皆さんこんにちは、リツアンSTC採用担当です。
内勤社員のインタビュー第四弾をお届けします。
今回は、鶴田千吏さんのお話を伺ってきました!
目次
鶴田さんのリツアンまでの道のりが濃かった…!
スペイン語との出会い
書くことで生計を立てていた
返済のために選んだ仕事で、感じたこと
成果を出し続けた先で、次に見えたキャリア
現在の業務と大切にしていること
鶴田さんへのQ&A
最後に一言
鶴田さんのリツアンまでの道のりが濃かった…!
スペイン語との出会い
野田: 本日はよろしくお願いいたします。では、さっそくですが自己紹介、ご経歴から教えてください!
鶴田: 野田さんと同じく、山梨出身です。高校の時の授業でたまたまスペイン語に触れたことが、最初のターニングポイントでしたね。アルゼンチンの先生に教えてもらってたんです。英語はそんなに得意じゃないけど、スペイン語は面白いなって。サッカーの用語でもあるし、公用語としている国が21か国もあって、とても多いんです。それで自分でしっかり勉強してみようかなと思って、独学で勉強したりしていました。そこで教え方がいいな、分かりやすいな、この先生から学びたいなという先生がいらっしゃって、その人が京都の大学の先生だったんです。それで、高校卒業後はそこに進学したいなって思ったんです。
野田: おお~。かなり具体的に志望されていたんですね。
鶴田: ただ、それまで全く勉強してなかったので、高校の先生に「あなたの学力だと難しいよ」って言われて、東京の外語系の専門学校に行きました。
そこでめちゃくちゃ勉強して、オールAをとりました。志望していた大学には「特筆すべき成績を持って出願できる」自己推薦入試のような制度があって、その成績をもって出願して、無事大学に受かって行き直しました。
野田: ちょっとやそっとじゃ諦めない、強さを感じるエピソードですね…!仮面浪人のような形で、一旦専門学校に行ったということですね。
鶴田: そうですね。
野田: とにかくその先生の元で勉強したい気持ちが強かったんですね。卒業後は、どうされたんですか?
鶴田: そうですね、とにかくそこに行きたかった。大学で4年間スペイン語をやった後、就活ではやはりスペイン語を活かせる仕事に就きたいなと思っていました。
とある食品系の企業で輸入に携わるポジションを受けていたんですけど、最終の5次面接で落ちてしまって…。
野田: かなり長い選考フローですね。
鶴田: はい。当時流行っていた、いわゆる圧迫面接だったと思いますね。足を組んでいる女性がいて、部屋に入ったら何を答えても「それで?」しか言われない、ずっと聞かれるような感じで。それで、志望度の高い会社だったのですが、うまく答えられず落ちてしまいました。就活自体も、毎回京都から東京に行ってたのでだんだん厳しくなってきていて、一旦ストップしました。
書くことで生計を立てていた
鶴田: それで、もともと理系科目は苦手なんですけど、国語だけはずっと得意で完全に文系人間なんです。何かを言語化することが好きで、実は書き物もしていまして。大学のドイツ語専攻の方で書き物系の賞を取った方がいて、面白いなと思って自分も書き始めたら、ギリギリ生活はできるかな…くらいの収入を得られるようになってました。
野田: なんと。書き物をしていたとはお聞きしていましたが、そのレベルで収入を得ておられたとは…!
鶴田: 本当にギリギリで自転車操業みたいな感じですけどね。4年半ぐらい、個人事業主としてやってました。
野田: すごいです!何を書いてたんですか?
鶴田: スペイン語とかスペイン圏、スペインの歴史の知識を活かして、それらを背景に主人公が成長していく話を書いてました。
野田: 「好き」と「得意」がつながってますね。それは鶴田さんの名前で検索したら出てくるんですか?
鶴田: 出てこないんですよ。本名とは違う名前でやっていたので。
野田: そうなんですね…(読んでみたかった…)。でもまさかリツアンの前に、そんな道を歩んでおられたとは!
鶴田: ギリギリですね。本当に。
野田: 尊敬です。
鶴田: ただ、この「ギリギリ」が、この後のキーワードですよ(笑)
ある日、27歳頃のことだったと思います。自費で印刷した本を直売会で販売しに行く途中、中央道を走っていたところ、八王子あたりで横から車が突っ込んできて、車が回転して、ガードレールにドンって。救急車で運ばれました。
野田: え!?
