ち上げという貴重な経験の最中、僕の心に芽生えたのは、ある種の「違和感」でした。
この記事では、僕がその違和感の正体と向き合い、なぜ「旅」というテーマに人生を懸けようと決意したのか、そして数ある選択肢の中から、なぜ「令和トラベル」を選んだのか、その全てをお話ししたいと思います。
同じようにキャリアに悩む方や、あたらしい挑戦をしたい方にとって、意思決定のヒントになれば嬉しいです。
僕はもともと、中学生の時に読んだ小説『ハゲタカ』の影響で、グローバルに活躍する経営者に漠然と憧れていました。ただ、「こういう事業がしたい」という明確なものはありませんでした。
だからこそ、"いつか「これだ!」と思えるものに出会えた時に、必ず形にできる自分でいたい" そんな想いから、特定の領域にこだわるより、事業グロースや新規事業立ち上げのためのポータブルスキルを磨くことにキャリアの軸を置いてきました。
ありがたいことに、事業開発や海外拠点立ち上げといった、目標としていた経験を積む機会に恵まれました。キャリアは順調だったと思います。
しかし、シンガポールでマーケットの大きな壁にぶつかり、「僕らは何のためにここにいるのか」「僕らならではの価値は何か」を問い続けた日々がありました。そこで痛感したのは、立ち返るべき「ミッション」や「ビジョン」の重要性です。そしてそれは、会社だけでなく、僕個人にも言えることでした。
「自分は、本当に心からやりたいと思えること、実現したい世界のために走れているだろうか?」
この問いが、ずっと感じていた「ドライブがかからない感覚」や「将来のために "いま" を犠牲にしている感覚」の正体でした。
「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」の言葉に触れる中で、僕の考えは確信に変わりました。
「今すでに得意でないのなら、夢中でないのなら、君には向いていないのかもしれない。ー 君が本当にのめり込めるものに集中しよう。君がそれに100%のめり込んでいなければ、100%のめり込んでいる誰かに負ける。しかも、僅差で負けるのではなく、大差で負けてしまう。」
▲「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」(著:エリック・ジョーゲンソン 翻訳:櫻井祐子)
「じゃあ、僕が心からやりたいことって何だ?」そう自問した時、真っ先に浮かんだのが「旅」でした。
コテンラジオの深井龍之介さんは、現代を「絶対的な正解がなく、自ら考え選択し続けなければならない『自由の刑』の時代」だと語っています。この時代を生き抜くには、凝り固まった自分の価値観(思考OS)を常にアップデートし続ける必要があります。
では、どうすればOSをアップデートできるのか?その最強のツールが「旅」だと、僕は信じています。
出口治明さんが「人・本・旅が人を深くする」と言うように、旅は、僕らを強制的に非日常に放り込み、"当たり前" を根底から覆してくれます。
学生時代にベルギーへ1年間留学していた時に、一つ一つはほんの些細な事ですが、日本では当たり前な事が当たり前じゃないんだなと気付かされる機会が数多くありました。
例えば、日曜は街中のお店がほとんど閉まっていたり、レストランではお水一杯にもチップを払う。極めつけは、寮の窓口での出来事です。長蛇の列に並び、やっと自分の番が来たと思った瞬間、受付担当者が時計を一瞥し、「12時1分だから昼休み。次は13時に来て」と告げ、目の前で無情にもシャッターを下ろしてしまったのです(笑)。
▲イタリア・ヴェネツィア近くの有名観光スポット ブラーノ島
こうした「日本での当たり前が、他の地域や文化においては当たり前じゃない」ということを知る経験は、僕にとって「認知が変わり、呪いが解ける瞬間」でした。
「こうあるべきだ」という見えないプレッシャーや、他人からの評価を過剰に気にする感覚。そんな無意識の「呪い」から、僕は少し自由になれた気がしました。
この瞬間を繰り返すことで、周りに流されず、主体的に自分の人生を選択できるようになった感覚があります。
これこそが、自分を客観視する「メタ認知」の最高の機会なんです。
しかし、いまの日本に目を向けると、パスポート保有率はわずか17%。多くの人が、自分自身の「当たり前」を揺さぶられるような体験を得られず、日本という島国は、世界と肩を並べて成長する貴重な機会を静かに失いつつある。
