「51対49」でコトを動かせ。荒れ地を整地し大リーグの打席に立つ、戦略的中途採用の面白さ
Profile
鶴見 僚真(つるみ りょうま):中途採用チーム マネージャー
大学卒業後、インフラエンジニアとしてキャリアをスタート。約4年間、クライアントワークでエンジニアリングと顧客折衝を経験する中で人事の仕事に魅力を感じ、キャリアチェンジを決意。カナダへの留学を経て2020年にGAテクノロジーズへ入社。新卒エンジニア採用担当として2年間、その後は全社を対象とした組織開発チームのマネージャーとして2年間従事。2024年10月より中途採用チームのマネージャーに就任し、事業戦略と密に連携した採用戦略の立案から実行までを牽引している。
「荒れ地からの整地」。仕組みなき組織から、事業を推進できる採用チームへ
― 最初に、GA technologies(以下、GAテクノロジーズ)での現在の仕事内容について教えてください。
現在は人事部門で、中途採用チームのマネージャーを務めています。チームは5人で、担当ポジションは80ほど。私のミッションは、一言でいえば「中途採用の基盤作り」。事業戦略と密に連携しながら、採用戦略の立案から実行までをリードしています。
― 「基盤作り」とは、この規模の会社ではめずらしい気がします。中途採用チームはどのような課題を抱えているのでしょうか?
2024年10月からチームにジョインしたのですが、当時はまさに率直にお伝えすれば「荒れ地」状態でした。メンバーはみんな熱意はあるものの、中途採用経験豊富な人材がおらず、採用活動のナレッジが属人化していて、ほぼ手探りでやっているような状態でした。
一方で、会社が求める人材のレベルは非常に高い。中期経営計画では事業利益100億円という大きな目標を掲げ、事業は非連続的に成長していく計画です。1億円を2億円にするのと、50億円を100億円にするのでは、事業の複雑性も関わる人の数もまったく違います。組織をまとめ、大きなロードマップを描けるリーダーシップを持った人材が、各部門で必要とされています。それなのに、GAテクノロジーズは誰もが知る有名企業ではない。「RENOSY(AI不動産投資)の会社ね」くらいで、求める人材レベルとの間に大きな認知のギャップがある。このギャップを埋める戦略を描き、実行していく必要がありました。
― まさに荒れ地からのスタートですね。そこから現在まで、どのようにチームを立て直してきたのですか?
まずは「整地」からですね。具体的には、上長やアドバイザーの方とも相談しながら、採用活動における数字の管理を徹底し、目標やKPIを設定しました。そして、現場の事業責任者と対等に話すための「武器」を揃えていきました。例えば、現場の求める人物像と待遇については、外部のデータも活用して「我々が求める人材の市場価値はこれくらいで、競合はこれくらいの条件を出している」という事実を基に議論できるようにしました。また、チーム内で「こういう要件定義の仕方が効果的だ」「採用エージェントとはこう協力していくべきだ」といったナレッジを徹底的に蓄積し、誰が見てもわかるように仕組み化を進めています。
以前は、現場から難しいオーダーが来ても「そんな人材は市場にいないのでは」と思いながらも「頑張ります」としか言えなかった。今は、データと市場感を武器に「その条件では難しいですが、こうすれば可能性が見えます。だから、一緒にこうしませんか」と提案できる。この変化が、この10ヶ月で一番大きいですね。
エンジニアから人事へ。行き当たりばったりだからこそ掴めた、GAテクノロジーズというチャンス
― そもそも鶴見さんは人事一筋ではなく、エンジニアからのキャリアチェンジだと伺いました。これまでの経緯を教えていただけますか?
ファーストキャリアはインフラエンジニアでした。文系の大学出身で、Web業界に興味はあったものの、正直に言うと真面目に就職活動をしていなくて(笑)。縁あって社員十数名のIT企業に入社し、当時シェアを拡大していたAmazon Web Services(AWS)の導入支援などを4年ほど担当していました。
会社の規模が小さいこともあり、最後の1年ほどは新卒エンジニアの採用も手伝っていたんです。そこで、自分はエンジニアリングよりも人事の方が活躍できるんじゃないかと感じて。それで、一度会社を辞めてキャリアチェンジしようと決めました。
ただ、すぐに転職するのももったいないな、という感覚があって。半年間カナダに留学し、その後3ヶ月ヨーロッパを周遊して、2019年の終わりに日本に帰国しました。その後出会ったのがGAテクノロジーズです。正直、当時は会社のことを全く知らなかったのですが、面接で話を聞いてみたら、事業の成長性はもちろん、人もとにかく面白そうで。当時の成長企業の中でも勢いは一番でしたし、すぐに入社を決めました。
― 入社後はどのようなキャリアを歩まれましたか?
まず新卒のエンジニア採用を2年間担当しました。その後、組織開発チームへ異動し、マネージャーとして階層別研修の設計やエンゲージメントサーベイの導入、次世代リーダー育成など、全社的な人事課題に2年間取り組みました。2024年10月から現在の中途採用チームのマネージャーを務めています。
採用は「突っぱね役」ではなく「抱き込み役」。事業と伴走する戦略人事のリアル
― 現場との関係性が大きく変わりつつあると思いますが、経営陣との距離感はいかがですか?