鶴田: この事故・怪我だけでも最悪なんですが、さらに悪いことに相手が無保険でした。色々動いてはみましたが、結局全部自費になりました。
野田: 命があって本当によかったですが、最悪じゃないですか…。
鶴田: そうなんです…だから急に大きな借金を抱えることになりました。本書いてる場合じゃないじゃないですか。ギリギリ生活だったから。
野田: そうですね…。
返済のために選んだ仕事で、感じたこと
鶴田: 当時は労働規制が厳しくなかったので、労働時間で稼げるという観点からドライバーをやりました。本当は事故に遭ったので、運転は嫌だったんですけど…。背に腹は代えられない、お金を返さないと困るしで。それで、仕事は結構大変でしたが、働いて、稼いで、返済して、2年ほどで辞めました。
当時勤めていた会社は、単なるドライバーではなく「セールスドライバー」という職種で、ドライバー業務だけではなくて「営業」業務も含まれる職種だったんですよ。取引先を広げたり、荷物の集荷時に契約取って来たり、父の日・母の日などでお酒やカーネーション買ってもらったり。
野田: そういう業務も含まれるんですね。
鶴田: そうなんですよ。ただ、お客さんからすると、ぶっちゃけカーネーションとかっていらないですよね。でも、お客さんは「いつも頑張ってくれてるから買うね」って買ってくれるんですよ。それがすごい罪悪感で。「欲しい人に欲しいものを提供できる」仕事がしたいなと思って、とある家電量販店に転職しました。
成果を出し続けた先で、次に見えたキャリア
鶴田: その企業では「フィットコンサル」という言葉を掲げていて、そのお客様に合ったものを販売することを大切にしてるんです。一般的な量販店だと、各メーカーの販売員がいるんですけど、それがなくて、全部自分で覚えなきゃいけない。でも、「この商品を売らなきゃいけない」というプレッシャーもないし、何より自分に全ての商品の知識があるからこそ、お客様に合ったものを提案できる。
野田: まさにやりたかったことですね。
鶴田: それがいいなと思って入社しました。それから必死に勉強して。入社3ヶ月で、テレビの販売数で全社3位を取りました。
野田: めちゃめちゃすごいじゃないですか。
鶴田: ありがとうございます。そこから生産性もキープしつつ、他店舗の立て直しに入らせてもらったり、新人教育をやったりしました。
色々な経験をさせていただく中で、対個人の業務はやりきったかなという気持ちが出てきて、もっと深く人生に関わることのできる、キャリアアドバイザーに挑戦したいと思い、転職しました。
そこでも、入社して半年ほどでエリア歴代1位の売り上げを出すことができました。
野田: すごすぎません?マインドが営業に向いているというか、結果を出すぞというパワーが人並じゃない。
鶴田: 大学受験の時から、執念があるかもしれないですね。あとは、キャリアアドバイザー業務に関しては、人と話すのも好きだと思いますし、よりよい人生にしてもらいたいっていう気持ちが強くて、やりきってましたね。
野田: 素晴らしいです。
リツアンに入った経緯
野田: どうしてリツアンに来てくださったんですか?
鶴田: PIVOTのYouTubeチャンネルで、OpenWorkの方が出演されている動画があって。「【2026年卒版】新卒で入りたい一流ホワイト企業ランキング」で、FacebookやGoogleと並んでトップ10にランクインしていて、初めて知りました。それから、そのランキングの中で唯一人材業界だったのがリツアン。
今、リツアンって検索すると検索サジェストで「怪しい」って出てくるんですけど、僕も最初は怪しいな、そんなうまい話あるのかなと思ってたんです。
野田: 私もその動画は拝見しました。ありがたいですよね。でも、確かによく怪しいとは言われます(笑)
鶴田: でも、会社や社長について調べたらめっちゃいい会社だなと。面接を受けてもその気持ちは変わらず、ご縁あって入社に至りました。
野田: なるほど。ありがとうございます。そんな経緯で、2025年4月後半にご入社いただいたということですね。
現在の業務と大切にしていること
野田: では、ここからはリツアンに入ってからのお話しですね。担当業務について教えてください。
鶴田: 今は、広く言うと教育周りを任せていただいています。
まず、AIですね。AI人材、T型・π型人材(専門性と、幅広い基礎知識・協働力・横断的スキルを持つ人材)を増やしていくための取り組みをしています。エンジニアさんとミーティングしたり、教材を作ったり、が主な業務ですかね。自分自身もAIの勉強をして、G検定に合格しました。
野田: おお!すごい。おめでとうございます。私も勉強しようと思って本を開いたんですが、何を言ってるのか分かんない話が多すぎて、うわ…ってなってたところでした。
鶴田: めちゃくちゃ分かります。
野田: 今は、どんなプロジェクトを進めているんですか?
