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不安を抱えながらもベンチャーへ。人事で働く東大生の就活といま。

記事に興味をもっていただきありがとうございます!
サンブリッジ23新卒の内定者で、現在人事部でインターン中の松田と申します。

インターンを始めてから約3か月、すでに様々な業務に挑戦してきました。未経験の仕事で成果を出すために日々奮闘しています。そんな私は1年前、就職活動でかなり苦労しており、また新卒でベンチャー企業に入社することにためらいを感じていました。

それでも「この先のキャリアは自分次第!」とサンブリッジに入社を決意して、現在に至るまでの私の経歴をお話ししたいと思います。


全力で楽しんだ大学生活

私は東京大学経済学部に在学中の4年生です。中高は東京の駒場東邦という私立一貫校に通っていました。東大は1,2年生のキャンパスが駒場という渋谷近くの地域にあるので、中高と合わせて8年間も同じ場所に通い続けていたことになります。(高校卒業後、1年間お茶の水に通いましたが…)

そんな経歴なので、大学に入っても何かが大きく変化したという感覚はなかったですね。コロナ前までは、クラスメイトやサークルの仲間たちと遊びまわっていました。「男子校7年目に突入したのかっ⁉」ってくらい女性とのかかわりは薄かったものの、とにかく楽しい日々でした。

大学生活の後半は、4年間続けていた空手サークルの活動に打ち込みました。基本的に好きで続けていたことなのですが、最終学年で主将を務めたときはさすがに大変でした。「目的がバラバラのメンバーをまとめるのってこんなに難しいんだ……」と痛感しました。

振り返ってみても特別なことは何もないなと感じるのですが、自分としては後悔のない大学生活です。

ビジネスなんてさっぱりわからないのにベンチャーなんて……

さて、そんな大学生活だったため、何の準備もないまま迎えた就職活動。
3年生の夏ごろ、就活を始めた当初は会社のネームブランドを気にしていました。今まで真面目に将来を考えてこなかったので、ブランドくらいでしか判断できなかったです。それに、「有名企業に入れば、周りと同じくらいのキャリアは保証されるだろう。」と、進学校から東大を受験した時と同じような思考回路でした。

ただ一方で、いわゆる日本型の大企業に“就社”するのは向いていないなとも感じていました。
「いま目の前のことを一生懸命やる」ことが好きなので、大企業に入れば時間軸の長さが障害になるかもしれません。それに社内政治も向かなそうです。母から「あなたに内申点なんて無理だろうから進学校を受験させた。」と言われるくらいなので、昔からお利口さんではありません。サークルでは、団体の方針を巡ってたびたび年配の指導者と衝突していました。

考えてみると、型にはまりたくない自分の性格はベンチャー企業にマッチしそうです。
「話を聞くのはタダだし」と思って、2月からエージェントの紹介で何社かの選考に参加しました。次第に「スピード感があってフラットなベンチャーのほうが自分に合うのでは?」と感じ始めましたが、ビジネスの経験がないまま実力だけで生きていく環境に飛び込むことにはためらいがありました。

大きく考えが変化したきっかけは、第一志望の大手企業に落ちてしまったことです。なんだかんだ言いつつ、就活時の最大の目標でしたし、選考対策にも時間をかけていたので、当時はかなり落ち込みました。しかし、立ち止まっている時間はありません。良くも悪くも目が覚めたというか、自分が本当に大切にすべきは何なんだろうと考え直すきっかけになりました。

やりたい仕事が見つからない中、大手企業に入るのは無難です。ベンチャーの環境は魅力的ですが、実力をつけて自立しなければいけません。まだまだ悩んではいましたが、このあとの就活はもっと自分の気持ちや適性に向き合おうと心に決めました。

自分のキャリアは自分で決められる人間で“ありたい”

当初SIという業種にはまったく関心がありませんでしたし、「事業会社のほうが良いな~」とぼんやり考えていたのですが、選考を通じてサンブリッジの環境が自分にマッチしていると思うようになりました。

