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【社長の自己紹介】社長だけど...実は「鬱病」を経験してます!鬱の体験から「休息重視」のカルチャーが生まれた!

突然ですが、タイトルの通り僕は「鬱」を経験したことがある経営者です。

僕の自己紹介をするのに、この経験を話すのが一番いいのではと思ったので、あまり語ることが無かったのですが紹介していきます。

採用活動をしている中で代表の僕自身がこの話をするのはネガティブに聞こえるかもしれませんが、今となっては自分の中で凄くポジティブな経験として僕は捉えることが出来ています。

私の「鬱」の経験をきっかけに会社内でワークライフバランスを重視する文化が生まれ「質の高い休息」が高いパフォーマンスに繋がるという結論が生まれたからです。

【代表の簡単なプロフィール】
合同会社セネリアス
https://www.wantedly.com/companies/senerious
代表 清水拓磨

埼玉県に生まれ小学1年生の時に東京に引っ越す。高校生でファッションや音楽、デザイン、投資に目覚め、大学生で起業。事業をしながら、ハワイとサンディエゴに留学しプログラミングスキルを得るために休業してSEとして就職。当時付き合っていたポーランド人の彼女と一緒にポーランドへ移住し、ポーランドでも起業。事業が成長してきたのでコロナ前に帰国して、活動を日本に移し「合同会社セネリアス」を設立。

鬱とは無縁な性格だった!

僕自身、全く鬱になる性格ではなくかなりポジティブで数々の修羅場を通り抜けるのが得意でした。笑

例えば、大学時代にハワイに留学したのですが、皆さんが思う「ハワイ」のゆっくりとしたバカンス的な印象とは真逆の、地元住民でも危険で行けない地域に(ドラッグの密売で有名な地域)、50代のおじさんの家の小さな家にホームステイをしながら毎日40分かけてワイキキにある語学学校に通っていました。

おじさんの車はガムテープで補修されていて、家と言うよりは正直、牢獄に近いような壁で囲まれた部屋にベネズエラ人とポルトガル人と僕の3人で住んでいました。

幸い一緒に住んでいたメンバーもホームステイ先のやばさに気づいていたので、どうやってサバイバルするのか一緒に知恵を出し合いながら生活をしていたので、メンバーというよりも仲間でした。

帰宅する時には、なるべくルームメイトと時間を合わせて、地元の危ない人が居ないか気を付けながらバス停からホームステイ先まで、一緒に駆け足で帰宅するという毎日を過ごしていました。

仲間との毎日サバイバルをするような感覚で生きていたので、半年間でしたが自然と英語も凄い速さで上達していき、無事に帰国しました。

過酷な環境に居たのにも関わらず、そんな過酷な環境でも耐えられる忍耐力があったと思います。

鬱が来た!

ハワイでの過酷な環境にも打ち勝ち、その後も様々な苦難がありましたが(ポーランドへ移住など...今度の機会に話します)最終的に乗り越えることが出来ていました。

鬱は無縁だと思っていたのですが、日本で起業し、売り上げも順調だったその時「鬱」がやってきました。起業をして約3年くらい経った頃だったと思います。

きっかけは創業時から仲間だと思っていた人間が生粋の「詐欺師」でした。創業当時は20代半ばで知識もなく右も左も分からない状態に、経営経験がある人間と仕事を通して出会ったのです。

色々と経営のアドバイスなど貰っていて仲間だと思っていましたが、私と私の友人を巻き込んで数年間かけて詐欺をしていたことに最後の最後に気づきました。

詐欺だと発覚した時は、様々な感情で覚えていませんが、ハワイで体験した苦難とは比べ物にならない位の精神的ダメージを受けました。

そんな状況でも、詐欺事件として刑事告訴や民事訴訟も考えて必死に進めていましたが、詐欺事件は立証が難しく事件として中々取り扱ってもらえなく、当時は私一人で会社を運営していたので、その他にも会社経営や巻き込まれた友人たちの事、そして弁護士とのやり取りや資料集めなど様々な事を進めなければなりませんでした。

