【インタビュー】2QMVP!ホストの声と社員のオーナーシップで実現した、壮大なリニューアルの裏側とは

こんにちは。スペースマーケットの平井です!連日猛暑日が続いておりますが、みなさん体調を崩されてはいないでしょうか?

先日行われましたスペースマーケット全社合宿にて、2018年2Q(4月〜6月)のValue賞とMVPが発表されました。(合宿の様子は、以下記事からご覧ください!)



スペースマーケット2018年2Qの全社MVPに輝いたのは、「ホストダッシュボードリニューアルプロジェクトチーム」です!!

ホスト(=スペースマーケットの貸し手)ダッシュボードリニューアルプロジェクトは、2017年11月にスタートし、所属の垣根を超えた10名以上の社員が力を合わせ、リリースまでにかかった開発期間はなんと6ヶ月。それだけ時間とリソースをかけるほど、スペースマーケットの悲願とも言える壮大なプロジェクトであり、新しいスペースマーケットの成長の起点とも言える取り組みでした。

そんなプロジェクトメンバーのうち、プロジェクトリーダー貝塚、バックエンドエンジニア小林、フロントエンドエンジニア万谷に、その意義や裏側について、インタビューさせていただきました!

左から、プロジェクトリーダー貝塚、バックエンドエンジニア小林、フロントエンドエンジニア万谷。

旧ダッシュボード運用開始から2年分の成長を一気にアップロードしたプロジェクト

平井:本日はどうぞよろしくお願いします!まずはじめに、今回のリニューアルプロジェクトがスタートした背景と、概要を伺えますか?

貝塚:今回のプロジェクトは、スペースマーケットの成長とともに積み重なってきた負の遺産を一気にリニューアルによって解消するためのものでした。リニューアル前の旧ダッシュボードを作ったのは2016年なのですが、この2年間でサービス自体も大きく成長し、また使われ方の変化やニーズの多様化に伴い様々な改善すべき点が出て来ました。今までは要望に対し都度小さな改善をしていたのですが、サービスをより一層グロースさせて行くために、このタイミングで全ての課題を一気に解消しようという目的で実施されました。

平井:なるほど。具体的な課題感というのはどこにあったのですか?

貝塚:一番の課題感としてあったのは、ホストが初期登録されてからスペース公開するまでの公開率の低さです。特に、ホストの初回登録時に、まずは「会場登録」し、その後「スペース登録」するという、二段階のステップがあったのですが、過去2年分のデータを分析したところ、この二段階登録で離脱しているホストが多くいることがわかりました。ホストの気持ちを考えると、初回の登録からスペース公開まで最短で辿り着ける仕様にしていくべきだったんです。

この他にも様々な機能充実や機能改善を行いましたが、今回行った全てのリニューアルは、スペースマーケットが2年間サービスを運用した中で聞いてきたホストの疑問を解決したい・要望の声に答えたい、という一心で行われたものでした。今のスペースマーケットの知見を全て出し切り、ホストのために本当にベストなものを作ろう、という気持ちで臨んでいました。関わってくれたエンジニア・デザイナー・ビジネスのメンバーは、全員その気持ちだったと思います。

膨大な量のデータ移行。その先にやり遂げた、サービスの新しい基盤構築

平井:続いて小林さんにお話を聞かせてください。エンジニア・デザイナーの活躍なしには語れない本プロジェクトですが、小林さんはバックエンドエンジニアとしていかがでしたか?

小林:そうですね、2年前に旧ホストダッシュボードを作った時は、本体のシステムとアプリくらいしかなかったのですが、今はサービスが成長して、SPACEMARKET STAYSPACEMARKET BUSINESSもあり、Androidアプリやホスト向けアプリもあり、様々な基盤があります。それら全てを、今のシステムを動かしたままで調整していくというのは、正直なかなか骨の折れる仕事でした。入社してから一番大変だったかもかも、、、。(笑)(※小林は入社は2014年6月、エンジニア第一号社員です。)あとは先ほど貝塚さんから会場とスペースの話がありましたが、データベースの構造を大きく変える必要もあったので、その部分の大変さもありましたね。

しかし逆に言えば、この2年間自分たちがサービスを運用してことで浮き彫りになった課題感だったので、解決できた先の期待感というのは大きかったです。「スペースマーケットのサービスグロースのために必要な大きな一歩なんだ。」という使命感を持って仕事ができていたなと思います。他のメンバーも、このプロジェクトの重要さがわかっていたからこそ、オーナーシップを強く発揮して取り組んでいたように感じます。


平井:万谷さんは、フロントエンドエンジニアの立場としてはいかがでしたか?

万谷:私たちフロントエンドチームは、メインとなるWebのホストダッシュボードがフルリニューアルな上に、小林さんも話していた通り、ホスト向けアプリも、ゲスト向けアプリもデータ構造の変化に合わせて修正する必要があり、チームメンバ総動員といった感じでした。開発ボリュームは大きかったですね。

ただやりがいはあって、デザイナーやビジネスサイドとも協力して、どう最高なものを作るかということを話し合い、その目的に最短で達成するために新しい技術なども積極的に取り入れました。結果として細部にまでこだわったベストなものができたと思っていますし、色々とチャレンジができたプロジェクトでした。

平井:なるほど。具体的に伺ってもいいですか?

