Profile
本多 仁(ほんだ じん)
上智大学理工学部情報理工学科を首席で卒業。2017年に新卒で株式会社三菱UFJ銀行に入行。法人営業などを経験後、2021年に株式会社GA technologiesに入社。AI不動産投資「RENOSY」のAsset Planner(アセットプランナー)として活躍している。
「母を喜ばせたい」。首席卒業への原動力
― 学生時代について教えてください。何に一番打ち込んでいましたか?
一番頑張っていたのは、勉学ですね。珍しいと思われることが多いのですが。
私の人生を語るうえでは、まず生い立ちからお話しするのが分かりやすいでしょう。私はフィリピン人の母と、4歳上の姉との3人で暮らす母子家庭で育ちました。
母は朝から晩まで休む間もなく働きづめ。生活は決して楽ではありませんでしたが、身を粉にして働く母の姿を見て、「この人を喜ばせたい」と、心の底から思うようになりました。私の人生の軸は、今も昔も「母を喜ばせること」なんです。
その思いは、あらゆる行動に繋がっています。小学生から始めたサッカーでは、フォワードとして点を取ることが一番母が喜んでくれる。勉強も同じです。先生に褒めてもらい、それが母に伝わることが何より嬉しかった。だから、中学、高校、大学と本気で勉強し、高校と大学は首席で卒業しました。
― その努力を続ける中で、「自分はこうなりたい」と感じた瞬間はありましたか?
いいえ、ないですね、本当に母を喜ばせたい一心でした。もちろん、成績優秀者として認められることに優越感がなかったわけではありません。でも、それ以上に、良い成績が書かれた通知表や、賞状を持ち帰った時の母の嬉しそうな顔が、私にとって一番のやりがいでした。
また、経済的に余裕があったわけではないので、大学では奨学金とは別に、授業料が免除になる特待生に選ばれ続ける必要がありました。アルバイトやサークル活動と両立しながら、必死に勉強していましたね。
始まりは母への想い。決め手は「海外と日本の架け橋」という夢
― 就職活動ではどのような軸で企業を選ばれたのでしょうか。
就活の軸も、やはり「母」でした。母が聞いて分かるような、いわゆる大手有名企業しか受けていません。コンサル、金融、商社、広告代理店など。幸いなことに、選考を受けた企業からはすべて内定をいただくことができました。
― 最終的に三菱UFJ銀行への入社を決めた理由は?
理由はふたつあります。ひとつは、インターンシップです。1万人の応募から100人だけが参加できるもので、私のチームはプレゼン大会で優勝しました。そこから人事の方と密に連絡を取る中で、会社への理解が最も深かったのが大きな理由です。
もうひとつは、自身のマネーリテラシーを上げたかったからです。お金で苦労した経験から金融知識は不可欠だと感じていました。特に、私のルーツであるフィリピンに三菱UFJ銀行は支社があり、「ここでなら海外と日本の架け橋になれるかもしれない」と大きな夢を描けたことが、最終的な決め手になりました。
安定したキャリアへの違和感。「このままでいいの?」と自問した日々
― 入行後は、どのようなキャリアを歩まれたのですか?
ありがたいことに、当初からキャリアを嘱望される行員が集まる部署に配属されました。その後、最年少で大阪の営業本部へ異動し、上場企業を担当することになります。何度か表彰される機会にも恵まれ、周囲からは順調なキャリアに映っていたはずです。
― そこからなぜ、転職を考え始めたのでしょうか?
きっかけは、営業本部で見た上司たちの姿でした。彼らの落ち着いた働き方は、長年勤め上げたからこその一つの「安定」した形だったのかもしれません。しかし、その安定した姿が当時の私には魅力的に映らず、将来自分がそうなりたいとはどうしても思えなかったのです。
「せっかく動ける20代、30代を、安定のために使うことが、本当に自分にとっての最良なのだろうか?」という疑問が日に日に大きくなっていきました。むしろ、チャレンジできる今の時期に安定した場所に居続けることこそが、リスクではないかと思うようになったんです。
自問自答を繰り返していた、まさにそのタイミングで、GAテクノロジーズに先に転職していた銀行時代の親友から「今、仕事どう思ってるの?」と連絡がありました。
「もっとできるでしょ?」運命を変えた一言との出会い
― 親友からの誘いがきっかけだったのですね。
はい、ただ当初は転職する気はなく、「話を聞くだけ」のつもりでした。紹介されたのが、取締役の樋口大さんと、野村證券で活躍後にGAテクノロジーズにジョインした鈴木さん。この二人との出会いが、私の人生を大きく変えることになります。
面談で言われた「今のままでいいの? もっとできるでしょ?」という言葉が、強烈に胸に突き刺さったのです。
大学時代、首席を目指して必死に努力しましたが、銀行では表彰こそされるものの、どこか成長へのハングリーさを失っていたと気づかされました。「三菱UFJ銀行」という看板の陰で、果たして「本多 仁」個人としての価値はどれだけあるのか、と。
私は昔から、会社の看板ではなく「本多さんだから」という信頼を得たいと思っていました。彼らの言葉がその思いに火をつけ、看板のない場所で自分の力が通用するのか試したいと強く思いました。
周囲からは「大手銀行を辞めるなんて」と言われましたが、迷いはありませんでした。何より、GAテクノロジーズで働く未来を想像した時にすごく「ワクワク」したんです。母も「あなたが楽しそうに暮らすのが一番だから」と背中を押してくれました。
銀行エリートの鼻をへし折った現実。それでも「最高に楽しい」と思えるワケ
― GAテクノロジーズ入社後にギャップはありましたか?
