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司法試験10年間頑張ったけどWeb業界きちゃいました
テキパキと仕事をこなし貫禄がある横山さんですが、実はまだTAM歴2年目。
元々は弁護士を目指して10年間司法試験の勉強をしていたのですが、司法試験を受けられる最後の年(受けられる回数に制限があるようです)になり、社会人として働きたいという気持ちが爆発したことがきっかけで、就職活動をすることに。
結果、最後の司法試験に受かっても受からなくてもTAMで働こうと思ったそうです。
ー「社会人として働きたいという気持ちが爆発した」のにはどういう経緯があるんですか?
「やっぱり‟親のスネをずっとかじっていると10年間実感しつづけていたから”ですね…
両親に助けてもらった感があったんです。だから早く働きたかったんです。10年間ずっと辛かったので。ずっと両親は「あなたの司法試験は、あなたの挑戦でもあり、私達の挑戦でもある。あなたがやりたいと思う限り、最大限の補助はし続けるからあなたの好きなことをやりたい通りにやりなさい。」とずっと言ってくれていたのです。嬉しかった反面、すごくプレッシャーでした。だから、両親の命は私より少ないので、可能な限り早く両親に恩返ししたいと思っていたのです。10年経って司法試験終わり=働かなきゃ!!!というよりは、ずっと試験中も働きたい願望はあって、でも試験に受かりたいから我慢していたっていうのが大きいと思います。だから、「今年で終わりや!やっと働ける!!!」と思ったって感じが「爆発した」という表現になったのだと思います。」
ー応援してくれるからこそ、早く自立して恩返ししたいって気持ちが大きかったんですね。でも10年間勉強し続けていたら、普通なら法律関係に就職するのに、法律に縁もゆかりもないWeb業界を選んだのは何故ですか?
「今後Webが絶対必要だと思ったのでWebを活用するためのスキルをつけたかったんです!あと、お付き合いしている方が弁護士で最近自分の事務所を立ち上げたのですが、事務所のWebページを作りったりして、Web担当として私も何か役に立ちたいと思ったのきっかけですね。」
ーディレクター職を1年してみて身に着いたスキルはなんだと思いますか?
「スキルについては本当にまだまだで、もっと出来るようになりたいと思う毎日です。でも、この1年間目の前にある仕事をこなして来て、仕事に対しての心構えや責任感をつけられたと思っています。後、Web制作・開発の流れやどういう知識があれば進みやすいかなどはわかるようになりました。
逆にコミュニケーション能力はもっと高めたいと思っているスキルの一つです。元々人が好きでよく話すタイプなので、コミュニケーション能力が高いと思っていたのですが、現場に出てもっと磨かないといけないなと感じました。」
ー私からすると十分高いと思うのですが、具体的にどういう時にそう感じられたのですか?
「小栗さん(リーダー)とクライアントさんの所に行ったときですね!小栗さんは、人の言いたい事の芯の部分を捉えるのが上手いんです。例えば、人が悩んでいるときに、「これってこういうことですよね?だったらこうした方がいいですよ」って相手の言いたいことをし捉えて、本質に対しての解決策を出すことができるんです。なので、今の目標は相手の足りない部分を埋められるようなコミュニケーションを取ることです。」
ー現場で必要なコミュニケーション能力を今後つけていきたいということですね!逆に楽しいなと思うときはどんな時ですか?
「制作の上流部分をしているときは楽しいですね~。例えば、どういう企画・提案だったらクライアントさんに響くのかとか。何よりも人と話すのが好きなので、クライアントさんと話しているときが楽しいです!それでクライアントさんに「ここまで考えてくれるプロダクションやエージェンシーはないよ」って言われると凄く嬉しいです!」
ー「あなたで良かった」って言われるのが一番のモチベーションですよね!そんな横山さんの今後のキャリアプランを3年後、5年後でお聞かせください。
「3年後は私にしかできない仕事をしながら、子育てと仕事を両立させている女性になりたいです。5年後は、もし子供がいたとすれば小学生くらいなので、その頃には家庭を優先できる地位をつけておきたいです。例えば、今日子供の授業参観なんですって日に「横山はいつも頑張っているから休んでいいよ」って思ってもらえる地位と仕事の確立をさせておきたいです。」
ー‟子供を優先できる環境”じゃなくて‟子供を優先できる地位”なんですか?
「これはとある先輩のアドバイスなんですが、「地位がある人はこの人にしかできない仕事を持っているので、会社には必要な人材。だから家庭を優先できるようになっていく」と。後、環境が軸だと周りに左右されてしまうので、そうならないためにも自分がしっかりと地位を確立したいなと」
10年という長い間勉強に費やしてきたからこそ、会社の中で重要な人材になって行きたいという意思の強さが表れていました。
今後TAMの中で女性キャリアのローモデルとなっていくことに期待です!