鶴田: 会社として教育サイトを作ろうと動いています。今は中身のコンテンツを作っていて、僕はG検定対策を担当しています。
野田: プラットフォームになる部分はかず奈さん(社内デザイナー)にも手伝ってもらいながら、ですね。
鶴田: はい、そうです。
鶴田さんへのQ&A
野田: リツアンに入る前と後で、ギャップはありましたか?
鶴田: 思っていたより自由だなっていうのは思いました。リモート勤務されている方も多くて、社員に裁量があって社員思いのいい会社だなって思いますね。
野田: 最近ハマっていることはありますか?
鶴田: 筋トレ、F1が好きですね。
野田: F1って、モナコでやってるやつでしたっけ?
鶴田: モナコもあります。毎週、世界の違う国でやってます。面白いんですよ。
野田: 筋トレもされてるんですね。深田くん(リツアンの若手営業)も結構ジム行ってるみたいですよ。
鶴田: 最近、岩崎さんも阿部さんも行ってるって言ってました。内勤の筋トレ人口増えてますね。
(鶴田さん、筋トレでも、圧倒的成果を出しそうです…!)
野田: 社内で尊敬している人はいますか?
鶴田: 社長ですね。社長に魅せられて入社しました。
野田: 社長について知る中で、一番印象的だったことはありますか?
鶴田: YouTubeを最初に見たと思うんですけど、まずお酒出てるのにびっくりした記憶です(笑)あとは、「この人のためになるならいいんじゃない?」っていう感覚とか…とにかく人を引きつける力がすごいなって、入社前から感じていました。
野田: 鶴田さんってどんな人ですか?
鶴田: 以前、ある診断で「奉仕型リーダー」という結果が出ました。「リーダー」は置いといても、「奉仕型」というのがしっくりきました。「誰かのために」って思うと力が出せます。これを活かして、エンジニアさんや会社のために仕事していきたいなと思ってます。
野田: それで言うと、今の業務は鶴田さんに合っているかもしれないですね。
鶴田: そうですね。エンジニアさんのために、と思って頑張ってます。また、教材の制作と考えると、本と同じように「どうすれば読んだ人が分かりやすいかな」って考えながらやるのは楽しいですね。
野田: 確かに、一緒ですね。形になるのが楽しみですね。
最後に一言
野田: では最後に、リツアンに興味を持っている方・応募を検討されている方に向けて一言お願いします。
鶴田: やっぱり本当に、働く人が一番大事だなと。内勤のメンバー、みんなエンジニアさんのことを考えて動いてるんですよ。基本のマインドがこれって、本当に強いと思います。悪くはならない、良い方向にしかならないと思います。ぜひお待ちしております!
今回は、鶴田さんへのインタビューをお届けしました。
同郷であることは認識していたのですが、ここまで波乱万丈の人生を歩んでいたとは、インタビュアーの私もびっくりのインタビューとなりました。
本編のインタビュー内容からはカットしてしまったのですが、バイタリティー溢れる鶴田さんのエピソードを一つ。
学生時代、スペイン語の練習のためにニコニコ動画を活用していたそうです。
「Vamos a hablar español.(バモス・ア・アブラール・エスパニョール/スペイン語で話そう)」というタイトルで配信をして、入ってきてくれた外国人の方とスペイン語で話していたとのこと。
目標達成に向けた行動力、すさまじいです!
今後の鶴田さんの活躍が楽しみですね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
¡Nos leemos!(スペイン語で「またね!」)