Tokyo Artisan Intelligence株式会社(以下:TAI)で、フィールドアプリケーションエンジニア(FAE:日本語で技術営業)として活躍するM.Nさん。試作・製造から、納品・現場検証まで幅広い工程に携わり、お客様との対話を通じて製品改善や提案を行っています。今回は、M.Nさんが担う役割や、TAIでの日々の挑戦、そして未来に描くビジョンについてお話を伺いました。
プロフィール
M.N:FAE
- 2022年、情報系の大学を卒業。エンジニアとして技術を学びながらキャリアをスタート。
- 2023年、エンジニアリング業務からFAEへ挑戦し、製品の試作から製造、納品、現場検証までの全工程に携わる。
- 2023年11月、TAIに入社。FAEとして、クライアントの課題解決や製品改善の提案に尽力。
- 趣味は筋トレとゲーム。中高でラグビーをしていた経験があり、体を動かすことがリフレッシュ方法。休日は友人との時間やゲームを楽しんでいる。
FAEの現場で形にする仕事
Q. TAIでの具体的な役割について教えてください。
私はFAEとして、製品の試作や製造、納品、そして現場検証まで携わっています。お客様の課題を直接ヒアリングし、そのニーズに応じた製品改善や提案を行うことが主な業務です。
製品の試作段階では、部品の選定や配置を検討し、細部まで作り込んでから製造へと進みます。製造時には、ハンダゴテを使って細かい部品を組み立てたり、製品の外装部分(筐体)の中で配線を整えたりすることもあります。その後、現場に製品を持ち込み、実際の利用環境で動作検証を行います。利用者の視点に立ち、製品がどのように使われるのかを考えながら、最適な形を追求しています。
Q. TAIのFAEの魅力はどのようなところですか?
製品の試作から製造、納品、そして現場検証まで、一連の流れを全て経験できることが、この仕事の大きな魅力です。完成品が形になり、現場で活用される様子を見届けることで、やりがいを感じます。
また、現場対応では、製品が実際にどのように使われているかを確認できます。期待通りに動作したときの達成感や、お客様の喜ぶ姿を直接見られるのは大きなモチベーションです。時には想定外の課題が発生しますが、それを乗り越えて、お客様に満足していただけた瞬間は、特別な達成感があります。
Q. 印象に残っているエピソードはありますか?
納品後にお客様から「この製品のおかげで作業がスムーズになった」と感謝の言葉をいただいたときは、とても嬉しく思いました。製品が単なるツールとしてではなく、仕事を支える重要な存在になっていることを実感しました。このように、自分の関わった製品が、お客様の現場で価値を発揮しているのを目にすると、やりがいを一層強く感じます。
写真:ロボット開発のためにお客様の工場にてロボット講習会に参加してロボット操作資格を取得しました(右)。フィールドワーク試験で無線通信の通信状況をチェックする作業に従事しました。筐体は私が自分自身で開発したものです。自分で開発したもをお客様の現場で使ってもらえるのはやり甲斐があります(左)。
TAIで働くリアルな1日と現場での学び
Q. 1日のスケジュールや働き方について教えてください。
出社時間は9時から10時の間で、比較的柔軟に決めています。退社時間も、業務の進行状況に応じてキリの良いところで終えるなど、自分のペースで効率良く働ける環境です。
出張が発生する月もあります。例えばある月は、ほぼ1ヶ月九州に出張し、会社に戻ったのは3日間だけということもありました。一方で、出張が全くない月もあり、案件やクライアントのニーズに応じて働き方が大きく変わるのが特徴です。
ランチタイムは短時間で済ませるスタイルを取っています。白米を持参し、コンビニやスーパーでおかずを買うことで時間を節約しながらリフレッシュしていますね。
Q. 現場対応では、中原社長と連携することもありますか?
はい、中原さんは本当に現場が好きな方で、同じ案件でも積極的に現場に出て、直接対応する姿勢には驚かされます。例えば、製品が現場でうまく動作しないトラブルがあった際、中原さんが短時間で原因を突き止め、解決策を講じて状況を立て直したことがありました。そのスピード感と的確さに中原さんの技術力の高さを感じ、私自身大きな学びになりました。
中原さんと現場での対応を共にする中で、技術力だけでなくリーダーシップや対応力を学ぶことができるのも、TAIの大きな魅力だと感じています。技術者として、その道の第一人者の隣で学べる環境があるという点はとっても魅力的なことだと感じています。
一緒に未来を創るTAIの可能性
Q. TAIでの目標を教えてください。
TAIをもっと大きな会社に成長させることが目標です。スタートアップならではの柔軟さやスピード感を活かしながら、これまでの現場経験や展示会で得た手応えを基に、さらに多くのお客様にTAIの技術を届けられるよう尽力していきたいです。
TAIではこれまで主に鉄道関連のプロジェクトを手掛けてきましたが、最近では店舗設備や異なる業界の製品開発にも取り組んでいます。新しい分野に挑戦することで、それぞれの業界特有のニーズや課題を学びながら、自分自身も視野を広げて成長できています。
技術面でも、TAIでは新しい技術を積極的に取り入れることが推奨されています。これまでの知識にとらわれず、最新のツールや技術を用いて製品の精度や効率を向上させることに挑戦しています。このような環境で働くことで、エンジニアとしてのスキルを常にアップデートできるのが魅力です。
Q. TAIで活躍できるのはどのような人ですか?
自分のアイデアや発想を積極的に提案し、それを形にしていきたいという意欲を持った方には、この環境がとても合うと思います。特に、新しいことに挑戦するのが好きな方や、探究心や柔軟な発想を持っている方にぜひ仲間になっていただきたいです。
TAIは成長中の会社なので意見やアイデアが反映されやすいです。新しい分野や技術に挑戦することが、会社全体の成長にもつながっています。自由な発想で取り組みたい方や、自分自身も会社と一緒に成長していきたいと思っている方にとって、TAIは理想的な職場だと思います。
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TAIでの日々の挑戦や、FAEを通じて得られるやりがいを感じていただけましたでしょうか?
私たちは現在、FAEやエンジニアリングに情熱を持つ新たな仲間を募集しています。
自由な発想で技術と成長を追求する環境で、一緒に未来を創り上げていきましょう!