最終的にサンブリッジの内定を承諾した理由は大きく2つあります。

まず1つはチームで成果を出すことへのこだわりを感じたことです。
メンバーがチームのことを考えていない組織は成長できないと思います。空手の主将を務めていた時は、部をより良くするために新しいことをあれこれと考えていました。

「新入生勧誘のために新しいイベントを企画しよう」
「部室の物品を整理しよう」
「コロナでもできる練習メニューを考えよう」

やるべきことはたくさんあるのですが、これをチームでやるってなかなか難しいんですよね。だいたい言い出しっぺとか一部の人に仕事が偏ります。部活でチームの意識を統一する難しさを痛感していたからこそ、企業選びでも社員の会社に対する意識を見ていました。

その点、サンブリッジは「チームで仕事をする」という考えが浸透している印象を受けました。オフィス見学で社員とランチをご一緒した際は、ほかのメンバーの話題がよく出てきましたし、私自身の話にも真剣に耳を傾けてもらえました。また、会社の課題点も率直にお話しいただけたことで、メンバーのサンブリッジに対する関心の高さが伝わってきました。

2つ目は、最後まで自分に判断を委ねてもらえたことです。
いろいろと悩んだ末のことなので、直感的な理由になります。

サンブリッジの選考は自分の都合でずいぶん引き延ばしてもらいました。人事の役員に、生煮えのキャリアプランをうだうだと話していたところ、

「ろうそく1本の何もない部屋で考えてごらんよ。あなた自身はどうしたいのか。」と言われてしまいました。

ほかの会社で、「若いうちはこうしたほうが良いよ」とキャリアのアドバイスをいただく機会はありましたが、ここまでシンプルに判断を委ねられたのは初めてです。具体的にアドバイスされなかったことで、逆に自分の意思でやってやろうという気持ちになりました。

“やりたい”ことは最後まで見つかりませんでしたが、自分のキャリアは自分で決められる人間で”ありたい”と思ったのです。

インターンが採用活動⁉

サンブリッジでは若手が重要な業務を任されます。それが未経験の仕事だとしても自分の頭で考え、ほかの人に相談しながら、責任をもってやりきらなければいけません。

例えば、インターン3か月目の私は現在、新卒採用関連の業務に携わっています。面接経験のない事業部のメンバーに向けたマニュアルづくりです。これまで新卒の面接は人事部が行っていたので、ノウハウはあってもわかりやすくまとまった文書はありませんでした。そこで私がマニュアルを整備することになったのです。

私自身面接担当としては半人前ですが、面接同席の経験や人事部で学んだことを踏まえ、“伝えるべき情報”を洗い出してまとめていきます。本当に必要な情報を見極めるのって意外と難しいんですよね。「これを読んだ人がどう行動するだろう?」と問い直し、何度も修正しました。

また、依頼した上長にもはっきりと完成図があるわけではないので、認識をすり合わせながら、最終的にフォーマットから内容まで大部分を私が一から作り上げました。サンブリッジでは自分の意見を筋道を立てて説明すれば、きちんとそれが反映されます。

成長途中の企業だからこそできること

サンブリッジはSalesforceのパートナー企業として長い歴史と数多くの実績をもちますが、人が育つ組織”として成長し始めたのはここ数年のことで、今後ますます制度や環境を充実させていく必要があります。

そのため、年次にかかわらず自らの意見・経験を他者に共有することが重要であり、場合によってはそれが会社の標準になっていくこともあります。マニュアルづくりがひとつの例です。

私は大学で4年間サークル活動を続けるなかで、「組織とは新たなメンバーを受け入れるだけでなく、受け入れたメンバーによってそれ自体も変化するものだ」と実感しました。変化の早いベンチャーでは、新卒が学びながらも会社に確かな貢献をします。

近いうちに社内講師(※週1回、社員が講師になって、自分が学んできたことをテーマに全社員に対して講義する。)にも挑戦したいですね。80名の社内でも特に少人数の人事部で働ける機会は貴重なので、これまでの業務経験や知識を共有することで、自分と会社の成長につなげたいです。


最後までお読みくださりありがとうございました。サンブリッジに関心をもっていただけたなら、ぜひ一度お話ししましょう。

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