この現実に、僕は強い危機感を抱きました。
そんな強い想いがあるからこそ、僕にとって「旅の不便」は、単なる不便ではなく、人々から素晴らしい体験を奪う「許しがたい障壁」でした。
何を隠そう、僕自身もその障壁の被害者です。大学時代、バイトで必死に貯めたお金で予約したバリ島旅行。当日、空港でパスポートの残存期間不足を指摘され、渡航できませんでした。
一瞬で数十万円が消えた虚しさ、楽しみを打ち砕かれた感覚、友人たちへの恥ずかしさ…。あの時の感情は、今でも忘れられません。
だからこそ、予約での絶対ミスできないプレッシャーや、予算と相談しながら複数サイトを見比べる手間、初心者が感じるビザや言語への不安が、どれだけ大きな「心理的障壁」になっているか、痛いほどわかるんです。
この障壁をテクノロジーの力で取り除き、よりよい体験に変えていくことにより、 一人でも多くの人が海外に飛び立てる環境をつくりたい。
それが、日本人の視野を広げ、国としての可能性を解き放つ原動力になると信じています。そう考えていた時、シンガポールで令和トラベルの資金調達の記事を目にしました。
そして、代表である篠塚のこの言葉に、心を打たれました。
私たちは、旅行が人生を豊かにすると信じています。…しかし、今日もまだ旅行の予約は手間がとても多い。NEWT(ニュート)で、この大きな課題を解決したいと考えています。
▲令和トラベル コーポレートサイトより(https://www.reiwatravel.co.jp/about)
僕が信じる「旅の価値」と、僕がずっと課題感を感じていた「旅の不便」。
その両方が、完全に言語化されていました。そして、会社が掲げる「グローバル展開」というフェーズは、僕の「グローバル×事業開発」というキャリア軸とも完全に重なった。あ、ここだなって思いました。
入社して感じたのは、令和トラベルが、僕が理想としていた『冒険する組織』そのものだったということです。
▲出典『冒険する組織のつくりかた』
世界観をたとえるなら、「キングダム」ではなく「ワンピース」。
強力なリーダーの戦略をただ実行するのではなく、全社で『あたらしい旅行を、デザインする。』という一つの宝に向かって、それぞれの個性や強みを活かしながら、助け合って船を進めていく感覚です。
それを可能にしているのが、徹底した「目線合わせ」と「個人の尊重」です。
全社で進捗と経営方針を共有する月1回の全社定例や、部署を超えて交流する毎月の懇親会などの取り組みにより、組織が有機的に動ける。そして、子育てなどをサポートする「NEWT FAMILY」という人事制度のように、会社が人生の全てではなく、あくまで自己実現の舞台として捉えられている。
もちろん、それは馴れ合いではありません。挑戦と自由の裏側で、互いに責任をしっかり求め合う。この「挑戦」と「安心」が両立するカルチャーこそが、令和トラベルの最大の魅力かもしれません。
いま、僕が担当している「国内ホテル事業の立ち上げ」は、以下の図の左下から、右下の「インバウンド旅行」や、その先の「グローバル対応」へと繋がる、非常に重要な一歩です。
ここで得たノウハウを活かして海外拠点を立ち上げるのか、インバウンド集客を陣頭指揮するのか。会社の未来に、僕自身の未来のキャリアが重なって見えます。
Bizサイドはまだ少数精鋭。一人ひとりの裁量が大きく、まさにチャンスだらけの環境です。
僕自身、学生時代の「旅」で人生が変わるような出会いや感動を経験してきました。だからこそ今度は、この事業を通して『日本の知られざる魅力を、世界中の人に届ける』ことで、誰かの人生にポジティブな影響を与えたい。
そのために、まずはこの立ち上げフェーズで徹底的に実力を磨き、いずれは世界と日本を繋ぐ架け橋のような役割を担いたい。その目標に向かう最高の舞台が、ここにあると信じています。
令和トラベルでは、「あたらしい旅行を、デザインする。」に共感し、仲間になっていただける方を各ポジションで募集しております!
少しでもご興味ある方はぜひ採用ページからご連絡ください。まずは、気軽にお話を聞いていただけるミートアップも開催しています。メンバー全員で温かくお迎えいたしますので、ぜひご検討ください!
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