万谷:例えば、Webのホストダッシュボードでは、要望の多かった売り上げデータがダウンロードできる機能をつけたり、カレンダーをより分かりやすく表示するようにしたり、既存の機能を守りながらも、様々な新機能の搭載や改善を行いました。あとはこの2年間で、PCだけではなくスマートフォンの利用も増えています。これまでホストダッシュボードではスマートフォンの表示に一部のみ対応していましたが、全機能で対応し、そういった使われ方の変化に対応しました。


リニューアル後のホストダッシュボード。知りたいことややるべきことにいち早くたどり着けるような仕様になりました。

平井:要望のあった、新たな機能がたくさん追加されたのですね!

万谷:そうですね。あとは開発工程の話だと、デザインにAtomic Designを取り入れたことは大きかったですね。最初の導入には手間も時間もかかりましたが、デザイナーとも相談を重ね、今後長期的にサービスを成長させる基盤を整えるために、デザインについても一から整備しました。

また技術としては、もともと使用していたReactに加えて、SPACEMARKET STAYで使い始めたReduxを採用しました。特にホストダッシュボードはデータの入出力が多く、スペース情報の編集や予約に関する表示や操作など、できるだけ汎用化して使いたいという思いでReduxを使いました。この部分はまさに狙った通り、1つのスペース編集フォームを様々なページで使いまわしたりと、非常に楽になりました。

平井:なるほど。しかし多忙なスケジュールの中で、新しい技術の導入は大変だったのではないですか?

万谷:確かに大変ですし、正直リスクもたくさんあります。しかし、ここはスペースマーケットのエンジニアの特徴なのかもしれないんですけど、自分たちが最高のサービスを作るために、新しい技術は積極的に導入していこうという、という雰囲気が強いです。そういった興味が強いのは、新しい技術を使えるようになることで、エンジニアとして成長していきたいという考えが皆根底にあるからだと思います。スペースマーケットでは、技術選定をマネージャーやメンバー関係なくフラットに意見を出し合って決めるので、その辺りの決定に関しての裁量の大きさもモチベーションに繋がっていたのかなと思います。

ホストからの好反応、しかしこれはあくまで、新たなスタートにすぎない

平井:実際にリニューアルをして、数字としての結果、ホストからの反応などはいかがでしたか?

貝塚:まず、目標としていた初期登録からの公開率の数字が大幅に向上しました。ホストの離脱率を減らしたいという一番の課題に対してここまで如実に数字に現れたことは、まずは一つ大きな成果だったと思っています。既存のホストからも、本当に使いやすくなったという意見を多数いただきましたし、またこういった大々的なリニューアルを行った後というのは必ずマイナスな意見も出るものなんですけど、今回はそういったものがほとんどなかったんですよね。いいものを作ることができたということを、ホストの方に評価いただけたように感じました。

平井:ありがとうございます。小林さんは、技術側からはいかがですか?

小林:2年前に旧ダッシュボードを作った時は、エンジニア1人で3ヶ月ほどかけて開発したのですが、早くホストに価値を届けるためにリリーススピードを優先したため、技術的負債をある程度残してしまう葛藤がありました。もちろんあとで負債を返しやすいように仕様の先読みはしていましたが。

今回のリニューアルでデータベースの構造を刷新できたことで、貝塚さんも言うように、今後のサービスグロースの基盤を作ることができたと思っています。大規模なリニューアルは、過去の負債を一気に返済するチャンスなので、その部分をしっかり達成できたことは大きな意義がありましたね。

また今回のリニューアルは、たくさんのメンバーが関わりそれぞれの知識や技術を生かし、今後長期的にスペースマーケットを成長させるためにやりたいこと・やるべきことが全て実行できたと感じています。そういった部分でも、この2年間で本当に優秀なメンバーも増え、組織としてもサービスとしても圧倒的に成長していると感じられました。それは本当に嬉しいことですね。

プロダクトサイドのメンバー。新しい優秀な仲間がどんどん増えています!

今後も最高のサービスを目指し、我々自身も学んでいく

平井:最後に、今回の受賞の感想と、今後に向けてのお話を教えてください。

貝塚:2QのMVP賞をいただいたことは、プロジェクトの意義を会社としても認めていただいたということで、純粋に嬉しかったです。メンバー全員に改めて感謝したいなと思いました。

ただ今回達成したのは新規ホストに対しての公開率の数字のみだったので、次のステップとしては、新しいダッシュボードをどう使えば収益をより上げていけるかなどのノウハウをため、それをきちんとホストに共有し、スペースマーケットを使って幸せになるホストをどんどん増やしていきたいです。このリニューアルはまだまだスタートだと思うので、ホストにとってなくてはならないサービスにしていくためにも、我々自身が考えて学び、ナレッジを蓄積していきたいです。

小林:期間やリソースは壮大でしたが、それでもこれだけのボリュームのものを最後まで妥協せずにやり切れたのは、メンバー一人一人がオーナーシップを発揮し、それぞれの立場でできることのベストを尽くしたからだと思います。今後はゲストのダッシュボードリニューアルも控えておりますが、今回のプロジェクトから学び、次回もやり切っていきたいと思います。


貝塚さん、小林さん、万谷さん、ありがとうございました!!

3名にお話を伺い、改めてこのホストダッシュボードリニューアルの意義を感じられました。またその達成の背景には、たくさんの社員がオーナーシップを発揮した活躍があったのですね。

この他にもまだまだエピソードはあるかと思いますので、もっと話を聞いてみたい!という方、こんなメンバーと一緒にサービスグロースさせたい!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ以下から話を聞きにきてください。

では本日はこの辺で!またよろしくお願いします!

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