こんにちは!SMHC株式会社の高久です。
最近は、AIにスライドを作ってもらうことが当たり前になってきました。
ふと疑問がわきました。
AIはPowerPointを操作しているの!??、、、
PowerPointは、実はただのZIPファイル
適当にsample.pptx を作成し、拡張子を .zip に変更して解凍します。
すると、中には大量のXMLファイルがあります。
ppt/
├── slides/
├── theme/
├── slideMasters/
├── media/
└── ...
つまり、PowerPointファイルの正体は
XML*をZIPでまとめたもの
(*Office Open XMLという国際規格に準拠しています。)
だったのです。
スライドの文字も、色も、全部XML
sample.pptxの1ページ目を開くと、
と表示されます。
sample.pptxの1ページ目にあたる、ppt/slides/slide1.xml を開きます。
XML(抜粋)を見ると、
<a:t>タイトル書いて</a:t>
色は
<a:srgbClr val="FF0000"/>
たったこれだけです。
このXMLを直接編集することで、タイトルも文字色も変更することができるのです。
ここで疑問がとけました。
私はずっと、
AIが裏でPowerPointを操作している。
と思っていました。
でも違いました。
PowerPointは、XMLを表示・編集するためのアプリケーションなのです。
これはブラウザとよく似ています。
ブラウザは、HTMLをWebページとして表示してくれます。
PowerPointは、XMLをスライドとして表示してくれます。
AIはPowerPointを操作していない
この構造を見ると、AIがスライドを作れる理由が分かります。
AIは
- タイトル
- 本文
- 色
- レイアウト
という構造を考え、
最終的にXMLへ変換しています。
PowerPointを操作しているわけではありません。
PowerPointが理解できる「設計図」を書いているのです。
AIは構造を見ている。
今回の疑問をきっかけに、少しだけAIが見ている世界を覗いた気がしました。
AIは画面を見ているのではなく、人が見ている「見た目」のさらに奥にある構造を扱っています。
だからこそ、ドキュメントも、Webページも、システムも、一貫して生成できるのだと実感しました。
今回の検証は、AIを理解するための小さな入口でした。