毎日、パニック状態が続く日々を数カ月過ごした後、ついに鬱病になってしましました。

気づきが鬱の回復のキーになった

その当時一人で会社経営をしていたこともあり、気力が無いのにも関わらず、60%は休養しつつも、40%は裁判の事や友人の事、会社のことをやっていました。休養に100%専念することも出来ず、どんどんと鬱が悪化していきました。

ついに体も完全に動かせなくなり、やれることと言えば「ただ寝ていること、生きていること」でした。ほとんど何も考えられなくなり、襲い掛かる恐怖感や不安を感じながら、その状態が半年以上続きましたが、いわば半強制的に休息させられていた状態だったので、鬱の症状が少し良くなりました。

少し症状が良くなり動けるようになると、会社の事や友人の事、詐欺の事などを早く解決しなければならないと焦っていたので、不安定の状態でも動き始めましたが、やはりまた症状が悪化し、強制休息するというサイクルを何度か繰り返しました。

何度かそんなサイクルを繰り返す中でやっと気づいたことがあります。

それは...

「休息しているつもりでも、実は休息できていなかった」

ということです。

ずっと寝ていて休息しているつもりでも、実は頭で色々と考えていたりとか、不安やストレスを感じながら過ごしていても、あまり体が休まっていないことに気づき、ストレスや不安の元から完全に離れることで「休息」が出来るのだと身をもって体感しました。

それからは、休息することを最優先事項として「やらなくてはならない」と思っていた仕事や作業からなるべく離れ、休息することに力を注ぎました。
※同時に気づいたのですが意外と「~しなくてはならない」と思い込んでいることは、そんなに重要でもなかったりするんです。

この気づきから「休息すること」のスキルがあがり、鬱から完全に回復することが出来ました。

鬱からV回復、そして、それ以上

鬱から完全に回復した僕は、休息中にできなかった経営に戻りました。休息中は友人や家族の力を借りながら、何とか運営できていましたが売り上げは8割以上落ち込んでいました。

しかし、鬱の経験から得た気づき「ちゃんと休息すること」が身についていたので、焦らずにしっかりと休息を取りながら復帰していきました。

鬱を経験する前は、常に来月の売り上げや戦略のことを考えながら経営をしていましたが、鬱になった後は、鬱が再発しないためにもワークライフバランスを考え「休息をしっかりと設ける」ということを意識した経営になりました。

不思議としっかりと休みながら経営をしていたのにもかかわらず、会社は鬱の前とは比べ物にならない位成長することができました。

頭を空っぽにして休息を取っていくと、様々なアイディアが浮かぶようになり、時間当たりの生産性も一気に上がったように思います。

「毎日バリバリ働く人」と「しっかり休息を取りながら働く人」を比べた時に「毎日バリバリ働く人」の方が一見パフォーマンスが高いと思いがちですが、一概にそうとは言えないと思っています。

もちろん、十人十色なので「これが正解」とは言えませんが、少なからず「休息を取る」ということは人間にとって大事な事で、生産性に大きく関わることだと思っています。

ライフワークバランス重視のカルチャーが生まれる

僕自身が「休息を取ること」に重点を置いているので、自然と私たちのメンバーも「ライフワークバランス」を重視するようになり、会社全体のカルチャーとして「質の高い休息を取る」ということが根づいていますので、基本的に残業はなし!土日祝日はしっかり休む!ということが当たり前の組織になっていきました。

ライフワークバランスを重視した経営のお陰でどんどんと会社も成長中で、今となっては「鬱」の経験が何倍となって自分に返ってきているので、凄くポジティブな体験として今は捉えています。

一緒に働く仲間を募集しています!

会社の成長率を見ながら徐々に仲間を増やしていこうと思っているので、数名にはなりますが合同会社セネリアスでは一緒に働く仲間を募集しています!

・ワークライフバランス重視のスタートアップでSNS運用担当者になりませんか?
https://www.wantedly.com/projects/1556685

・ワークライフバランス重視!フィンテック事業で活躍するエンジニアを募集!
https://www.wantedly.com/projects/1556739

ぜひ、私たちのミッションやビジョンやカルチャーに共感してくれる人がいれば、気軽に声をかけて下さい!

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僕自身がTwitter始めましたのでよければフォローしてみて下さい!
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