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Oracle DatabaseをAWSで使う際のクライアントの注意点【エンジニアブログより】

「センスがあるね」
人生を全うし終わるまでに言われてみたい言葉ランキング第9位です。
がしかし、「センス」とは何かがわからず、思わず叫びたくなる今日この頃。
代わりに、AWS上で動作させるOracleのライセンスについて書いてみます。

はじめに

オンプレミスで動作させていたOracle DatabaseをAWS上に移行する場合、EC2上に構成する場合(Oracle Database on EC2)とRDSとして構成する場合(RDS for Oracle Database)の2つの構成方法があります。
それぞれOracle Databaseのライセンスは以下の形で適応することができます。

※ BYOL: 既存ライセンスをAWS上でも利用するケース
License Include: AWSが提供するライセンスを使用するケース

では、Oracle Client のライセンスはどのような考え方になるでしょうか。

Oracle Client のライセンスの考え方

 Oracle Clientプログラムは、Oracle Database本体のライセンス許諾に基づいて利用可能な製品という考え方になります。このため、BYOLの場合は持ち込み対象のOracle Databaseライセンス許諾の範囲で利用可能です。
一方、License Includeの場合は、Oracle Database本体のライセンス契約を利用者が直接保持していないため、利用することができません。
まとめると、以下のようになります。

RDS for Oracle Database(License Include)では、Oracle Instant Clientを利用する

上記のとおり、 RDS for Oracle Database(License Include)では、Oracle Clientを利用できません。
このため、Oracle Instant Clientを利用するようにします。
Oracle Instant Clientは、Oracle Technology Network(OTN)で無償で提供されており、RDS for Oracle Database(License Include)のクライアントとして、「Instant Clientライセンス契約書」の範囲で利用することが可能です。


その他 Oracle DatabaseをAWSで使うときの注意点 

その他、AWS上でOracle Databaseを使うときの注意点を以下にまとめてみています。

Oracle Databaseを パブリッククラウド(AWS)で 使うときの注意点

以上、Oracle DatabaseをAWSで使う際のクライアントの注意点についてまとめました。

「センス」が何かを学ぶため、これらから「シックス・センス」を観て勉強しようと思います。ではでは。

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