はい、大きなギャップがありました。
正直なところ、銀行時代の実績から「自分はどこでも通用する」と天狗になっていたんですね。でも、GAテクノロジーズに入ってすぐにその鼻はへし折られることになります。目標に対して全く成果が出せない。前職とは違い、個人の実力が100%結果に反映される環境の厳しさを痛感しました。
入社3ヶ月で、ありがたいことに部門賞をいただくことができたのですが、その後も成長と挑戦の繰り返しでした。
でも厳しい環境であっても、仕事は最高に楽しいんですよね。一番の理由は、圧倒的なやりがいです。私たちが扱う不動産は、お客様にとって人生で最も高価な買い物の一つです。その重大な意思決定を、最終的に「本多さんだから」と決めていただける。自分の人間力で後押しできた時の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。
GAテクノロジーズに入社してから、休日や寝る直前まで仕事のことを考えるようになりました。前職では考えられなかったことです。ランチの時間でさえ、上司や同僚と「どうすればもっと良くなるか」を熱く語り合っている。それくらい、仕事に熱中できるんです。
― なぜ、そこまで熱中できるのでしょうか?
それは、GAテクノロジーズのカルチャーが大きく影響していると思います。ここでは、経営層をはじめ、役職が上の人ほど誰よりも目標にコミットし、誰よりも行動している。その姿を間近で見ているから、自分たちも「もっとやらなければ」と自然に思えるんです。
まさに「率先垂範」という考え方が、会社全体に浸透している証拠です。GAテクノロジーズでは、経営層やマネージャーが誰よりも熱量高く仕事に向き合い、背中でもチームを引っ張っていく。この環境が、個人の成長スピードを極限まで高めてくれるのだと感じます。
「昨日より成長しているか」。プロとして貫く成長への執念
― 仕事において大切にしていることは何ですか?
ふたつあります。ひとつは、「ビジネスパーソンとして常に一段上のステージを目指す」こと。安定よりチャレンジを選んだからには、「昨日より成長しているか」と常に自問し、レベルを上げ続けています。日々の新しい知識の習得など、小さな積み重ねが大きな成長に繋がると信じています。
元々モチベーションの波が激しいタイプでしたが、上長から「PDCAの中にモチベーションという言葉はない」と言われ、プロとして感情に左右されてはいけないと気づきました。
それ以来、自分を成長させるには行動しかないと考え、毎朝モチベーションの上がる動画を部内で共有することを日課にしているんですよ。自分を成長させるには、行動を変えるしかないですから。
ふたつめは、「常にお客様を思った提案をする」こと。独りよがりにならないための戒めでもあります。ビジネスは長期戦なので、利益より信頼関係が重要です。たとえば営業職であれば、お客様に最善の情報を提供し続ければ、その先に信頼が生まれると考えています。
もちろん、実行するのは簡単ではありません。私たちの仕事は断られるのが当たり前。否定され続ければ心が折れそうになる時もあります。
ただ、苦しい時もGAテクノロジーズには共に戦う仲間がいてくれる。互いに励まし合い、チャレンジを称賛する文化があるからこそ、前を向き愚直にやり続けられるのです。
「草野球で満足するな」。本気で頂点を目指す仲間への誘い
― GAテクノロジーズで得られたものは何だと思いますか?
「この会社でやり切れば、どこへ行っても通用する」という絶対的な自信です。社内では周りも同じかそれ以上のレベルで成長しているため、普段は自分の変化を実感しにくいのですが。
でも、ふとした時に気づかされます。先日、久しぶりに地元の同級生と集まった際、仕事に対する価値観や視座が、以前の自分とは全く違うものになっていると実感しました。
それは大学や前職の同期と話しても同じだと思います。GAテクノロジーズという環境が、良くも悪くも自分を「普通」じゃなくしてくれた。これは大きな財産です。
― 最後に、就活生の皆さんへメッセージをお願いします。
ひとつは、「徹底的に自分と向き合ってほしい」ということ。自分は何が好きで、何を成し遂げたいのか、どんな時に心が震えるのか。それを知らないまま会社を選んでも長続きはしません。まず自分を知り、その上で社会や会社を見てください。
本気で「成長したい」と思うなら、絶対にそれができる環境に身を置くべきです。人間は環境の生き物。周りがのんびりしていれば流されますし、周りが高みを目指していれば、自然と自分も引き上げられます。
もうひとつ、私はいつも新卒の学生さんにこう伝えています。
「草野球で楽しくやるのもいい。でも、どうせやるならオリンピックを目指さないか?」と。
GAテクノロジーズには、本気でビジネス界のオリンピックを目指す仲間が集まっています。厳しい環境かもしれませんが、その分、どこよりも早く、誰よりも高く成長できる環境がある。それがGAテクノロジーズの“本当の面白さ”なんです。
皆さんと直接お会いし、お話しできることを楽しみにしています。