経営との距離はかなり近いです。経営陣は太陽みたいな人たちが多く、近づくと焼けるような熱さがあります(笑)。でも、それだけ事業や組織、採用にかける熱量が高いということです。役員や本部長が採用のディスカッションに直接参加することも日常茶飯事です。人員計画についても、以前は各部署から上がってきた要望をそのまま受ける形でしたが、人事として「その計画は現実的か」「採用だけでなく定着にも目を向けるべきでは」といった中長期的な視点を踏まえた提案ができるフェーズに入ってきています。
― 事業会社の人事は、特に規模が大きくなると「現場の御用聞き」になってしまいがち、という悩みもよく聞きます。GAテクノロジーズではどうでしょうか。
そこがまさに、私たちが求める採用担当のスタンスに関わる部分です。私たちは現場の「突っぱね役」ではなく「抱き込み役」でありたいんです。
例えば、現場から「3ヶ月でこのポジションを5人採ってほしい」という無茶なオーダーが来たとします。データだけを見れば「無理です」と突っぱねるのは簡単です。でも、私たちは事業を成功させるためのパートナーなんです。だから、「無理です」で終わらせるのではなく、「わかりました。ただ、そのためには条件をこう変更するか、現場にも面接や候補者へのアトラクトで協力してもらう必要もあります。なので、手を貸してください」と、事業の成功という共通のゴールに向かって、一緒に汗をかける提案をすることが求められます。
これは過去の上長からの教えなのですが、「51対49」でGOと言える関係性を作りたい。100対0で言いなりになるのは御用聞きですが、0対100で正論を振りかざすだけでも事業は進まない。現場の事情を汲み取り、採用市場のリアルを伝え、ギリギリの着地点を探りながらも、最後は「やりましょう」とアクセルを踏み込む。この「抱き込み力」や「交渉力」こそが、GAテクノロジーズの採用担当に一番必要なスキルであり、営業経験がある方などがまさに活かせるマインドだと思います。
大リーグの打席に立てる環境。GAテクノロジーズでキャリアを築く面白さとは
― 事業会社の人事として非常にやりがいのある環境ですね。改めて、GAテクノロジーズで採用担当として働くことの魅力を教えていただけますか?
GAテクノロジーズはすごくアンバランスな会社なんです。そこが面白さの源泉だと思っています。上場企業として守るべきルールや整った仕組みがある一方で、いまだに「え、この規模でこの部分が決まってないの」という穴がポコポコある(笑)。スタートアップほどすべてを自分で作れるわけではないですが、大企業のようにすべてが決められていて身動きが取れない、ということもまったくない。
よく野球でたとえるのですが、キャリアの選択肢って「草野球のエース」か「大リーグのベンチ」のどちらかになりがちだと思うんです。GAテクノロジーズは、「大リーグだけど、打席に立つ回数が多い」状態。名ピッチャーや名バッターはいますが、まだ全ポジションが埋まっているわけじゃない。むしろ、事業が急拡大しているので、新たな挑戦の舞台が日常的に生まれていますし、新規事業やM&Aは、もはやまったく別種のスポーツであるNBAが始まるようなインパクトです。さらに、GAテクノロジーズは積極的に海外展開を進めているので、普通なら熟練した採用リクルーターが担当するようなハイエンドなポジションの採用に、担当者としてゼロから関われる機会もゴロゴロ転がっています。ステークホルダーも多く調整力が試されますが、意思決定に関わる場面も多い。1年で3年分くらいの経験が積める、と言っても過言ではありません。
― 対応できる職種も広く、縦にも横にもキャリアを伸ばせそうですね。最後に、この記事を読んでくださっている候補者の方へメッセージをお願いします。
私自身、新卒採用を担当していたとき、「採用は会社の入口だ」と言いながらも、その先の「入社後の活躍」について具体的なイメージを持てていませんでした。事業会社の採用担当者には、同じような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
GAテクノロジーズでは、採用は「候補者のファンを作る活動」だと定義しています。入社を決めてもらうだけでなく、その人が入社後にスムーズに立ち上がり、活躍できる未来までをデザインする。そのために、現場を巻き込んでオンボーディングを設計したり、候補者と現場の橋渡しをしたりするのも、採用チームの重要な役割です。採用は入口であり、出口までのストーリーを考える仕事です。私自身が組織開発を経験してきたからこそ、採用から定着、活躍までを一気通貫で考え、実行できるチームでありたいと思っています。
GAテクノロジーズの採用は、決して楽な仕事ではありません。しかし、急成長する事業のど真ん中で、経営や現場と一体となって組織を創っていくダイナミズムを味わえます。自分の提案や交渉で、事業の未来を左右できる。そんな戦略人事としてのキャリアに挑戦したい方、自分の推進力や巻き込み力を試したい方にとって、これ以上ない面白い環境がここにはあります。ぜひ一度、話を聞きに来てください。