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社員インタビューVol.2/キャリアに葛藤していたアラフォーSEが転職で見つけた新たなやりがい

1999年に営業支援システムの『eセールスマネージャー』を発売したソフトブレーン。これまで4,000社以上に導入され、50,000名以上のユーザーに使われてきました。2016年4月に37歳で入社した鈴木剛も元ユーザー。そんな鈴木が、なぜソフトブレーンに入り、今どこにやりがいを感じているのかを紹介します。

社内SEとしてeセールスマネージャーの導入に関わる

ソフトブレーンが営業支援システム『eセールスマネージャー』を発売したのは1999年7月。1999年2月にドコモがiモードを発表したことを受け、これからはモバイルが業務を変革すると考え、携帯電話でも使用できる営業支援システムの開発に乗り出したのがきっかけでした。以来、日本における営業支援システムのパイオニアとして歩んできています。


当社システム開発部のリードエンジニア・鈴木剛も、もともとはeセールスマネージャーのユーザーでした。それも社内SEとして導入プロジェクトに関わっていたのです。


鈴木「新卒で入社した販促物の企画・制作会社でeセールスマネージャーの導入プロジェクトに参加しました。当時はまだ携帯電話のFOMAが出たばかりで、iモードやEZwebとかを使っていた頃。ノートPCも重くて持ち歩けるような代物ではありませんでした。そんな時代に、携帯電話で日報やスケジュールが登録できるのはすごく革新的だなという印象でした。」


当時のソフトブレーンは、それまで主力製品だった土木の構造解析ソフトの販売から、eセールスマネージャーの販売を中心とした営業課題解決事業へ事業構造の転換を図っていた頃です。eセールスマネージャーに関しては新規事業で現在ほどサポートも手厚くなく、鈴木は社内で不具合が起こるとまずは情報システム部門の担当者として自ら対応していました。


鈴木「当時は社内で不具合が起こるとまずは自分で色々と試してみる。そんなことをしていました。」


その後12年の歲月を経て、鈴木は再びソフトブレーンと出会います。今度は求職者として。


積み重ねがないキャリアへの葛藤

鈴木とソフトブレーン、そしてeセールスマネージャーの再会は2016年3月。37歳になった鈴木は当時、SIerに属しており、官公庁や金融機関などのシステム開発・保守・カスタマイズを行っていました。


自社製品を持たないSIerは、顧客に合わせてゼロからシステムを構築することが多いため、幅広い技術に触れることが出来る半面、そのプロジェクトが終了すると、それまでのノウハウはリセットされ、次のプロジェクトに活かすことができないのが一般的です。


当時の鈴木は、リーダーとして、顧客や自社の営業担当者・プログラマーとの折衝を任される立場でそれなりにやりがいは感じていましたが、自身が関わってきたプロジェクトの知見を次の案件に活かすことができない状況に葛藤していました。


そうして転職を考え始めた鈴木の目に止まったのが、以前導入を担当したeセールスマネージャーを開発・販売するソフトブレーンの求人票でした。


鈴木「ちょうど前のプロジェクトが終わり、新しいプロジェクトにアサインされたのですが“またゼロから”。アラフォーに突入する前に自身のキャリアを一度考え直したいと感じていた頃でした。」


自社導入に関わった当時、「革新的だな」と感じたシステムのエンジニア募集ということで興味を持ち、面接を受けることに。面接では昔話に多少花を咲かせつつ、現在のeセールスマネージャーについての説明を受けました。


鈴木「“商談の報告や顧客情報の収集など、スマートフォンでここまでできるのか。” 10数年ぶりに見るeセールスマネージャーはそんな印象でした。過去にユーザーとして感じていた良さが、更に成長していたことで強く興味を持ちました。もう1つ覚えているのが、面接時にエンジニアの評価制度の仕組みや基準まで教えてもらったことです。自分のこれからのキャリアを考えることができ、ソフトブレーンに入る決意をしました。」


こうして鈴木は2016年4月にソフトブレーンの開発本部へ入社しました。


顧客の要望に応える松・竹・梅の提案

鈴木はソフトブレーンに入社後、まずは追加機能開発や新規企画を行う製品開発部で、3ヶ月間不具合対策などの業務を行い、システム全体の設計・仕様を学んだ後、2016年7月に現在のシステム開発部へ異動しました。システム開発部のミッションはパッケージソフトであるeセールスマネージャーを顧客企業の業態や業務に合わせて、カスタマイズすることです。


そのためシステム開発部には単なるプログラミングの知識だけでなく、ユーザーの状況や課題を正しくヒアリングするチカラが求められます。


鈴木「お客様には要望をヒアリングした後、松・竹・梅といったように複数のカスタマイズ案を提示するようにしています。お客様がその時に求めている要望だけでなく将来的に必要となりそうな機能を追加したものや、使い方や組み合わせによるコストパフォーマンス比較ができるように提案することで、より自社にあったカスタマイズ案を採用してもらっています。」


SIer時代は営業担当者が獲得してきた案件に対して「この金額・工数でよろしくね」というオーダーに対しやりくりをする受け身の業務でした。今は「お客様の要望を実現するには」「工数はどれぐらいかかる」「本当にやりたいことは何だろう」――といった様々な角度から考えることが求められ、どのような提案をするか練り上げることに面白さを感じています。


次なるミッションに向けて

ソフトブレーンには『eSMile制度』という部門ごとの表彰制度があります。たとえば鈴木が属するシステム開発部では、開発部門表彰として目玉プロジェクトのリリースに貢献したメンバーや画期的なプロセス改善・効率化に寄与した担当者が四半期毎に表彰され、飲食店で使える食事券などと交換できるポイントが付与されます。


鈴木は大型プロジェクトのリーダーをやり遂げたことが評価され、2017年1月に開発部門の貢献者として表彰されました。


「全てが上手くいったと言えればかっこいいのですが、プロジェクトの回し方がまずかった部分もあり、お客様との関係がこじれそうになったことも。ただ、周囲のサポートもあり、無事にプロジェクトを終えることができました。自分の部門だけでなく、製品開発やカスタマーサポート、そして営業とも距離が近いことの強みを感じましたね。その時はこの会社に転職して正解だったなと思いました。」


次なる鈴木のミッションはプロジェクトリーダーとしてのチームマネジメントです。ここまでのプロジェクトは入社前から立ち上がっていた案件で途中からリーダーとしてアサインされた形でしたが、次はプロジェクトの立ち上げから関わることになります。


そのため単にプロジェクトを推進するだけではなく、キャリアもスキルもさまざまなメンバーが、それぞれのパフォーマンスを最大限に発揮できるよう適材適所のマネジメントが求められます。


そしてもうひとつ。中途入社ならではの『社内に新風を呼び込む』というミッションもあります。ソフトブレーンの開発本部には新卒で入社したメンバーが多く、鈴木のように社外の環境を知っている人物は多くはありません。そうした経験を持つ鈴木のノウハウはソフトブレーンにとって貴重な情報となります。開発体制や顧客折衝の手法など、現在の社内にはない新しいものを持ち込むことも期待されているのです。


アラフォーを前に、エンジニアとしてのキャリアに悩んでいた鈴木。今はエンジニアとしてのスキルの積み重ねに加えて、より良いカスタマイズ提案やチームマネジメントなどさまざまな業務にチャレンジし、新たなやりがいを見出しています。


                 企画・写真 高野未希

               インタビュー・文 具志堅遥

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